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なりきる/かんじる

 6月も終わりですね。皆様お元気ですか。茅の輪くぐりを致して、水無月をいただいて、これでもう夏は万全ですね。いざ奈良へ参りましょう!親に聞いた話ですが、合気ガールは初めての運動会のかけっこで、せっかく一番だったのに遅い子のところへわざわざ戻ってきて結局最後になったそうです。これは、皆で手をつないでゴールするのとは正反対の、まだ教育にすら染められていない子どもに八紘一宇が備わっていたということ。だから私が10年間キリスト教主義の学校に通って信仰心を持てなかったのは、既にあったからです。個人的な体験ですが、合気道を続けていなければ気付けたでしょうか。お稽古できるのはいつも先生や皆様のお蔭ですね。探し出してくれてありがとうという感じ…。だったらもう本来の姿を取り戻すというか思い出す旅路哉。 6月27日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち呼吸投げ、③(②を捌いて)、④諸手持ち転換呼吸投げ、⑤正面打ち 振りかぶって振り下ろす、⑥方向を変える(一教)、⑦捌きを入れる(一教/入り身投げ)、⑧諸手持ち(転換)呼吸法、⑨天地投げ、 背伸びの運動 など ②(天地投げの天) ・受けは感じる。肩でガードして止めない。肚(中心)でアースする。受けきる。 ③(足を入れ替えてくいこむ)手足が逆になる。そのまま足は出さない。肘をのばす。腰からいかなくても、自然と体が回る。(体捌きをちゃんとすれば間が詰まることはない) ・なりきる。受けも感じようとする。乗ろうとする。止めようとする試し合いをしない。我慢して踏ん張るだけが相手の為ではない。自分の為に感じる。感じることができればアウトプットできる。林檎が落ちるのを見るのではなく、自分が高いところから低いところへ飛び降りて重力を感じる。八百長ではなく、何%しか出来ていないというのもお互い感じることができる。 ⑤吸い取る、吸収する。振りかぶって振り下ろす。真下にくるのでちょっと押す。 ⑥相手はついてきて浮いたら戻りたくなる。戻ってしまえば物の状態。浮いているのが空の状態。空のときに方向を変える。掌、手刀で。 ⑦(内側か外側に)捌きを入れる。 ・辞書の上に万年筆を置いても分からないが、紙切れ一枚の上なら感じられる。鎧をとっていく。しかし辞書の上に置いたとしても感じられるように。 ⑧(転換+振りかぶって振り下ろす。スッと通す) ・西洋の文

力の使い方

 木陰で風がそよそよと頬を撫でる夏の日のひと休みです。まだまだいけると思っていても、消耗が早い時もあります。水分補給のチャンスがあれば、遠慮なくいただきましょう。ご自愛くださいませ。先日テレビ番組でタッグ相撲決定戦という企画がありました。肉体派芸人コンビが2対2で取り組みを行う変則トーナメントです。見どころは、100㎏超えの巨漢を平均的なスポーツマンタイプがどう攻略するのか。ポイントは、技術と体の使い方でした。メンタルの部分も大きいようで、作戦通りにいかないとか、1対2になったら心が折れるとか。それでも落ち着いて相手を見て対処できるのは、きつい練習に耐えてこられた、試合で形勢逆転できた等の積み重ねが自信となり集中へと繋がるのではないでしょうか。人(言葉)は嘘をつくけれど、稽古した日々は嘘をつかないということですね。 6月25日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)角落とし、③諸手持ち転換角落とし、④二教、⑤入り身投げ、⑥正面打ち角落とし/入り身投げ、⑦正面打ち(合わせて下がる)入り身投げ、⑧小手返し、⑨座技(片手持ち)呼吸法、 背伸びの運動 など ・(接点を通じて)中心へ。振れる(杖のように通す)。(前ではなく後ろの方の手から) ②手ほどき(親指を自分の方へ向ける) ③下へ(渦に巻き込む) ④上へ ⑤ ④から更に(巻き込む)。反対の手も使う(補う)。 ・力の使い方(力じゃない) ⑥正面打ちで。(中から) ・打ち技になると肚が軽くなる。それを感じる。ただし、受けは(打ち込んで)ゆるまない。固まるのではないが、剣と同じ手、腕は作っておく。軽くしなる。また、打つ方はまず自分の中心を分かっていないといけない。当たれば何でもよいというのでもなく、最初から当てる気がなく受け身を取りに行くのでもない。中心を守って中心へ打つ。ただ正確に。癖づいたら直すのは実際のところ難しい。 ・こもらずに、スーッと伸びていく。(ぶつかる、いこうとせず)自分が変わらないといけない。 ⑦⑧(合気道の剣)(正面打ち→手刀で相手と気を合わせて、結んだまま下がる。相手はそれを感じて進む。捌いて技)技はおまけ。 ⑨手だけでなく中心を引っ張り出す。 ➡合気ガールより:姫路で真っ白になった合気ガールだったが…自然と体に残っていたものがある。それは…正面打ちの素振りだった!…行って良かっ

止めない/相手の行く方へ

 毎日暑いですね。奈良も京都も盆地ですから、来週末は我々にアドバンテージがあるかもしれません。さて、『うまくいかないのは力の問題ではなく間の問題』という場面が多いです。そこから始まる悪循環。例えば剣や杖を使えば、さすがに前にいたら危ないと分かる筈ですよね。当たればただでは済みませんもの。ましてや、先生のように腕が鉈のようであれば武器がなくても同等の効果を得られます。しかし、ここ危ないからあっちに行きたいと思ったところで、自在に動けるかというと…。固まったり偏っていたら足が出ないし、執着しているものを手放さない限りは、なかなか…。しかも、思わぬ内に動いていなければ。だから一に稽古、二に稽古、三四が稽古で五が情熱! 6月23日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③正面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤四方投げ、⑥呼吸投げ、⑦角落とし、⑧小手返し、⑨三教おさえ込み、⑩座技呼吸法 など ・打ち込みが当たらないように下がる。 ④相手の背中を出すようにする。 ・止めてからしようとすると二の矢(突き)がくる。相手を止めないようにする。 ⑤前で無理やり引っ張るのではなく(技ができる状態を作る) ⑥相手の肩を出す。相手が前に出てこなければ自分が入る。自分の行きたい方へついて来させるのではなく、相手の行く方へ合わせてする。 ⑦(外側から)。触れているところだけが動くのではなく、相手の中心へ力を伝える。 ⑧内側から巻き込むようにする。 ⑨(⑤のように相手を前に進ませていききったら捌いて逆回転)相手を止めるのではなく技にかかりにくるようにする。 ➡合気ガールより:スキのない動き

ととのえる

 クチナシの花が咲き、甘い香りが夏の訪れを感じさせます。蒸し暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。自転車乗りたいのは何故かと考えたときに、幕末三舟の一人、山岡鉄舟は、無刀について「心の外に刀はない」と教えて下さっています。優劣の考えが自分の中にある内(優者へ立ち向かうときは心の動きが止まり太刀も動かず、劣者に対しては心は伸びやかになり太刀は思うままに動く)は無敵とは言えず心の問題。無刀=無心、心をとどめない状態になれば無敵となるそうです。無敵となるのは相手に勝って名利を求める為ではなく、ただ心胆練磨の術を積み、心を明らかなものにすることによって、自分もまた天地と同根一体なのだという理を釈然と理解できる境地に到達したいという目的があるだけ。…高尚に述べればこうですが、やさしく言えば、かんながライフを送りたい!です。つべこべ言わずに受け身とって感じる!ハイ‼ 6月20日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)呼吸法/呼吸投げ、③呼吸投げ、④諸手持ち転換一教おさえ込み、⑤両手持ち四方投げ、⑥相半身片手持ち小手返し、⑦入り身投げ(からの呼吸投げ)、⑧胸持ち二教、⑨天地投げ、 背伸びの運動 など ・調える。両手を肚の前におく。 ②上段/下段。上中下とある。相手が起き上がってくるのに合わせて。/起きてこない場合もある。(開いて閉じる) ③(天地投げの天) ・肚を回す。土台を作る。 ④振りかぶって振り下ろす。 ・剣を鞘から抜くように。そこに腰があるだけ。両方で(同じように)いかない。引いて、出す。 ⑤普段あまり言わないが、捌いている。二刀を一刀にかえす。 ⑥手鏡を返す。相手にとって後の祭りになる。(ポンと叩いたら響く) ⑦(入り身投げの手の形)いかなければ返す。 ⑧これも言わないが(押さずに、左右へきゅっと締める) ・東京と大阪で違いがあるわけではない。同じ植芝先生の教科書どおり。しかし、実際にやってみて「わあ」というところを探す。 ➡合気ガールより:先生みたいになりたいと思ってやってますが、先生は教えることでも更に深まるから、どんどん差は開いていくばかりですね。さて、どーする!?…とりあえず言われたことが出来ないとお話にもなりません。

呼吸(開いて閉じる)

 ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。お天気の良い朝は、咲き誇る桔梗の青紫色がぱっと映えますね。合気ガールは毎朝、朝日を浴びて「神様、今日も合気道の稽古ができます。有難うございます。」と唱えるのが日課です。さすがに毎日お稽古しているわけではありませんが…気持ちですから。道場があって、お相手して下さる皆様がいて、先生が来てくださって…わぁ、私ったらなんて幸せなんだろう。こういったことの有難さを実感せしめられたのがコロナの自粛期間でした。暑くなって参りましたが、怪我無く、皆で上達しますように、これからも何卒よろしくお願い申し上げます。 6月18日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち転換角落とし、③回転投げ、④両手持ち(転換)四方投げ、⑤天地投げ、⑥諸手持ち呼吸法、⑦横面打ち四方投げ、⑧突き小手返し、⑨後ろ両手持ち一教おさえ込み、⑩三教おさえ込み、⑪正面打ち呼吸投げ、⑫座技呼吸法、 背伸びの運動 など ・引っ張らない。浮かせて、浮いている間にスッと。中心を捉える。 ③相手の背後から。 ④振りかぶって振り下ろす。体全体で。 ・(開いて閉じる)呼吸するのと同じ。 ⑤捌きは色々あるが、体を開いてみる。 ・受けはこもらない。 ⑦沈む。 ⑧転換をする(入り身転換ではない)。振れる(間があるか) ⑩相手には同じおさえ込みだが、抑える力はいらない。 ⑫(広げる) ➡合気ガールより:地

(螺旋の気/喰い込み)

晴れていても蒸しますね。皆様お変わりありませんでしょうか。体を暑さに慣らしていくことを暑熱順化と申しますが、稽古していれば自然にそうなりますね。大日本武徳会では武道の目的を「酷暑厳寒に耐える身体と、如何なる場合にも動ぜず泰然自若たる度胸を養成すること」心身の鍛錬にあると強調されたそうです。盆地は夏暑く冬寒いのでうってつけですね。さて、桓武天皇が平安京の大内裏、太極殿の北西にある道場で武技を奨励したと言われており、現在の旧武徳殿も太極殿を模した平安神宮北西にあります。戦後GHQにより武道は学校では課外活動に至るまで禁止されましたが(武道の中止による余剰の時間は体操に充当しろと)、後に柔道、剣道、弓道とスポーツ化することで体育に復活したそうです。私が当たり前のように合気道部で活動できたのは…たくさんの人が苦労していたんだなぁ…。 6月16日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③逆半身片手持ち転換おさえ込み、④回転投げ、⑤入り身投げ、⑥四方投げ、⑦小手返し、⑧腰投げ、⑨二教 など ③(①で相手を前に出して、完全に回り込む前に)相手の腕をくぐるようにして捌く。(手だけでなく中心まで力を伝える) ④相手の横に並ぶ。 ⑤ ④から更に真後ろへ。 ⑥相手の体が開かないようにする。死角をとる。 ⑦ ⑥より少し手前でとる。手首だけでなく肘まできかせる。 ⑧ ⑥⑦は相手の腕の外側、今度は内側から。相手の足がどこにあるか確認して自分の足を入れる。 ⑨相手の手が外れないように。 ➡合気ガールより:何の為に体の転換をするのか

振りかぶって斬り下ろす

 梅雨入りしましたね。6月も半分過ぎました。皆様ご機嫌いかがでしょうか。あおによし、奈良の都の法隆寺五重塔(国宝)は現存する最古の木造建築物です。五重塔や金堂は白銀比という比率で作られており、調和のとれた姿は美しい…。軸がしっかりしていて左右対称。安定感があり、伸びやかで且つおさまりが良い…。白銀比は大和比とも呼ばれ、正方形の1辺と対角線の比も同じ1:√2です。白銀長方形は半分に折ると相似形になるのでA4等紙のサイズに採用されています。白銀比は我々の「もったいない」精神が関係しているようで、丸太から木材を切り出すには円に内接する正方形が一番無駄が少ないのだとか。白銀比は風呂敷や畳に見られますが√2=1.414…で、5:7=1.4なので、俳句も白銀比なんですね。先生のお姿から合理性の中に美しさと思いやりを見るのはあながち間違いではなかったようです。 6月13日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち転換おさえ込み(からの変形)、③逆半身片手持ち転換/両手持ち内転換四方投げ、④逆半身片手持ち呼吸投げ、⑤天地投げ、⑥正面打ち入り身投げ、⑦肩取り面打ち転換一教おさえ込み、⑧逆半身片手持ち一教からの二教おさえ込み、⑨諸手持ち呼吸法、⑩座技呼吸法、 背伸びの運動 など ② ①を片手だけでなく両方同じくらい広げる。上げない(そのまま一緒に進んで道を描く。渦の描き方)。つながっていればそのまま(天地投げの天など)色々変形にもなる。 ・(腕を)固めない。全体をスッと通す。(体で行こうとしない。詰まらないようにする) ④(足を下げて)斜に体を開く。ふりかぶってふりおろす。相手にとっては同じ引っ張るだが(持たれたところを引っ張るのでなく)中から引っ張り出す。(振り子) ・振りかぶって斬り下ろす。体の変更、転換、入り身転換。進む、下がる。或いは蹲踞から。その繰り返し。 ⑤天の方の手で斬るように(体を開く) ⑥天地投げのようにする。そうしたら(入り身投げの)手の形もきいてくる ⑦できるという雰囲気を作る。 ⑧これはこうと思い過ぎない。 ・何も考えない状態=肚が据わる ということが分かった ⑨振りかぶって振り下ろす ⑩はいどうぞ~と広げる。中心を捉える。 ➡合気ガールより:『姿勢とは姿に勢いエネルギー』

肘を上げる/下げる

ツバメの巣で雛がすくすく育っていますね。皆様お元気でしょうか。 合気ガールは先生のおっかけ活動で姫路に遠征しておりました。駅から出たらすぐ白鷺城が見えますよ。先生は兵庫県合気道連盟の副理事長もされていますので、八面六臂の御活躍ぶりでした。普段の稽古では先生に直接触れる機会は一瞬ですが、長時間お相手していただけたら、どうなるかと申しますと…。単純に受け身の下手な部分とか、受けきれる耐久力や体力、また集中力等の問題が次々と露呈します。普段そういうつもりはないけれども私がさぼってるんですね。全部の容量が少ない…。しかしそれを知って意識して稽古しない限り増えはしないでしょう。要するにどんくさいのです。どんくさいの反対は…スマート!しかし白鳥とて水面下では激しく泳いでいるのですから、スマートの陰にはそれだけの事を常からなさっているという事になります。だから同じようにやっても全く別物なのは当然と言えば当然かー!納得してどうする。 6月9日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③相半身片手持ち一教おさえ込み、④呼吸投げ、⑤側面入り身投げ、⑥四方投げ、⑦小手返し、⑧二教 など ③④相手の肘を上げる。手首より上になるように。相手を前に出す。 ⑤~⑦相手の肘を下げる。いきなり下げるのが難しければ、まず上げてから下げる。出来るようになったら上げる動きを小さくしていけばよい。 ⑦手首だけでなく肘が一緒に下がるようにする。 ⑧(二教を相手が肘を上げて逃げようとしたら、それを使って肘をきかせて体を前方に回転させるようにして進ませる→二教) ➡合気ガールより:巻貝も二枚貝も同じらせんには違いありませんから…。

離れる/四方八方に気を巡らす

 先日の稽古は雨の日で、湿度が高かったですね。梅雨時は盆地の本領発揮となります。お体おいとい下さいませ。ハインリッヒの法則によりますと、1つの重大な事故の背後には29の軽微な事故と300の異常(ヒヤリハット)があるそうです。折りしも人も増え、稽古中ぶつかりそうになるヒヤリから、改善策を講じ事故を防ごう!の巻です。<場所要因>縦2列で稽古している→同じ列でなく互い違いになるようにする。<取り要因>横の組に侵入している→相手を崩す方向、相手が倒れる方向を考えてする。<受け要因>演武さながら豪快に飛んでいる→力の流れを感じて粘る。等々。しかし結局は、自分の取り組み方や体の使い方の問題になりますね。合気道は多人数を想定していますから、相手をコントロールしている余裕のある状態、スキのない動きを追求して、自分の心や体の在り様をよくよく顧みることが肝要ですね。…反省多し! 6月6日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②諸手持ち転換呼吸法、③後ろ両手持ち一教おさえ込み、④相半身片手持ち入り身投げ、⑤座技正面打ち一教おさえ込み、⑥逆半身片手持ち転換呼吸投げ、⑦一教からの二教おさえ込み、⑧天地投げ、 背伸びの運動 など ・姿勢が一番大事。姿勢が肚をつくる。体全体でスーッと。手でいかない。自分(の軸)は切先から離れる。但し中心を攻めている。稽古なので、傾いたり偏ったりすれば修正して整える。 ②上段、中段、下段どこでもいける。 ③弱い方から下ろす。(例)正面打ちへ食い込む。(反対の手)弱い方から下ろす。 ④(抜いて斬り下ろす)くっつくというより離れる。吸い寄せる。 ・(強い方で押さずに薄めていく)ぶつからないところを探す。 ⑥四方八方に気を配る/巡らす。転換をしっかりする。一人だけでなく反対側にいる人も斬れる。 ⑦片手だけでなく両手で。 ・多田師範が瞑想について話されるが、集中、楽しむこと。道場という空間で非 常識的、不可思議に身をおく。常識は勝ち負け、速い遅い、強い弱い等。道場を出たら常識に戻るのではなく、非 常識的なところから常識を見る。 ➡合気ガールより:生きがいとはよく言ったもので、生涯かけて、出来る出来ないじゃなくやる、ただそれだけ。

斬り下ろす

 雨ですね。梅雨入りも近そうです。蒸し暑くなって参りますと、祇園祭が待ち遠しいですね。今年は山鉾巡行が決定しました。維持継承には、費用の問題だけでなく、実践が不可欠です。鷹山の復活も楽しみですね。祇園御霊会は貞観十一(八六九)年、各地に疫病が蔓延した際、日本六十六ヶ国に因んで、長さ二丈ばかりの矛六十六本を神泉苑に立て、その退散を祈ったのが初めだとか。時代や社会によって柔軟に変化していくものと、守るべきものがありましょう。合気道の場合は『一国を侵略し一人を殺すことではなく、みなそれぞれに処を得させて生かし、世界大家族としての集いとなって、一元の営みの分身分業として働けるようにするのが、合気道の目標』なので、試合が禁止されているのですね。脚下照顧と申しますが、目下、指先からその先へ絶えず流れ出ている感じで、肩や肘はその通り道に過ぎない感じで…。 6月4日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち(転換)四方投げ、③諸手持ち入り身投げ(上/下)、④横面打ち入り身投げ、⑤相半身片手持ち呼吸投げ、⑥後ろ両手持ち呼吸投げ、⑦正面打ち入り身投げ、⑧一教おさえ込み、⑨小手返し、⑩座り技呼吸法、 背伸びの運動 など ・上段から下段まで斬り下ろす。 ・腕が肩から指先まで通る(振れる)ように。剣を持っているのに持っていないようではいけない。剣を持っている手首を掴まれて持ち上げようとするのではない。その先。手ではなく剣そのものが上がっていく。ごちゃごちゃとまさぐらない。詰まらないように、間をとればよい。 ③あまり技をしようとせずに。 ④足は(相手の)後ろ。 ⑤(内小手で取らせ、中から。吸い取る) ⑥立ってもよし、座ってもできる。 ⑨内側に引き込むのではなく(相手が外を回ってくるように) ➡合気ガールより:相手との位置関係

らせんの動き

 気付けば早や六月ですね。向暑のみぎり、皆様いかがお過ごしでしょうか。日頃はいろいろとお世話になりまして、誠に有難うございます。学んだことを身に付けるために、繰り返しするのを「おさらい」と言いますね。川や池などを浚う(土砂を取り除く)と水の巡りがよくなることから、教えられたことをすんなり出来るようにするという言葉になったそうです。いつも淀みなく流れてスーッと通るように…芯が大事!そう簡単にはいかないまでも、先生の三角体に心を奪われていたら技の説明が終わっていた…なんてことではまだまだ修行が足りませんね。反省! 6月2日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③正面打ち入り身投げ、④横面打ち(内転換)入り身投げ、⑤相半身片手持ち入り身投げ、⑥逆半身片手持ち入り身投げ、⑦突き入り身投げ、⑧両手持ち入り身投げ、⑨ ③~⑧復習※持ち技と打ち技の比較、⑩座り技呼吸法 など ③打つのに合わせて、相手の腕~肩が回って、体ごと回転して背中が出てくるように(力を伝える)。らせんの動き。 ④打ってくるのを払うと相手が遠くなる。攻撃が変わっても③と同じ状態になるようにする。 ⑤上からと下からどちらでも良い(肘を上げる/下げる)。 ⑥(①するように中心を捉えてもう片方の手を上から差し込む)そうすれば取れる。 ⑦ ⑥と同じ。 ⑨ ③~⑧復習。③と⑤、④と⑧、⑥と⑦が同じ(捌き)なので、持ち技と打ち技どちらの方がやりやすいと感じるのか比較してやる。 ・捉え方の違いだが、持たれたところを動かそうとすると動かず、打ち技の方が動きがある(相手が勝手に動いている)為やりやすく感じる。相手に力を伝えようとすれば、持ち技の方が接している面積が大きいのでやりやすく感じる。打ち技の難しさを感じながらやるとよい。 ⑩らせんの動きを相手に伝える。ただの(平面的な)円ではなく、奥行きがある。 ➡合気ガールより:自分の心を直すことを体を使ってやってます。

出し切る

 ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。 近頃は飛んでいる蝶よりも修学旅行生の姿の方が多いくらいですね。合気ガールは以前東京で用事があった際、ちょうど全日本合気道演武大会の日程と重なっており、時間の許す分だけは観に行けました。初詣みたいな凄い人出と熱気を覚えています。今年は3年振りに日本武道館で盛大に開催され、先生の切れ味鋭いお姿を沢山の方に見て頂ける機会に恵まれました。私たちにとっても大変誉れ高いものですね。さて、昔の方は一様に教養や学力が高かったようで、現代の我々よりはるかに素晴らしい文章をお書きになります。20歳位の男性が記されたお手紙の中で、おそらく親戚の男の子に宛てた部分なのですが『日本男児は常に腹と体を練れ。如何なる事も断じて貫け』とあります。私は女児ですが、そうします!合気道をしていなければ、こんなにも響きましたでしょうか。有難いことです。 5月30日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち四方投げ(表/裏)、③諸手持ち一教おさえ込み、④正面打ち入り身投げ、⑤逆半身片手持ち一教からの二教おさえ込み、⑥(転換)呼吸法、⑦正面打ち小手返し、⑧逆半身片手持ち呼吸投げ、⑨天地投げ、 背伸びの運動 など ・振りかぶって振り下ろす。グッと持たれてもスーッと通す。姿勢が大事。手で上げようとしない(又、足や体でいこうとしない。もう片方の手を添えて補う)。全体の力。相手の腕を持ってもよい(剣)。残心(身)は身を残すのではない。気力。 ・斬り下ろす。出し切る。 ③回りながらする。 ④仰々しくやる。腰の鍛錬。結ぶ。 ⑤相手に落とされたら目の前に膝があるという危険を分かっておかないといけない。おかしなことをしない。 ・二刀を一刀にかえす。 ⑧二教になる。合掌する。 ⑨(吸収する) ➡合気ガールより:沈む