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どんどん入っていっちゃう/吸い取る

 河津桜が満開となりました。夜に浮かび上がる花灯りにつられて思わず信号を見落としてしまいそう…。冬のイルミネーションと春の桜はよそ見の代名詞ですね。さながら光に集まる虫の心地です。本日は雨でした。今日明日は気温が上がりませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか。雨上がりに濡れて露を含んだ梅の花も、艶のある美しさがありますね。忙しない日々の中でも、そぞろ歩きをしてみれば季節の移ろいや生命の息吹を感じて活力を得られるようです。テレワークの不活発はお稽古で解消するのが一番ですね! 2月22日の稽古内容 ご指導:吉田師範 両手持ち呼吸投げ、胸持ち呼吸法、回転投げ、二教おさえ込み、突き入り身投げ、小手返し、逆半身片手持ち隅落とし など ・(吸い取って)斜めに崩す。  ・ガッといったらぶつかるが(スッと開いたら通る)。 ・相手の中心にどんどん入っていっちゃう(斬って斬って斬っているようなもの)。 ・礼をするようにして吸い取る。入れるときは一息に入り身する。 ・誘っているようで待たない。自分から吸い取る。出来る出来ないは別にしてそういうつもりでする。 ・出しとく。受けはガチッと持つ。 ➡合気ガールより:嗚呼、また同じことを言われている…。言ってもらえるだけ幸せだけれども。という理想の状態を、日常生活の中で意図せず相手の人を介して実現していた場面がありました。それは偶発的な出来事でしたが、イメージを象る財産になりそうです。

相手の状態を確認する

暖かい日が続いていましたね。皆様ご機嫌いかがでしょうか。同じ朝でも、先日までの夜明けの空から、明るい朝焼けを望めるようになりました。昨日は外壁にてんとう虫が止まっていたんですよ。梅の花は咲いて開き切るよりも蕾がほころんでいく様が一層美しく感じられます。お稽古をしていてこうかな?ああかな?と追い求めているのが楽しいようなものでしょうか。ほぼ泣きながらしている時もままありますが。 2月18日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①逆半身片手持ち転換一教おさえ込み、②四方投げ(表)、③回転投げ、④入り身投げ など ・何の為に転換をするのか。技につなげる為にする。転換をして相手が回り込んだら、転換をする意味がない。相手が同じ方向を見ている内に捌く(死角に入る)。相手が回り込んだらやや体が開くので最初の位置より死角に入りにくくなる(相手の外側が遠くなってしまうから)。 ・死角に入るだろうという動きをして満足しても、実際に相手の死角にいるのか。相手がどういう状態になっているか確認する。 ・③自分の手が畳につくくらい。足が先に下がらないよう、手と足が同時に動く。 ・④今度は相手を自分の後ろ足の方へ導く。本来は相手が来たところに掌底だが、危険なので入り身投げをする。相手の肘が伸びきると力が伝わりにくいので、曲がっている状態を維持する。 ➡合気ガールより:突然ですが、合気ガールの思う良い男像の中には、合理的な考え方と的確な判断が含まれています。はて、どこから来たんだろうと考えた時に…明らかに先生たちから影響を受けていると気付きました。合気道という武道を自分がしているという事に、よくよく途轍もない世界に足を踏み入れたものだと思うのですが、道場の中だけに限らず恩恵を受けているものが数多ありますね。壮大です~。

常に主となる/体を割る

 暦の上では雨水を過ぎましたね。水温む(ぬるむ)と言いますが、雪が溶けて雨になる季節となりました。本日は各地で春一番が吹いた模様です。不思議なことに、同じ梅の木でも、纏う景色によって、趣きも変わって参ります。雪の下の姿とは異なり、うららかな陽光の中で光る花々は、ほの甘い香りが春の訪れを感じさせてくれますね。皆様お変わりありませんでしょうか。春一番の後は寒の戻りがありますので、くれぐれもお体おいとい下さいませ。 2月15日の稽古内容 ご指導:吉田師範 両手持ち 呼吸法/側面入り身投げ、呼吸投げ/回転投げ、入り身投げ、横面打ち小手返し、正面打ち一教からの三教投げ(表/裏)、後ろ両手持ち呼吸投げ、天地投げ など ・スーッと通してそのままいけるようなら通す。(若しくはぶつからない方へ回る、開く)両方繋がっているのであやとりみたいになる。 ・受けは体を伸ばすようにする。 ・自分が常に主となる。結界を張る。 ・『両手は片手のごとく』で二つは一つのごとく使う。それで体を一つにまとめたら、今度は二つを一つに割る。体を割っていく。割れるところが多いほど一つにまとまる。 ・体を作っていく。それをやろうとしてどうなるものでもないので、技の形の中で自然とそうなるように感じる。 ➡合気ガールより:習ったことを身につけるには…稽古あるのみですね!知っているのと出来るのとは全く違いますものね。体で覚えなければ、自動操縦にはなりませぬ厳しい世界です。踊りは三百回、落語は八百回話さないと自分のものにならないと言われているそうですよ。合気道はどうでしょうか?お稽古をするにも、場所もお相手もいなければ仕方ありませんね。感謝の気持ちを忘れず、そして…どうぞ皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

心象

 いつもブログを見て下さる皆様、誠に有難うございます。コメントも有難うございます。先週の陽気とは打って変わり、今朝は雪が舞っていました。梅の花が見ごろを迎えております。御目出度いものとして慶事などに使われる松竹梅ですが、梅は凍えそうな冬に花をつけることから忍耐の象徴とされているそうです。梅の花は砂糖菓子のような愛らしい姿をしていますね。雪の降り積もる中で可憐な蕾や花を咲かせる枝垂れ梅などの風情といったら、胸にこみあげるものがあります。合気の花と言えば梅を思い浮かべるのですが、これも心象風景なのでしょうか。と思ったら「三千世界、一度に開く梅の花」にインスパイアされていたようです。魂の花ですね。 2月13日の稽古内容 ご指導:吉田師範 逆半身片手持ち 四方投げ(表、裏、半身半立ち)、転換(側面)入り身投げ、後ろ両手持ち 三教おさえ込み、呼吸投げ、正面打ち 一教おさえ込み、小手返し、座技呼吸法 など ・渦に巻き込む。自分から動く。 ・ぶつからない方へもっていけばよいが、入り身に入りにくいから入れないのでは具合が悪い。入り身に入れるようにしないといけない。自分の高さに相手をつれてくる。 ・くっついちゃう。離れていない方が良い。自分から下がって相手にくっつく。 ・おさえ込みは相手の斜めの位置に。 ・体の一致。スッと全体で沈む。 ・例えば正面打ち一教という形を突き、或いは正面斬り、或いは袈裟斬りで表現する。心象を作る。(イメージがないと表現できない) ・中心を捉える。 ・出しとく。体全体で。いき(呼吸、意気、倭気etc)は出し続ける。 ➡合気ガールより:先生たちが修行された最上のものを惜しみなくを教えて下さるので、ブログの方も出し惜しみなく、手間暇かけて、こさえてます!

 遂に、河津桜が開花致しました。梅の花も咲き誇っております。このブログを書いている本日は3月4月の陽気でした。皆様ご機嫌いかがでしょうか。来週は寒の戻りとのことですね。ご自愛下さいませ。さて、今回は感じるの巻です。言葉にならないものを、感じる。先生のゴッドハンドで注入されて色々正されるの巻です。たまにある、先生があまり仰らない回です。そういう時は、過去のブログのタイトルを思い出しましょう! 余談ですが、映画『燃えよドラゴン』でブルース・リーが弟子に対して言うあの有名な台詞は"Don't think feel! It's a like a finger pointing away to the moon. Don't concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory."「考えるな、感じろ。それは月を指さすのと似たようなものだ。指に集中するんじゃない、さもないとその先の栄光が得られないぞ。」と続きます。自分の技をどうするか考えるのではなく、相手を倒すためにどうすればよいか感じる…みたいなことでしょうか。「はい、投げようとしてませーん」じゃないですか。但し、形にはめれば相手を倒せるようになっている…。特別稽古会で個人的に?となった原因の一つは、武器と体術が連動していないからなんですよね。でも、私、習っているんですよ、本当は、既に…。それを寒中稽古で気付かせてもらった時は本当に胸がいっぱいで目頭が熱くなりました。合気道の稽古をして情緒が豊かになっておりますが、それはまた、別の話…。 2月8日の稽古内容 ご指導:吉田師範 後ろ両手持ち 転換側面入り身投げ、転換入り身投げ、呼吸投げ(そのまま/転換)、一教おさえ込み(表、裏)、二教おさえ込み、小手返し、三教呼吸投げ など ・スッと上げる。(スッと上げてスッと下ろす)(芯) ・両方繋がっているから、どちらでもいける。(二教、三教…そのままするか、転換して下からとる。小手返し…転換するか、前足を引いて体を開く) ・(最初の一手が大事)(守りながら攻めている)(伸ばしとく)(歩むが如く)(沈む)(体の全部を使う) ・三教…相手の掌の真ん中から肘を吊り上げるようにして浮かす。(中心へ食い込む) ➡合気ガールより

きらきら星

 皆様お元気ですか。寒中稽古も終わりましたね。武道センターのビジター料金はいつも500円ですから、また世相が落ち着けば沢山の方にお越しいただきたいものです。さて、こちらのブログは合気ガールが皆様へお届けしております故に、本編では先生の仰った内容をそのまま記載するようにしていますが、私の記憶や認識を通過して文字となります。即ち、私の感じられないことは現れようもございませんので、初心に帰って精進致します!合氣道を再開し始めた頃に、立命の後輩から道着をプレゼントされる話があり(結局頂きませんでしたが)袖に入れる四文字熟語を聞かれて『虚心坦懐』とお願いしました。刺繍されている方もいらっしゃいますね。ざっくり言うと素直な心で臨むということです。松下幸之助さんは素直な心を次のように定義しています。「素直な心とは、寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心、分を楽しむ心であります。また、静にして動、動にして静の働きのある心、真理に通ずる心であります」「素直な心の内容 第一条 私心にとらわれない、第二条 耳を傾ける、第三条 寛容、第四条 実相が見える、第五条 道理を知る、第六条 すべてに学ぶ心、第七条 融通無碍、第八条 平常心、第九条 価値を知る、第十条 広い愛の心」…合氣道の稽古を通じてそういう姿になろうとしているのか、そういう姿になるから合氣道ができるのか…。素直な心で臨めば、合氣道の体の使い方を感じられるようになって、再現できるようになる、と信じて行うのみです。 2月6日の稽古内容 ご指導:吉田師範 逆半身片手持ち 転換隅落とし、入り身投げ、回転投げ、おさえ込み、四方投げ、三教、正面打ち小手返し、天地投げ など ・きらきら星(手首を回す。バルブを開閉するように) ・急にガッといかない。合わせているところを(まあるく)。 ・(沈む)流れは上から下へ(高いところから低いところへ)行く。(自分が座ってしまっても良い)。下げあがる。 ・体の転換をしっかりする。投げようとすればするほど投げられないが、見えない剣で相手を斬る(相手が吊り上がる←斬り上げている)。切れ味を鋭くしていけばよい。(技の形をすれば自然と守りが即攻撃になる)。 ・受けは持つ時、傾かず真っ直ぐ立つ。 ・天地投げを片手で誘って、相手が持ちに来たらもう片方の手も取らせる。 ➡合気ガールより:どうにかこうにか書いてます~

相手を動かす(動かし続ける)

 「時短ですよ」が始まって早や3週間経ちました。皆様いかがお過ごしでしょうか。通常通りの稽古時間に戻るのが待ち遠しいですね。今回なんて、ずっと動いていたからか、あっという間に1時間経っていました~。三寒四温と申しますが、雪の夜や、暖かな日差しの中で、春を待ちわびて…。冬眠している蛙の気分です。或いは、桃や桜の蕾でしょうか。整いましたら、皆で花を咲かせましょう。 2月4日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①突き おさえ込み、②転換(三教)回転投げ、③転換入り身投げ、④腰投げ ①相手を動かす。(相手の攻撃の線をずらす) ② ①は上から。今度は下から掬うようにする。(相手が自分の周りを回ってきたら)くぐって三教(になる)、畳につくくらい(ふりおろす)。 ③(切り返す) ④相手の足と足の間に90度になるよう自分の足を入れる。受けは、取りの道着を持つ。 ➡合気ガールより:【一昨年の奈良合宿飲み会にて】学生:「師範は説明の時に『受け』って言わないな、『相手』っていつも言ってるなと思ってて。」門川師範:「『受け』は受ける人じゃなくて『攻撃し続ける』(ものだから敢えて受けという表現をしない)。」で、この土曜日に吉田師範が受けを取って下さったとき「あの時先生が仰っていたのってこれか~」と実感せしめられました。そして月曜日、先生が意図的に、感じるようにしているのだ、と…。続きは次回とその次に!乞うご期待!?本部から師範がお二人来て下さっているなんて、贅沢ですよねぇ。

手の内を変えるだけ

 いつもブログを見て下さる皆様、有難うございます。挨拶や礼ひとつとっても、奥が深いと言いましょうか…。ちょうど1年前くらいから新型コロナウィルスが日本でも流行し始めましたね。大阪府吉村知事が去年「今が2週間後の未来を作る。未来は変えられる。」と言っていました。今日は昨日の続き、明日は今日の続きですものね。良い習慣を身につけられるように、コツコツと地道にやるしかない!今していることが未来に繋がるよう、お稽古出来る環境にある私たちは、道場に来たくても来れない人たちの分まで真剣に取り組み続けます。星の光のように、未来に届きますように。はっ…何億光年も待ってられません~。 2月1日の稽古内容 ご指導:吉田師範 両手持ち四方投げ、内転換四方投げ、入り身投げ、(斜め後ろに捌いて)一教からの二教、呼吸投げ、天地投げ など ・分からないようにちょっと捌いている。 ・振りかぶって振り下ろしている。切り返して、斬り上げて斬り下ろしている。手の内を変えているだけで、やっていることは同じ。 ・相手がぐっときたら、(勝手に浮いて)吊り上がるようにしている。 ・(相手の攻めてくるのを)もらって、相手の肘を上げる。 ➡合気ガールより:特別稽古会は、冬でしたからね。夏に3時間お稽古すると、長く感じるかもしれません。感じ方って不思議ですねぇ。

伸ばしとくⅡ(鍛錬)

 暦の上ではもう立春ですね!皆様方におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。日も長くなりました。春はもうすぐそこまで来ています。このお稽古があった日は朝から雪が降っていましたね。折しも電車が遅れて、吉田師範が到着されるまでの間、佐藤道場長に指導して頂きました。私たちはなんて恵まれた環境にいるのでしょうか。  特別稽古会につきましても、開催して頂けることも本当に有り難いですし、今、この最中に、合氣道のお稽古に励んでおられるお仲間がこんなにいらっしゃるという事も、素晴らしいことですね!吉田師範のご指導では『心・氣・体』の氣は姿勢であると仰っていました(大正時代までは民間でも自然にしていた体の使い方。見えない剣で整える。姿に勢い。等々)。お稽古を通して合氣道とは何か、先生は何を伝えようとしているのか。???で正解とのことでした。…特別稽古会でなくても、毎回?????です…。 1月31日の稽古内容 ご指導:佐藤道場長、吉田師範 正面打ち一教おさえ込み、一教裏 二教/三教、一教裏隅落とし、一教裏入り身投げ、座技呼吸法(正面打ち) など ・足の向きを考えているか。次に進む方向へ足先が向いている(歩数が少なくて済む)。 ・例えば突きにも(間合いで)3種類ある。相手と近い場合→入り身転換する。「自動操縦」になるまではそういうことも考える。 ・ふりかぶってふりおろす。ぶつからないように当たる瞬間に手首を回転させている。腕は両方伸びている。伸ばしたまま腰を回す。 ・二教や三教に取るときは、ひっかけている指をそのまま離さずに滑らせて回す。 ・肘を攻める。 ・相手を待たずに自分からスッと出す。体を振る。合わせる。 ➡合気ガールより:特別稽古会は3時間でしたが、長いとは感じませんでしたね。