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回転

 雨上がり桔梗の花が鮮やかに咲き誇っています。皆様お元気ですか。何年か前に外国の方が東京の合気会本部道場と大阪合気会の本部道場を比較して、東京は冷たくて大阪は暖かいという旨の感想を言っておられました。それは地域性もさることながら、首都と一般市(吹田市)の人口規模によるコミュニティの濃さの違いが背景にあるのではと考えます。吹田の場合は人口40万人程ですが本部という稽古時間や師範の多い環境は会員の持つ選択肢が多く、人口10万~20万人(宝塚市、三田市等)の一般市に比して寧ろ京都市(約145万人)のような政令市の道場と近い性質を持つ側面もあるでしょう。10~20万人程度の一般市ですと道場が顔の見える共同体である地域の家族的コミュニティとして機能しますが(家族ぐるみで通う)、政令市の場合は夫婦が同じ趣味コミュニティを持つ方が珍しく、道場には個人の内面的成長を求める傾向があります。私たちは道場の人を増やす取り組みを続け一定の効果も見られましたから、今後は定着に繋げたいところですよね。ポイントとなるのは、女性が安心して通える雰囲気や慣習つまり文化を作れるかというところでしょうか。 6月25日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③突き(転身)一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤呼吸投げ、⑥(転換)四方投げ、⑦角落とし、⑧(転換)呼吸投げ、⑨二教おさえ込み など ③(結んで)相手のいない方へ体を開く。払って相手を遠ざけない。技をしようとして手だけを見ない。触れているので見る必要はない。 ④開く(反対側が出る)→中心を捉える(自分は攻撃できる) ⑤相手の腕を振るのではなく回転(肘→肩が出る) ⑥(裏)相手の腕を持とうとせず肩の後ろへ捌く。肩を押し出していく ⑦(転回して流し一歩出すのを一息でする)腕で挟んで回転を伝える ⑧(腰投げの変形)その場で座る。接点から離れるのではなく当てていく ⑨相手の小指側から取り(肘極め様にして)二教へ ➡合気ガールより:どうやってするのかではなく、どうしてそれをするのか

歩くが如く

 短夜のみぎり、台風が来て雨が続きますね。お体おいとい下さい。さて、同じ言葉でも人によっては意味する内容が違うこともあるでしょう。「強さ」というと私はマッチョな、堅い、腕力的なものを思い浮かべます。だからそういうものを求めて稽古をしているわけではありません。しかし、合気道部の監督をするにあたって、合気道部を強い集団にすることを一つの使命と感じています。では、私の求める強さとは何かというと、しなやかさ、レジリエンスです。『やわらかく作ることで受け流す』昨年万博の日本館でときめいた展示のフレーズです。『自分がやわらかな存在になることで、相手の力に抗わず、抑えることで与えられた目的を達成する。天災の多い日本だからこそ生まれたものづくり。』弱さを知り、隠すのではなく逆説的に活用することで衝撃を吸収したり、自在にかたちを変えられる。水と同じ。それを追究した末に、芯の強さや一点の重みが出て来るのではないかと、目下修行中の身です。 6月22日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち四方投げ、③逆半身片手持ち(転換)四方投げ(裏)、④回転投げ、⑤呼吸投げ、⑥突き小手返し、⑦諸手持ち(転換)入り身投げ、⑧呼吸投げ、⑨相半身片手持ち一教おさえ込み、⑩横面打ち(内転換)四方投げ、⑪相半身片手持ち(転換)三教おさえ込み、⑫天地投げ、 背伸運動 など ②歩くが如く進む。それを1回でしているだけ ③(転換→座る→半身半立ち)触れた時には崩している ④(③→回転投げ/座らずに下からストン→転換)体捌きで結んで斬っちゃう ⑤足を下げる。小手返しの動きの鍛錬にもなる ⑥最初にトンと当てる。片方だけでやろうとしない ⑦手は肚の前 ⑧(相半身片手持ちのパターン、逆半身片手持ちのパターン×2)手元で落とそう、やろうとしない。バウンド、跳ね返りで詰まる。ストンと流す。目線は先に。姿勢。 ⑨ぶつかるのをいなす。もらう ⑩ストンと斬り下ろす。わっか(傾かない) ⑪たとえば逆半身でくぐろうとして無理に隙間へ入ろうとしても反対側が気になって行けない。ストン(斬って進む) ⑫手を合わせて上下に分ける。擦り合わせる。(杖) ➡合気ガールより:こもらずに、スーッと伸びていく

打たせ切る/重さを乗せる

 夏至を迎えました。皆様お加減はいかがでしょうか。自らの弱さを知ることは重要です。そういうわけで、絶対的な強さを知っていることはプラスになります。然しながら私達は相対的な世界で物事を判断しています。関係性を築く上で、若年層にはいかに舐められるかで対等に収斂するようしていたのですが、何かしら立場があるとどうにもならない部分があります。そうです、部の監督の件です。私は反体制側でいたいけれど、外形的に権力側と見做されるしかない。こうやって人は成長させられるんですね…。現役部員から学ぶ、教えられることが多いのは有難いですが、自分は役に立っているのかというと…。単純に人数という意味ではプラス1だから、それだけでもマシというところです。師範と部員の間の存在として、皆が師範のやっていることを自身で実現し得ると思えるようにいれたら良いですね。 6月18日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受身の練習、③正面打ち一教(裏)おさえ込み、④入り身投げ、⑤四方投げ(裏)、⑥角落とし、⑦回転投げ、⑧呼吸投げ、⑨(外転換)小手返し、⑩座技呼吸法 など ③止めずに打たせる。(受けも)止めずに体重を乗せてしっかり打つ。手打ちにならない。(一重身) ④(③→入り身転換)体を残さない(後ろ側で勢いに乗せる) ⑤(③→相手の肩肘が自分の前)相手の腕を払うわけではない。そのまま前に出れば呼吸投げになる位置 ⑥下へ落とそうと押さえたりせず、力を抜いて腕の重さを乗せる。接点を押すとぶつかる ⑦(③→相手がそのまま前に倒れるようにして返す) ⑧中に入らずその場で転換することで打たせ切る ⑨相手が動くか自分が捌いて抜けるかで間を取る。狭いと技が出来ない ⑩(自分が相手のどこまでつながっているか感じて)つながっているところを動かす ➡合気ガールより:体捌き/動きが目的化していないか

そのままの流れ/姿勢

 クチナシの花が甘く香る季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。G7サミットに先立ち、高市首相はローマのドーリア・パンフィーリ邸でメローニ首相と会談しました。メローニ首相は会談中終始笑顔でしたが、その後のG7でマクロン大統領夫人にハグされると露骨に嫌な顔をしたり、トランプ大統領が何か変な事をしたのかやっぱり嫌そうにスッと離れたり…と、嫌な事をされてもニコニコ忍耐の日本人女性の感覚とは全然違うので痛快です。嫌な事をされたときにこちらが嫌がっていると相手が認識することは、自分を守るためにも今後の関係にも重要です。喜んでいる筈だと勘違いする人もいますから。毅然とした対応と、行った事が不快なだけで本人自身を否定するものではないと示せると良いですね。女性、若年者、経験が浅い場合等は特に、稽古中に口で教えてくる人や不必要に触ってくる人等に狙われるリスクもあります。私の場合はそれらが二度と近づいてこないように直接対応していますが、いわゆるZ世代の若者は昨今…どこまで結果を予測しているのか間接的な方法を取って制裁を加えたりするからなぁ。Ganbaru!ボンラボーロ!(よい仕事を!) 6月15日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②相半身片手持ち(転換)入り身投げ、③逆半身片手持ち(内転換)一教おさえ込み、④四方投げ、⑤横面打ち(内転換)四方投げ、⑥相半身片手持ち(転換)三教おさえ込み、⑦正面打ち回転投げ、⑧入り身投げ、⑨諸手持ち(転換)呼吸投げ、⑩後ろ両手持ち一教おさえ込み、⑪両手持ち(転換)呼吸投げ、⑫突き小手返し、⑬座技呼吸法、 背伸運動 など ②∞ ③そのままの流れ。捻ったりしなくてよくなる。 ④おさえて結ぶ。わっか。流れ+高さ ⑤ストンと斬り下ろす。相手に引きずられ(前に倒れて)体が残りへっぴり腰にならない。姿勢。 ⑥ひとつの流れ。わっか(握って三教と思わずに)ストン!(当身)。膝頭に当てる ⑦⑧(ひきつけて、隙間に入る)入り身転換 ⑨(しっかり持つ→流れを活かす) ⑩(相手の持ちに来る流れを使う) ⑪さするように。中から。トンと当てる。鎬を削る ⑫(突きでも同じ)(姿勢) ⑬肚が動く。姿勢 ➡合気ガールより:全体の流れを見る/やわらかさが重さになる

何故その捌きをするのか

 芒種の候、皆様お変わりありませんでしょうか。先日お庭で採れた山椒を頂きました。爽やかな香りが鼻に抜けます。お昆布と炊いて佃煮にしました。次はちりめん山椒にしようかな。さて、今月の始めにフランスの先生の講習会に参加した際に自分の『一教』という概念を一度壊してみるというアプローチをしました。その経験は普段の稽古にも反映されたので、自分のものになっていけば、非力でも誰でもできるものになると思います。現段階での仮説ですが、体も見方も固まって自分が押し込むのと相手とつながる判別がつかなくなるより、フニャフニャでも固まらない方が未来は明るいでしょう。可逆性があるということは可能性があるということで。姿勢も変じゃないし。だから私が上達すればフニャフニャの女の子たちの活かし方(芯をつくる)が分かってくる筈だと考えています。稽古を続ければ外側はしっかりしてくるんですが。先生みたいに体格がよくてそうとは思えない柔軟で繊細な動きができる方が良いですけど、日本人ではあまりお見かけしないような気がします。 6月11日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③横面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤四方投げ、⑥呼吸投げ(角落とし)、⑦(転身)呼吸投げ(天秤投げ)、⑧小手返し、⑨(外転換)腕絡み など ③(中心を捉える)半身を替えずに(外へ)捌く。前足があさっての方を向かず、相手の方へ向いている。相手の攻撃は届かず、自分は攻撃できる。 ④ ③→入り身投げ。入り身して転換するか、そのまま投げるかはその時々の状況に応じて。 ⑤ ③→四方投げ。横面打ちの捌きは色々あるが、今どの捌きをしているか。何故その捌きをするのか。無理が生じていないか。 ⑥ (③→角落とし)中心を捉える。裏三角。正三角形の頂点。歪な三角形にならない。自分の足は相手の方を向いている。 ⑦体を開いて相手の攻撃は届かず自分は攻撃できるよう相手の肩が回転して出て来る。 ⑧(横面打ちの回転を使って足元へ導く) ⑨斜め後ろへ転換する(前方へ捌いて中に入らない) ➡合気ガールより:相手の腕を剣や杖に見立てる/トンと体ごと中心に当てる

伸び

 『紫陽花のよひらの山(やえ)にみえつるは葉越しの月の影にやあるらむ』ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。合気道は受けが重要だと思います。たとえば所属している道場で多くの人がそれを重要視していないとすれば、そういうものとして見過ごしてしまうかもしれません。しかし、講習会や合同稽古等他の道場の人と稽古する機会もあり、youtubeやSNS上には動画が溢れています。自分と何が違うのか、足りないのは何か…気付く機会はあるのです。それをいつ気付こうとするかはその人次第なので、無理やり自分の考えを押し付けたりはしませんが…迷惑なだけですから。合気道部の場合は他の部員と切磋琢磨し勝手に上手くなる場合が多いのですが、そういう環境でないのであれば、微力ながら、気付いていただけるようにサポートしたいですね。先は長い!一緒に頑張りましょう。それなりに苦労してきて良かった…かな? 6月8日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②③両手持ち(転換)呼吸投げ、④一教おさえ込み、⑤相半身片手持ち一教呼吸投げ、⑥呼吸投げ、⑦正面打ち入り身投げ、⑧一教、⑨呼吸投げ、⑩横面打ち(内転換)四方投げ、⑪相半身片手持ち(転換)三教おさえ込み、⑫座技呼吸法、 背伸運動 など ②(二刀流)乗せる ③今度は力を抜いて肚を当てる ④振る。斬る。伸び。手は三角形に ⑤大きく斬る。おさえることに変わりなし ⑥(体の回転→腕の回転) ⑦(相手を引き付けて吸い込む) ⑧引き出す。止めるのではない(中心をずらす)。肚で ⑨(十字に結ぶ)(拍子) ⑩ストン。斬り下ろす。受けはバタバタしない ⑪捌きは四方投げと同じ ⑫乗せる ➡合気ガールより:肚が動けば軸ができる

膝を使う

 梅雨入りして雨模様が続いていますね。皆様ご機嫌いかがでしょうか。先日、9月の講習会に先駆けてフランスの先生の講習会に参加しました。内容は囚われない心と理に適った働きを稽古しました。翻訳はありませんでしたが、合気道の場合自分の拙い英語力でもだいたいどういうことを仰っているのかは通じるものですね。それはフィリピン遠征で現地の方と稽古した時も感じたことでした。そういう縁や運のお蔭で、先生は私が英語がよくわからんと見抜いて取りをさせ日本語を多用し教えて下さる場面もありました。私の感想は、日本の先生方の稽古よりも普段の私のやっている合気道に近いものを感じました。先生が私を気にかけてくれたのは、おそらく日本人の中でも小さいということだと思います。 6月4日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③諸手持ち(転換)一教おさえ込み、④呼吸投げ(天秤投げ)、⑤(転換)四方投げ、⑥入り身投げ、⑦呼吸投げ、⑧座技呼吸法 など ③(振りかぶって)自分の手が額の前にくるが(無理に手を上げようとしても)上がらない→体を下げて手の前に額を近づけることで同じ状態になる。膝を使う。 ④親指を下へ(回転させて)相手の肩を出す。不十分であれば捌いて間を取る。 ⑤ ③+④ ⑥ ③→(肚) ⑦ ③~は自分の体を近付けたが⑦はその場で下がる(→相手が近付く)。※手は一緒に下げない。 ➡合気ガールより:剣が上がる