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(手足腰の一体化)

 早いもので10月も終わりですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。人がいるからこそ己のことについても色々気付かされる機会があると言いましょうか、稽古ではそれを体でする為、人にしてもらったように自分も体で対話できるようにありたいですね。それには体の使い方や力の出し方がわからないといけませんから今日明日すぐにどうにかなるものでもないですが、だからこそ日々の稽古を丁寧に…。普段は表面的なもの、寧ろその表面についた埃くらいしか見えないものですが、本当に何かあれば(私の場合は職場炎上事件)結局は最も深いところで影響を受けているから真直ぐいられるんだなと分かったので、師範の追っかけ活動する甲斐もありますね。 10月26日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③横面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤呼吸投げ、⑥(外転換)四方投げ、⑦(外転換)小手返し、⑧腕絡み、⑨座り技呼吸法 など ③体を開く(内側の手で合わす)。(相手の前ではなく)自分の前で技ができるようにする。 ④ ③より相手の内側から外側になるよう攻撃の軌道を外す。 ⑤ (③④と捌きは同じで外側の手で合わす)。窮屈にならないように相手の背中が出てくるようにする。 ⑥外転換と思うと回ろう回ろうとするので、歩くように二歩だけ進む。もう一歩出ない。 ⑦何もないところに横面打ちは打ってこないので、最初に手をあげている方が良い。何もなければ正面を避ける理由がなく最短距離で攻撃する方が効率がよく理に適っている。剣でも相手が正面を攻撃するのでそれを(防ぎつつ)避けて自分が横面を打つ。ボクシングのフックでも相手が正面をガードしているから(横から)打つ。正面が空いていたら真直ぐ打つ。 ⑧手の先で合わせて肘を曲げることで相手を進ませる(内→外を一刀でする)。肘から合わすとできない(のりしろ)。最初から(技をしようと)取ろうとするのではなく絡ませる。10/12-⑧と同じ。 ➡合気ガールより:合流する/誘い

呼吸力/結びが切れないように

 「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮れ」霜降の時季となりました。今年はまだまだ暖かいですね。山奥のお寺の中は日当たりの良い庭とは対照的に真冬のように冷え切って、一見すると収納のような茶室は隠し部屋みたいでした。封建時代には厳格な階級制が設けられましたが茶の湯は四畳半の茶室の中に雑多な階級の客が無差別に饗応され、世俗的な考慮は一切風に流します。結局のところ貪慾、瞋恚、愚痴が様々な不和を引き起こすのですが、文殊菩薩の持つ剣はそういったものを断ち切るそうです。合気道は活人剣ですから実際に剣を持っていなくても飛躍すれば剣そのものであるように、稽古中はもとよりせめて道場を出るまでは、もっと!門をくぐって外に出るまでくらいは、気を抜かないようにしたい。そうでなければ先刻までやっていたことは何だったのか?勿体ないですよね。いえ、此方の話です。 10月23日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②相半身片手持ち入り身投げ、③入り身投げ/四方投げ、④両手持ち四方投げ/呼吸投げ、⑤逆半身片手持ち呼吸投げ、⑥横面打ち小手返し、⑦突き(転換)二教おさえ込み、⑧諸手持ち(転換)ふりかぶってきりおろす、⑨正面打ち一教おさえ込み、⑩入り身投げ、⑪座技呼吸法、 背伸びの運動など ②ふりかぶってきりおろす、ふりかぶってきりおろす。 ③(手捌き)×3種類。親指を中に入れる→四方投げ。②、くいこむ→入り身投げ ④ふりかぶってきりおろす(/突く) ⑤中心(をとらえる)結びが切れないように。相手がガチッと持って握っていられるようにする。ふりかぶってきりおろす/突く。 ⑥(つながりを切らさない) ⑦近い方が良いというものではない。詰まったら反対(の半身)。体捌き、間をかんがえて呼吸力を使えるようにする。 ⑧ここ(手)とここ(肚)を合わす ⑨(吸い込む) ⑩なでるように ⑪肚対肚 ➡合気ガールより:外へ広げる/手刀

離れない/中心へ

 秋桜やススキの花が咲いています。すっかり秋らしくなりましたね。皆様お元気ですか。さて、演武の動画で演武している人以外も映っている場合が時々あったりしますよね。だいたい皆演武を見ているので、当日会場では自分の向かい側にいる人達は背景に何となく見えていても、フォーカスはしません。しかし肉眼で見るのと違い画像は平面なので、奥に映っている方が少しでも特異な動きをすると目立つように思います。昨今はスマホで各々動画を撮っていますから、思わぬところで映りこんでいることもあるでしょう。気を引き締めないといけませんね。勿論、撮影されているかどうかに関わらず…。 10月19日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③逆半身片手持ち四方投げ(裏)、④(転回)入り身投げ、⑤呼吸投げ、⑥四方投げ、⑦(転回)小手返し、⑧座り技呼吸法 など ③ ①→相手の手が離れないようにする(相手が子どもであっても)。(無理に動かして取れるのを)もう片方の手ですぐ握るのではなく、触れているところを通じて(相手の中心とつながり)自分の中心に(合わす) ④表に。(てほどき)深く入れるように相手を出す。 ⑤(地)肘がきまるようにする。 ⑥ ⑤と同じようにしてふりかぶる。 ⑦手鏡を返す。相手の前(に自分がいるの)ではなく(間が詰まるので)自分の前に相手がいるようにする。 ➡合気ガールより:相手次第にならない/剣

気の流れに体をはめ込む

 気持ちの良い秋日和ですね。週末は気温が下がるようです。お体おいとい下さいませ。さて、私が専ら悩まされているのは職場で上司対その他の構図になっていることですが、いきつくところまでいってしまいました。なんでこんなことになってしまったんだろうと思いを馳せるわけですが。力の使い方や方向、強さ等々を間違えているんでしょう。…ん?それって普段の稽古の私の姿なのでは~⁉私は上司との関係性では一山乗り越えたんですけど、お互いに歩み寄って。その後の周りのことまで見えてませんでした。…1対1だけじゃないって言ってるやん!! 10月16日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち呼吸法/転換呼吸投げ、③(半身半立ち)両手持ち四方投げ、④横面打ち小手返し、⑤胸持ち一教、⑥逆半身片手持ち一教おさえ込み、⑦正面打ち入り身投げ、⑧横面打ち一教おさえ込み、⑨両手持ち側面入り身投げ/回転投げ、⑩後ろ片手取り首締め三教おさえ込み、⑪正面打ち一教、⑫座技(片手持ち)呼吸法、 背伸びの運動 など ②③(入っても引いても同じようにできる) ④袈裟に斬る(繰り返し) ⑤(避けて離れないようにする)引いて中心に当てる。 ⑥(剣を持つように)中心と合わせる ⑦下段/上段 感じる。つれていく→裏三角。気線、気の流れに体をはめ込む。 ⑨いかなければ引く。 ⑩(いく方へ回る。ぶつからないよう)相手を出す ⑫相手が教えてくれる。道をつくる。 ➡合気ガールより:軸/重みが乗る

立居振舞/肚にくる

 金木犀が香る季節となりました。皆様お加減はいかがでしょうか。隙があればつかれるのは定石ですから、災難に見舞われたとして油断した自分がおります故致し方ないですね。そういうものを招き寄せないために武道をしているのですが。まったく普段から何をしているのか。しかしかえって人の秘められた輝きも浮かび上がるものですから、厄災も忘れて感心してしまいます。表面的なものではなく本質が垣間見えますよね。芯というか魂というか。それとも花。何事もなければ知らずに過ごしているわけで、ボーっとするのはいけませんが、そういう機会を頂けたことには感謝だな。ふふ。 10月14日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち転換側面入り身投げ/呼吸投げ、③両手持ち転換側面入り身投げ/呼吸投げ、④相半身片手持ち入り身投げ、⑤正面打ち入り身投げ、⑥半身半立ち両手持ち四方投げ、⑦逆半身片手持ち呼吸法、⑧一教おさえ込み、⑨正面打ち回転投げ、⑩横面打ち一教おさえ込み、⑪角落とし、⑫側面入り身投げ、⑬座り技正面打ち/胸持ち二教おさえ込み、⑭天地投げ、 背伸びの運動 など ②③(相手の後ろ側/前側に足を進める) ④下段/⑤上段 (中心)→相手の弱いところ(裏三角)肚にくる。非力でも、できるだけ最小限の力で最大限の効果を発揮する。 ⑥立ったり座ったり立ち居振る舞いで補う。 ⑦(天地投げの天) ⑧ ⑦を使って一教おさえ込みと思い過ぎずにする ⑨(袈裟斬り。中心を捉えているので)方向は自由にできる。 ⑩クロス(内→外) ⑪受けも取りもつながりを切らさない。受けは相手の方へ足を入れて合わす。柳が風になびくように。 ⑫(肘を曲げて合わせて相手を前に出すが)きもちは⑪のように ⑬(体を開く)あとのまつりになるようにする ➡合気ガールより:手と中心を合わせる

吸収する

 寒露の候、朝晩はめっきり冷え込むようになりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。体から出てくるものは積み重ねでしかないから、毎回集中して丁寧にやるのか、なんとなくやるのかで全然違ってくるんでしょうね。急にうまくなるわけないし。一緒にやっている人の身体感覚に助けられて…というところが大きいのですが、決してそれだけでもなく、昨日、その前…とやっているからこそというのも実感します。ああなんか…ありがとうございます。いつも。稽古してるのか治療されてるのか分からない。ちゃんとやってたら(やれよ)、その内、あれ見てパッとやれるかな。できるよ!きっと。いつになるかは知らないが。 10月12日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③正面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤転換呼吸投げ、⑥半身半立ち正面打ち角落とし、⑦正面打ち転換呼吸投げ、⑧小手返し、⑨座り技呼吸法 など ③受け止めずに吸収する。 ④吸収する→(入り身の状態。相手を進ませる)自分が入るわけではない ⑤(転換して相手が行く方へ投げる) ⑥(立ち技と同じ。攻撃の線を外す) ⑦ ③から(相手の内側へ) ⑧(④→相手の外側へ→技ができる位置になっている) ➡合気ガールより:何処から合わせるのか/正面打ちと相半身片手持ちは相性が良い

(心線)

 『呼びさます一人の敵も心せよ多勢の敵は前後左右に』ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。先日は合氣道演武大会が盛大に執り行われ、大変な賑わいでした。先生たちの演武は凛々しくってオーセンティックで、場内の空気もピンと張りつめてましたね。さて、今回私が印象に残っているのは、自分の出番で太鼓の鳴るタイミングが絶妙だったことです。最後の技の受けで畳を叩いたら天の声かと本当にびっくりするくらいの神業?でした。その日の内に太鼓の映像確認しちゃったくらいです。普通に時間計って、きめてるし終わりやなって見て自然に鳴らしてくれたんでしょうけど。きっとそういうところに集約されるんですね。恐れ入りました。天晴れです。これはその場に立たないと分からないから、出るって決めて出られて本当に良かったなぁ。危ないところだった~。不甲斐ないや! 10月5日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③胸持ち二教おさえ込み、④側面入り身投げ、⑤四方投げ、⑥転換小手返し、⑦演武の練習 など ③(斜めに捌く。相手が攻めてくる状況をつくる)。二教なので親指のところをしっかり返す。 ④ ③は上へ返したが今度は転換をする(ただ回るのではなく捌いて崩しながら技ができるように入っている。守りながら攻めている) ⑤くぐろうとしない。立ったままできなければ半身半立ちのようにしてする。それが出来れば立ったままする。 ⑥ ①→相手が前に出てきたら(自分の体を)開く。 ➡合気ガールより:満足させる

 10月になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。先週末は月が綺麗な宵でしたね。お月見されましたか。月見団子のあの形は里芋をかたどっているそうです。芋、栗、無花果、茸にお米…秋の実りが豊かになって参りましたね。柿や梨、ぶどうなど、秋の果物は殊に芳醇です。自分の体の声へ耳を澄ますような状況にはからずもなった際に、仕事なんかしながら普段の生活はとにかく不自然でいびつだなと感じたんですが、しかしそれをしないと生活できませんからね。そういう矛盾や乖離を…道場に入ったときに切り替えることができればスッスと入っていくのかもしれません。空っぽに、私のままでいない。なりきる。 10月2日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち四方投げ、③(転換)呼吸投げ、④一教おさえ込み、⑤正面打ち呼吸投げ、⑥入り身投げ、⑦逆半身片手持ち呼吸投げ/天地投げ、⑧演武の練習 など ②立ったり座ったりする。中心。重みが乗る。 ③(中心をとっているから方向を決められる) ④振る。引っ張り合いにならないようにする。間。 ⑤いかないのに無理にいこうとしない。当てる表現を変える。捌きは考える。 ⑥入り身の練習(中心をとらえる) ・相手を倒そうとしない。ひとつになる。 ⑦流れの中の個体。 ➡合気ガールより:巡り/振り切る体を作る(響き)