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なんとなく一体化

 大雪の候、風が冷たくなって参りました。ご自愛くださいませ。ネットの政治番組で、司会者がある政党の代表の方へ、離党者が多いからガバナンスをもっと強化したらどうかと言う場面がありました。なんで離党するのかは、次の選挙で党から公認がもらえなさそうとか党勢のかげりから勝てないだろうという理由らしいです。離党するときは経緯にもよるでしょうが党から除名扱いになります。特に比例で当選した場合は議員辞職をするのが筋ですが多くの人は移籍するなどしてそのまま議員でい続けるため問題になっています。合気道の場合は師範から合気道を教わりに皆が道場へ来ているわけですから、それがすべてです。厳しく見たら私達全員アウトになってしまいますが…稽古ができる環境に感謝して、お互い気を遣って労わりながらやっていきましょう。忘年会お疲れ様でした。 12月6日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)呼吸法、③諸手持ち(転換)呼吸法、④後ろ両手持ち呼吸投げ、⑤諸手持ち(転換)呼吸投げ、⑥二教入り身投げ、⑦二教呼吸投げ、⑧正面打ち一教おさえ込み、⑨逆半身片手持ち(内転換)四方投げ、⑩胸取り(内転換)四方投げ、⑪逆半身片手持ち(転換)呼吸投げ、⑫後ろ両手持ち一教おさえ込み、⑬天地投げ、 背伸びの運動 など ②止めない(投げようとして流れを消さない)(体全体の力) ③感じるのは持たれたところにこだわるのではなくもっと外側(渦) ⑤渦を止めない ⑥⑦ 乗り越える ⑧山を越える ⑨技をやろう捻ろうとして消さない。撫でる、擦るように→自分の中心になる ⑩なんとなく一体化 ⑪(糸をピンと張る) ⑫(渦に巻き込む) ⑬ ④を上下に分ける ➡合気ガールより:あやとり

振りかぶる

 京都でも初雪が降りましたね。いよいよ冬本番、皆様お加減はいかがでしょうか。先日八瀬の紅葉を観に行きました。散りゆく紅葉は侘しくてなんとも言えない風情があります。滝の音と冬の空気に心が洗われるようでした。比叡山の麓、山と渓谷の織りなす八瀬の地は、かつて大海人皇子が壬申の乱で追った背中の矢傷(矢脊)を釜風呂で癒された保養地だったそうです。もみじの小径は斜面一体が落ち葉で埋め尽くされ、水面に浮かぶ紅葉に風に吹かれて降る紅葉、見上げれば樹上にも…。落ち葉の上にある色とりどりの紅葉がお菓子の吹き寄せそのものでした。吹き寄せは冷たい風に吹き寄せられた木の葉や木の実が同じ場所に留まる情景を表しています。水の流れの弱いところは押し寄せられた落ち葉が溜まり、流れのあるところは表面の紅葉が動いていることで、弱い流れで一見止まっているようでもその先へ続いているのがわかります…。 12月4日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③諸手持ち呼吸法、④(転換)一教おさえ込み、⑤四方投げ(裏)、⑥呼吸投げ、⑦入り身投げ、⑧自由技、⑨三教おさえ込み など ③振りかぶる。(腕で持ち上げず)指先から。相手に押し込まれて肘が曲がるのではない ④ ③→転換。技というより振りかぶる稽古をする ⑤相手がどこにいるのか。相手を誘導して進んでいるならそれでよいが、そうでないなら相手の肩の後ろになるよう捌く位置が変わる。相手との位置関係に注意する ⑥振りかぶる(→横)投げようとするのではなく膝を緩める(高低) ⑦手で払うのではなく常に自分の中心にある ⑨四教のように捻り上げられた場合。肩の力を抜いて前後に振って相手に回転を伝える ➡合気ガールより:自分の為に感じる/足踏みはやさしく、腰は沈む

ストン

 師走となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。今年の流行語大賞が決まったそうです。さすがに「ペルソナノングラータ」はノミネートされてなかったですね。私自身も総理が「ガラスの天井」を一つ破ることができたことで「勇気づけられた」ひとりですが「ガラスの天井」の先には「ガラスの崖」があるらしく、組織の危機、いわば失敗しやすい状況の時には女性がリーダーのポジションにつきやすいとされる現象だとか。そして実際に失敗してしまうと「だから女性はリーダーに向いていない」という偏見に繋がるとも言われているそうです。私見ですが、誰もやりたがらない、やると損をするような状況下で男性がいなくなると女性の中で火中の栗を拾うような責任感のある行動を取る傾向にあるのかもしれません。反対に限界突破して発展していくには男性の中の一部にいる良い意味でネジの外れた人が常識にとらわれず行動することがきっかけとなると思います。瞬間的にエネルギーを放つにも、持続するには全体で偏らないバランスが大事。私も稽古して稽古して稽古して参ります! 12月1日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②諸手持ち(転換)呼吸法、③一教おさえ込み、④逆半身片手持ち(内転換)呼吸投げ、⑤四方投げ(表/裏)、⑥入り身投げ、⑦小手返し、⑧突き(転換)呼吸投げ/三教おさえ込み、⑨天地投げ、⑩(座技)正面打ち一教二教おさえ込み、⑪正面打ち呼吸投げ、⑫座技呼吸法 など ②固めない。伸ばす ③引っ張らない(中心に集める)②相手の状態によっては一教になる ④使い切る(詰まったら反対側、他を使う) ⑤ストン(刃筋が伸びる) ⑥手ほどきは色々やり方がある(一体化する) ⑦上げ(て戻ら)ないようにする(切り返し) ⑧深く、中から ⑨広げる ⑩(止めずに螺旋)包み込む ⑪(スッスッストン)(中心を捉えて広げていく) ➡合気ガールより:肚が動けば軸ができる

誘導する

 武道センターの紅葉が燃えるように染まりました。皆様お変わりありませんでしょうか。今年も残すところあとひと月となりました。早いものですね。 "Letting myself be carried by gravity, gracefully and naturally"- this is my theme for this year.  I was easily distracted by other things and couldn't make much progress.  But I think I've finally made it to the beginning.  I want to continue pursuing it not just this year, but on an ongoing basis.  The theme is profound, so this year was a year of exploring how I could express and incorporate it myself.  For now, I am confident that this direction is the right one for me.  So even though I'm not good yet at using my body, I'll continue to pursue it.  More freely! 11月27日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③両手持ち(転換)一教おさえ込み、④側面入り身投げ、⑤回転投げ、⑥四方投げ、⑦自由技、⑧背伸ばし、⑨呼吸投げ など ③転換して詰まらないように(誘導)する  演武は普段の稽古の成果を発表するので技に特化して良いだろうが、稽古はそうではなく例えば導く、誘導するといったことを掘り下げていく。また、一つの技だけでなく他にどのような技へつながるか等をかんがえる。 ④相手と同じ方を向く。両手は分ける。投げに特化するのではなく反対側の手に注意する ⑤(相手を誘導して自分は相手の進んできていない方へ捌く) ⑥(相手が回ってきたところで下からきめる形に) ⑦※かんがえたことをす...

自分の前に出す

 『かしこくも神のめぐみの數そへて植うるさなへに見ゆる豐年』ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。11月23日は新嘗祭でした。そして翌日の振替休日には難波で合同稽古会が開催されました。滑らす、ずらすをテーマにスキのない動きについて稽古しました。反復稽古についてのお話があり、私はまだまだ修行が足りないなと実感しました。そして先生としたら、稽古に稽古を重ねたらどうなるかっていうのをその肉体?を通じて思い知らされました。私が技をしようとしたら反対に先生に巻き込まれていたのです。人の可能性というか、未知の領域を垣間見た瞬間でした。稽古前にパワースポットでお詣りした甲斐がありましたよ。なのに私ときたらその後てっきり合気道談義を忘れていたのです…!次こそは必ず。 11月20日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③後ろ両手持ち一教おさえ込み、④背伸ばし、⑤四方投げ、⑥入り身投げ、⑦小手返し、⑧自由技、⑨十字投げ、⑩座技呼吸法 など ③相手を自分の(後ろから)前に出す。 相手が回り込んでくるので一歩出す。肩の位置はそのままで一歩下げて密着する。手を前に出すのではなく腰の位置を下げることで同じ状態にする。 ④ ③から一歩出す。上下に分けて相手を仰向きにする。受けは出来るならブリッジ→受け身 ⑤ (④から背中を出す) ⑥ ③から前に一歩出せそうにない→(振って逆回転、前後) ⑦ 後ろにも行けない→(相手と一体化して)腰の回転に合わせて後ろで小手を取る ⑨(相半身片手持ちの状態で)相手に止められた→中心とつなげて前へ出す。出てきたところに当身(相手は防ぐ→技) ➡合気ガールより:見えない部分を感じる力を養成する

すり上げる

 落ち葉の降り積もる季節となりました。皆様ご機嫌いかがでしょうか。(前回の続き)合気道部の周年行事である演武大会で、わりと先輩方からご好評いただいたのですが、それは私が諸先輩方も習われた流れるような大阪合気会の合気道を演武でしていたからということでした。確かに、卒業後合気道を大阪合気会に所属して今なお続けられているのは稀有かもしれません。しかも私は師範に直接指導を受けているので更に貴重な存在です。部については歴代の監督が現役部員を支えて下さっている歴史があります。今回の演武会にしても前監督が実行委員長として采配を振るわれ一人で何役もこなされていました。そして、私の方も自覚的にコミットすることが求められますから、身の引き締まる思いであります。 11月17日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)呼吸法、③(内転換)一教呼吸投げ、④正面打ち(内転換)一教おさえ込み、⑤四方投げ、⑥両手持ち呼吸投げ(天地投げ)、⑦横面打ち入り身投げ、⑧諸手持ち呼吸法、⑨後ろ両手持ち小手返し、⑩座技正面打ち一教からの二教三教おさえ込み、⑪逆半身片手持ち呼吸法/(転換)呼吸投げ、⑫天地投げ、 背伸びの運動 など ②③体全部を使う。すり上げる ④ ③を正面打ちで(∞)上がったら下がる ⑤(④上/⑤下)らせんには変わりない ⑥(引き出す/下から入る) ⑦力は抜いていく ⑧軸、肚から ⑨無理やり引っ張っても取れない。腰の回転+ストン↓ ⑩ぶつからない。すり上げる ⑪結び ⑫(天/地両方で〇を描く) ➡合気ガールより:迎え撃つ

相手がついてくる/間を取る

 初冬の候、皆様お元気ですか。先日合気道部の昇段審査の受けのお手伝いに参加しました。多人数で数分間全力疾走し続けるのは年に一度の風物詩です。自由技は相手が何をするか分からないので緊張感がありますね。そして翌日は部の周年行事である演武大会がありました。自分の演武や師範の受けも適度な緊張感はありつつ落ち着いて動けたように感じましたが、後で映像を見たら師範がとにかくスゴイというだけのこと。師範は他と一線を画す圧倒的な存在感と迫真の演武をされ、それが何か、その場にいた私が言えるのは而今ということでした。今この瞬間だけに集中するということです。実は、今回この稽古の日に私は後の数日間を考えたら絶対しない方がよいことをしましたが、今となってはその時そうすることが私にとっては必要でした。後の数日間へつながったと思います。そして最後に、一番は、先生が故障したトイレの応急処置をして下さったのが最高にかっこよかったです。 11月13日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③肩取り面打ち(転換)一教おさえ込み、④四方投げ、⑤回転投げ、⑥入り身投げ、⑦三教おさえ込み、⑧自由技、⑨十字投げ など ③窮屈にならないようにする。狭くなれば(足を下げて)間を取る ④(触れたところが)くっついて離れないようにする。相手が出てくるように、同じ方を向く ⑤(④→足元へ)中心とつなげて体全体が下がるように ⑥(〇を描く) ⑦三教をしようとするのではなく相手がついてくるので三教ができる。(相手の)手首が肘より後ろになるように ⑨転換して逆の方へもう一度転換する ➡合気ガールより:捌きと手の使い方