力の使い方

 木陰で風がそよそよと頬を撫でる夏の日のひと休みです。まだまだいけると思っていても、消耗が早い時もあります。水分補給のチャンスがあれば、遠慮なくいただきましょう。ご自愛くださいませ。先日テレビ番組でタッグ相撲決定戦という企画がありました。肉体派芸人コンビが2対2で取り組みを行う変則トーナメントです。見どころは、100㎏超えの巨漢を平均的なスポーツマンタイプがどう攻略するのか。ポイントは、技術と体の使い方でした。メンタルの部分も大きいようで、作戦通りにいかないとか、1対2になったら心が折れるとか。それでも落ち着いて相手を見て対処できるのは、きつい練習に耐えてこられた、試合で形勢逆転できた等の積み重ねが自信となり集中へと繋がるのではないでしょうか。人(言葉)は嘘をつくけれど、稽古した日々は嘘をつかないということですね。

6月25日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)角落とし、③諸手持ち転換角落とし、④二教、⑤入り身投げ、⑥正面打ち角落とし/入り身投げ、⑦正面打ち(合わせて下がる)入り身投げ、⑧小手返し、⑨座技(片手持ち)呼吸法、 背伸びの運動 など

・(接点を通じて)中心へ。振れる(杖のように通す)。(前ではなく後ろの方の手から)

②手ほどき(親指を自分の方へ向ける)

③下へ(渦に巻き込む)

④上へ

⑤ ④から更に(巻き込む)。反対の手も使う(補う)。

・力の使い方(力じゃない)

⑥正面打ちで。(中から)

・打ち技になると肚が軽くなる。それを感じる。ただし、受けは(打ち込んで)ゆるまない。固まるのではないが、剣と同じ手、腕は作っておく。軽くしなる。また、打つ方はまず自分の中心を分かっていないといけない。当たれば何でもよいというのでもなく、最初から当てる気がなく受け身を取りに行くのでもない。中心を守って中心へ打つ。ただ正確に。癖づいたら直すのは実際のところ難しい。

・こもらずに、スーッと伸びていく。(ぶつかる、いこうとせず)自分が変わらないといけない。

⑦⑧(合気道の剣)(正面打ち→手刀で相手と気を合わせて、結んだまま下がる。相手はそれを感じて進む。捌いて技)技はおまけ。

⑨手だけでなく中心を引っ張り出す。

➡合気ガールより:姫路で真っ白になった合気ガールだったが…自然と体に残っていたものがある。それは…正面打ちの素振りだった!…行って良かったですね。新快速姫路行き。

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