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回転/どういう状態なのか

 暑中お見舞い申し上げます。夏の日の太陽は眩しくて…皆様いかがお過ごしでしょうか。受けと取りを分けて考えるのではなく、陰陽のマークみたいに、いつでも入れ替われるし混ざり合っているような感じでやれたらと思うのですが。名古屋場所でも宇良はそうしているように見えたので、つまり攻める気持ちが先にないといけませんね。認識をどうするのかという問題があります。例えば一教なら一教をどういうものと思っているのか。真っ新な気持ちで、くもりのない眼で見る、感じられる体を作る、それを素直にする。…鎧を取るってそういう意味もあるんですかー⁉自分を身動きとれないようにしている呪いを解くには…。 7月28日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③横面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤(外転換)四方投げ、⑥(外転換)小手返し、⑦座り技呼吸法、⑧横面打ち腕絡み など ③一歩下げて横面打ちが当たらない位置に捌く。(相手の中で技をしない) ④らせんの動きについてどうイメージするか。球技、例えば卓球のカットで球に回転をかけるように、攻撃に対してただ下ろすのではなく、回転する力を加えるようにする。 ⑤外転換で、斜めに捌く。(相手と入れ替わる)。相手と並ぶ時に、相手の前で技をしない。肩より後ろでする。肩が出てくればそれでよいが、そうでなければ自分が入る。 ⑥何歩で行くとかは重要ではない。歩数が合っていても詰まっていたら意味がない。捌いてどういう状態になっているかが大事。 ⑧横面打ちに合わせるようにして肘を曲げることで相手を行かせる。曲げた肘で相手に当身を入れられる。出来るがあえてしないのと、出来ないのは違う。(先の方で合わせるから肘が入る。肘からいくと入らない) ➡合気ガールより:算数?

止めない

 蝉がよく鳴いています。抜け殻や亡骸も見かけますね。皆様ご機嫌いかがでしょうか。閑けさや岩にしみ入る蝉の声、はニイニイゼミとも言われています。合気ガールは代打の代打で大阪府連の演武会にて受けを取らせていただく機会を得ました。棚から牡丹餅もぎ取る底力…。今日出来ないことが明日急に出来る訳ではないので、今できることを精一杯するのみ。だから普段お稽古して下さる皆様のお蔭ですね。本当に有難うございます。『受けは上手いか上手くないかじゃない。気が入っているかどうか』土曜講習会でアースする最高峰みたいな人達に注入してもらい、日曜大きい人と稽古して慣れて(?)ひたすらBBQで野生のお肉を頂き、当日団体演武でも受けを取らせてもらって反省点を修正(?)…生きているのが幸せすぎるみたいです。だって本当に全部お蔭様だもんなぁ。Doを積み重ねていけば、古池や蛙飛び込む水の音、という境地に至るのでしょうか。先は長そうです。 7月21日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③正面打ちおさえ込み、④入り身投げ、⑤外転換四方投げ、⑥座技呼吸法、⑦正面打ち外転換小手返し、⑧(外側へ)外転換側面入り身投げ、⑨天地投げ など ③下がりながら相手が打つのに合わせ、そのまま止めずに肘へ(回転の)力を伝える。 ④払うのではなく絡めるようにして相手の肩が出るようにする。 ⑤(捌いて技が出来るように間をとる)両手でつかもうとするのではなく、片手で行かせて、もう片方で当身を入れるようにする(中心を捉える)。止めてから当身だと二の矢がくるので意味がない。行かせるからカウンターになる。 ⑦ ⑤から転換(→③) ⑧攻撃線を外す。 ➡合気ガールより:いつも皆に同じことを言われている、ということは、そこを直せば…⁉

接続~つながりたい気持ち~

 今日は海の日でした。皆様お元気でしょうか。浦安の国よりお届けしております。海の日は、海の恩恵に感謝すると共に、海洋国日本の繁栄を願うという趣旨で祝日に制定されたそうです。合気ガールの土日月はこの海の日が山鉾巡行のようなものでしたよ。さて、講習会に参加させていただいて「あなた、初めてですね」と最初に前で先生の言うとおりにしてみる(肩を下げて流す、通す)という機会がありました。チャンスとピンチは紙一重!大変有難いです。紆余曲折を経て「初めての人でも私の言うとおりにしたら出来るんです。伝わるんです。」との事でした。形ではなくて、先生がやろうとしている事をやって下さいねという冒頭のインフォメーションだったんですね。お役に立てたんでしょうか??? 7月16日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち呼吸投げ(入り身投げ、体落とし)、③(体の転換、変更、斜)呼吸法、④転換回転投げ、⑤相半身片手持ち角落とし、⑥正面打ち角落とし、⑦天地投げ、⑧諸手持ち転換二教、 背伸びの運動 など ・受けは投げられてバターンと倒れるのではなく、エネルギーを感じて、意思を持って危なくないように身を守る。畳と仲良くなるように受け身を取る。 ・(取りは)投げよう、倒そうとするのではなく、まず相手とつながりたいという気持ちがある。それをどう伝えるのか。これが基本。接続。 ④ ①で相手と同じ方を見る。詰まっていっぱいいっぱい→(もう片方の手も使って)広げる。姿勢が大事。目はぶれない。 ⑤持たれてからではなく、相手が持ちに来る前に出す(大事なものを拾うように、刀を置くように) ⑥つながりは作っておく。離れない。(傾かない、ぶつからない) ⑦もらいながら出す。詰まったら反対側へ返せばよい。 ・(打つ、突く等の攻撃が)速ければよいと思っているだろうが、そうではない。ゆっくり。感じる。打ちっぱなしは危険。そこに自分があるのか。感じれば反応できる。そうなれば自動操縦、速くてもよい。 ⑧二教は痛いものだと思っているが、痛めつけようとしていれば傷めつけるようにしかならない。それで相手を怪我させて、怪我する方の鍛錬が足りないと昭和の時代は言っていた。それは情報が無かったから。今はそうではない。それでは済まされない。今は情報が無料で多くある。合気道をしていない人でも学生でも、二教が痛くないものだと既に分かっ

中心へ力を伝える

 雨が続くようですね。湿度が高いと熱中症のリスクが高まります。お体おいとい下さいね。さて、夏と言えば肝試し…ちょっと怖いお話をします。どうも知人と思しき人物が選挙に立候補していたんですよ。しかし、もし知人だとすれば、年齢から出身地から経歴から全部おかしいのです。名前と顔がよく似た別人ならよいのですが、選挙カーに乗っている実物を目視したので、髪や肌の色や質感はおそらく本人…。その政党の支持者が喜んで票を投じられるような人物像にしているのかな?だとすれば、この業界は皆そうなのかしら。何がフェイクでファクトかなんて判断する術がありましょうか。メディアにしろ学校で習ったことにしろ…以下同文。こんな世の中で、合気道は言葉に依らない、見てとる、受けて感じるのですから、私は物凄いものに出会ったのですね。但し、だからこそ、見ようとしているのか、感じようとしているのか、姿勢が問われる誤魔化しようのない世界です。武道、ですものね。 7月14日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③相半身片手持ち(転換)一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤角落とし、⑥小手返し、⑦座技呼吸法、⑧相半身片手持ち(転換)四教、⑨天地投げ など ・内小手で持たせる。腕の回転を使い相手を前に進ませる(そうならなければ自分が入って間をとる) ③(振りかぶって振り下ろす) ④ ③から相手の後ろへ。離れたところで技を無理にしようとしない。 ⑤今後はその場で。持たれたところを押すのではなく、中心へ力を伝える。 ⑥相手の行く方を邪魔しないよう反対側へ回る。後ろで手を取るが、相手の手が横になったら返せないので縦に。親指側を伝う。見えなくても、相手の状態がわかるように。 ⑧表…腕の筋にあてて振り下ろす。裏…骨の部分にあてて、裏なので回転しながら。どちらでもよい。 ➡合気ガールより:学生さん達の方が駐輪の仕方にも気遣いを感じます。見習わないといけませんね!

もらって返す

 今日は風がよく吹いています。祇園祭の山鉾が建ち、コンチキチンが聞こえる頃は、いつも雨が多いですね。神様も喜び、人も喜ぶ、それがお囃子とされているそうです。鉦や太鼓を鳴らす様は振りかぶって振り下ろすようなものでしょうか。合気ガールは自転車移動が多いのですが、行き交う際に「お先にどうぞ」致しますと、四輪にしろ二輪にしろ運転している方は大変驚いて喜ばれています。今日一日機嫌よく過ごせそうなくらい。きっとチャリライダー女子に道を譲ってもらえるなんて夢にも思ってなかったんですね。何を隠そう、合気道やってますから…。先生たちのお蔭で、世界がちょっと平和になってます。 7月11日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)呼吸法、③呼吸投げ、④四方投げ、⑤突き(転換)角落とし、⑥小手返し、⑦正面打ち(振りかぶって振り下ろす)、⑧逆半身片手持ち(呼吸投げ)もらって返す、⑨座り技呼吸法、 背伸びの運動 など ②(肩の空間に)入れる。戻したらぶつかる。巻き込む。もしくは、下からスーッと(中心を捉える)。 ③入り身しても手の形は同じ。 ④ ①をしっかりする。(両手で)スーッと広げる。振りかぶって振り下ろす。 ・突いてくる先だけを見るのではなく、全体を見る。心の目、遠山の目付。例えば剣では切先と手元の両方を見ると言われることがあるが、人間の目は二つに焦点をあてることは出来ない。つまり、全体が見えているということ。 ⑦下段で、もしくは無構え。正眼で構えるより案外スッと通る。吸い取る。 ⑧もらって返す。捌きは無しで。(中から) ⑨風船の空気を漏らさないようにする。きほんのき。(出しとく。雰囲気変えない) ➡合気ガールより:そういうことだったんですね…。

振りかぶって振り下ろす

 雨上がり、蓮の花が開く朝日が眩しいですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。最近は新しいお仲間も増え、ビジターの学生も沢山来てくれて、賑やかで活気があります。嬉しいかぎりですね。梅雨は明けたと言えども雨が続き湿度が高いです。怪我や熱中症にはくれぐれも気を付けてお稽古いたしましょう。気を付けて…と申しますのは、自分だけでなく、お相手の方へ、周りの方へ気を使いましょうということですね。無理やりしない、相手をよく見る…合気道の稽古をしていれば、そうなりそうなものですが、意識しないと難しいですね。間、体捌き…目下、修行中です!一緒にお稽古して下さる皆様がいて、相手の方が攻撃し続けてくれるからこそもらえるわけで…ご大切にしよう。 7月9日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(呼吸投げ)振りかぶって振り下ろす、③胸持ち一教おさえ込み、④逆半身片手持ち転換小手返し、⑤相半身片手持ち呼吸投げ、⑥諸手持ち転換十字投げ、⑦座り技呼吸法 など ②振りかぶって振り下ろす。はやく行きたくなるのをおさえて、ゆっくり。上がったら相手は下りたくなる。それに合わせて。重みを感じる。(やろうとして固まるのではなく、相手を崩そうと傾くのでもなく、ただ剣を振りかぶって振り下ろす)力いらない。切れ味鋭くなる。 ③タイミング(持ちに来るのに合わせる)。胸の埃を払うように、余計な力を込めない。カギを作らない(掌で、つながりを感じる)。振りかぶって振り下ろす。吸収する。 ④てほどき。(①で)相手は一つのところに集中する(フリーズさせる)。楽にとれる。 ⑤斬り上げる。斬り下ろす。 ⑥(押し込まれて縮こまらない)伸ばしとく(出しとく)のはきほんのき。大事なものを拾うように。相手の肘は伸ばす。曲がっていたら一教でよい。 ・反射。(入り身転換反射道の)反射道は感謝道。 ⑦(出す、中心を捉える) ➡合気ガールより:エンジンかけとく。昔のメモに「ありがとう、浜村淳ですという気持ち」と書いてありましたが…浜村淳さんが思わずついで出てきたんですねぇ。

中心を捉える

 ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。私は本当に恵まれていて、合気道をして出会うのは気さくで朗らかで親切な、感じの良い方が多いですね。お稽古するにも一人では難しいですし、相手の方と作り上げるものですから、感謝の気持ちを大切にして日々励んでおります。夏の特別講習会一日目の後に、口を開けば文句ばかりの方とご一緒する機会があり、合気道をしていてもこんな不平不満だらけの人がいるのかとショックで夜眠れませんでした。…これが私の我(対立)!その人が鏡となって映ったのです。一方で、書籍を購入する際にメールでのやり取りを、驚くほど丁寧にして頂いたことがあります。著者である先生やその道場を代表されているのが紳士的な対応に現れるのですね。さて、こういうことを私たちの目に触れないところで先生は日夜されているようですよ。道場外でも合気道、全方位隙なしの神対応。我々に関係ない話ではなく、武道センター道場を守るためにもお骨折りになっています。そういうものに、私もなりたい、出来る出来ないじゃなくて、やるんです!鏡から我が取れたらそのときはもう…乗ってますよね。自転車。 7月7日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③突き(転換)おさえ込み、④入り身投げ、⑤四方投げ(裏)、⑥座技呼吸法、⑦突き(角落としの上段)掌底で、⑧五教 など ・触れたところだけ下げるのではなく、中心を捉える。 ④(突きに合わせて)腕を回転させて肩を出すことで、入り身する。肩口につける。 ⑤ ④からそのまま(突かせるようにして進ませて)四方投げ。 ⑦内側から(くいこむ) ⑧下から取る。相手の肘を自分の胸に付けて逃げられないようにする。相手の指先は自分の方へ向ける。 ➡合気ガールより:ひとつになる/受け入れる

姿勢/体を使う

 台風が過ぎましたね。皆様お変わりありませんでしょうか。先週末奈良にて盛大に執り行われました夏の特別講習会は、螺旋の動きや自在の気など、大阪合気会の特徴、田中万川先生の目指した合気道(=植芝先生の目指した合気道)とはどういうものかという内容でした。そして、私たちも同じように目指し追究する上で、見てとる、受けて感じるというのが非常に重要ですね。ですから、普段からそれを意識して、知らない間に無意識になるよう稽古、稽古、稽古いたしましょう。いずれアップされる動画を心待ちにしつつ、Summer days(サマーデイ)三昧(サマーディ)!…お後がよろしいようで…(※次回に続く)。 7月4日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)呼吸法、③転換呼吸投げ、④相半身片手持ち角落とし/入り身投げ、⑤(掌を重ねて)④、⑥相半身片手持ち入り身投げ、⑦(転換)一教おさえ込み、⑧逆半身片手持ち(内転換)四方投げ、⑨両手持ち呼吸投げ、⑩座り技呼吸法、 背伸びの運動 など ・言葉に依らない ②③ 肩で止めない(込めない)。いこうとしない。肚で受け流す。足までアースする。意識を無意識化する。スッと振りかぶって振り下ろす。姿勢が大事。まず見えるところから偏りを直す。①をちゃんとする。受けも感じる。 ④大事なものを拾うように。振れる。前の手ではなく後ろ。肘の方へ。 ⑤(掴まない。掌を重ねて、つなげる) ⑥相手と同じ方を向く。腰を落とす(沈む)。肩はずっとつけておく。独楽のような動きになる。 ⑦振りかぶって振り下ろす。 ・体を使う。使える内に。手の向きとか足の向きとか細かいことは言わない。形は大事にしてちゃんとしているが、形をしているのではない。 ⑨⑩(掌を上にしてもらう→相手に向ける) ➡合気ガールより:やわらかく重い

持たせる(中心の取り合い)

 夏が来ましたね!フルーツパーラーの前を通るとオレンジの爽やかな香りが鼻に抜けます。皆様ご機嫌いかがでしょうか。体操の内村航平選手は全くアップもしないで全種目をやってしまうという練習をされていたそうです。先生は準備体操をされないか、しているようで全く違うことをされていますので、そういうことなんでしょう。ちなみに内村選手は子どもの頃、人形を使ってイメージトレーニングされていたそうです。それで、演技中どの状態でどこにいるか分かるようになったとか。動画を見るにも目がないと解説が必要ですが、ひとつ言えるのは、陥りがちなパターンは他の人がしていたら自分もしているということですね。あくまで合気ガールの場合はですよ。先生みたいに離見の見となれば恰好良いですが、凡夫でも工夫すれば気付いて直す道がありそうです。見る人に花が映るときは理に適って相手と一体となっているのでしょうね。体の使い方…。 6月30日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③諸手持ち呼吸法、④諸手持ち転換一教おさえ込み、⑤体落とし、⑥呼吸投げ、⑦三教おさえ込み、⑧腰投げ、⑨天地投げ など ・相手の掌底が浮かないようにする。浮くとずれて取れてしまう。手でやろうとせず、肘を使う。 ④相手が前に出てきたらもう一度転換する。二教取り。相手の手が離れたらそのままする。 ⑤ ④から相手の後ろ足が一歩出て背中が出てくるようにする。 ⑥相手の体が回ってどれだけ肩が出てきたかによって自分が入る角度が変わる。 ・受けは、手首をおさえるのではなく、中心をおさえる。そうでないと他が自由なので危険。取りは、持たせる。中心の取り合いになる。 ⑧ ③から相手を抱えるようにして体を入れる。受けは道着を掴んで受け身を取るのが高い位置になるようにする。 ➡合気ガールより:身長差が著しく、道着を持ってなお低かったので相手の方も合わせて飛ぶことで高さを補っておられたのですが、そのぶん着地で衝撃がきてもぶれないように鍛錬…。先生の体操と同じです?いや、さぼってないで私が跳ね上げないと‼