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半身とは

 暑い日が続きますね。夏はまだまだ続くようです。皆様どうぞご自愛くださいませ。夏が終わる迄に泳ぎにでも行こうかしらと思い、とりあえず水着姿を鏡で見てみたら、これってほぼ裸なのでは…。ヤンマガの表紙じゃあるまいし、これで人前に出てよいものか…。海やプールは皆水着だから良いのか?お稽古で鍛えられた身体を披露するのもまた良しとするか…。あまり自分の全身をまじまじと見る機会もありませんね。稽古中に己を客観視出来るかと言うと、何か違うという事は分かるけれど、どこをどう直してよいのかわからないという感じになります。だから先生たちが色々ヒントを下さっているのですが…。自分をもう一人の別の自分が観察しているような感覚があれば良いですね。主観に頼らずチェックするのは、一つは相手を見る事でしょうか。 8月26日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③横面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤転換小手返しなど ・(相手の打ち込みが当たらない位置に捌く) ③相手と向かい合わない。 ・半身とは、相手がいて初めて半身になる。自分一人だと相手がどこを向いているかわからないので半身とは言えない。自分の半身の前(足の向いている先)に相手がいるから半身と言える。だから技は自分の前でする。横にずれていたらできない。 ・例えば、前の見本で一歩でしてたら一歩でしないとだめという制約はない。前で一歩でしていた状態に二歩でも三歩でもなればよい。歩数を増やしたことで自分が不利になってしまったらいけないが。 ➡合気ガールより:見る時に、先入観やきめつけがあってはとらわれから抜け出せませんね。そのバイアスと、どう修正してよいかわからないことの因果関係は不明ですが。わからないから同じことをしてしまうのは、自分だけでなく相手の時間を奪っていることにもなりますかね…。なんてことでしょう!

中心をスッと

 ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。そして、今この時この場所にいられることに感謝します。緊急事態宣言だなんだと、建物を使えるかで一喜一憂して右往左往しておりますが…平和な毎日でお稽古できる事こそが何よりの宝物です。合気ガールの場合、幸福とは自由ですよ。所謂世間一般の常識というものはその時々で変わっていきますね。明日から外に出られなくなったら、合気ガールはただのガールです。私たちのいる銀河系は太陽系の郊外にあり、太陽系は220Km/秒で銀河の中を回っているそうです。遠心力でどこかに飛んで行ってしまわないのは星と星が引き合っているから?しかし星を全部集めても、その場にとどまるには引力が足りないらしい。でもちゃんと収まっている。だから、銀河系は星だけじゃない、星以外の見えない何かがあって、その重力が強くて繋ぎ止められている。その何かがダークマター(暗黒物質)という事だそうです。その内にダークマターの正体も解明されるのでしょう。それを出来るのも人なんですよね。新約聖書のルカによる福音書に、イエスの言葉で「与えなさい。そうすればあなたがたにも与えられる」とあります。見返りを期待せず自分の時間、労力、エネルギーを使って奉仕するセルフレスの実践が、かえって人を大きく育て人生を豊かにするということでしょうか。私が窓の外に飛んでいかないのは先生の指が引っかかっているからですが、こうやって皆様とお稽古できるのは、運よくいろいろな環境に恵まれているからに他なりません。だからこそお稽古あるのみです。そう、山彦のように響き合っていければ良いですね。 8月23日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち呼吸投げ(上/下)、③横面打ち呼吸投げ、④入り身投げ、⑤逆半身片手持ち面打ち一教おさえ込み、⑥横面打ち呼吸投げ(内転換/前に出る)、⑦内転換小手返し、⑧両手持ち呼吸投げ、⑨天地投げ など ・中心をスッととらえる。 ・手から連動した動きになる。 ③(亀の術みたいな感じでスッととらえて相手の外側へ) ・中心をスッともらう。 ⑦(切り下ろして、相手が起きて回りこむのに合わせて技をする) ⑧スッと誘って手放す。 ・体を振る。腰振り。 ➡合気ガールより:腕を紐のように使えるときは必ずお腹も回っているんですけどね…。自分で身動きが取れないようにしているときはつっかえ棒みたいです

回り込む

 残暑お見舞い申し上げます。皆様ご機嫌いかがでしょうか。最近は気温が低かったので、30度を超えると暑く感じますね。もう彼岸花が咲いているんですよ。合気ガールはお盆の最後に体長5.5cmのミヤマクワガタを飼い始めました。後で調べたら、標高の高い地域で生息している彼らは30度を超えると生きていられないらしく…。常に家で一番涼しいところへ虫かごを移動する日々です。蓋を開けると怒って威嚇してきますが、オリバーカーンみたいなキーパーポーズで体を大きく見せてくれるんですよ。彼と私が同じサイズ感だったら、この顎に挟まれないよう後ろに回り込まないといけませんが、そんな隙を与えてくれるでしょうか。ひっくり返すことができれば、或いは勝機があるやもしれませんね。 8月21日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②相半身片手持ち体落とし、③呼吸投げ(上から/下から)、④四方投げ(裏)、⑤転換三教おさえ込み、⑥逆半身片手持ち面打ち一教おさえ込み、⑦正面打ち入り身投げ、⑧相半身片手持ち小手返し、⑨回転投げ、⑩座技呼吸法 など ・剣で下まで切り下ろすように。手元ではなく、その先へ。 ②(内小手で「お先にどうぞ」→相手が動いたら体捌きで回り込む) ⑤三教で(取りが)回り込む ・正座から気を出す「きざ」(起座) ⑥おさえ込んで、相手が起き上がるのに合わせて繰り返す(誘って打たせる) ⑦ ⑥から(相手が)回り込んだら入り身になる ⑧きめるときにも回り込む ⑨転がしてみましょう(自分の周りを、相手が持ちにくる気持ちのまま) ➡合気ガールより:前回両手持ちの時に、逆半身片手持ち+相半身片手持ちのような感じがして…今回、やっぱりそうやんなぁと思いましたが、それでも何がどうなのかは分かりません~。片手は両手のごとく、両手は片手のごとくですか?これとこれは別のものだが同じになるですか??それとも、体を割るですか~???

上達するには

 時短でもお稽古ができればもう、御の字ですね。連日の雨模様、いかがお過ごしでしょうか。気温はそう高くないですが、蒸しますね。少し動くと汗が噴き出てまいります。頑張ったらどうにかなるという単純な話ではないと重々思い知らされ。それでも汗水垂らし雨ニモ負ケズ続けているのだから、報われてほしいというのが正直な願いです。しかし、いつか自転車乗れたらいいなぁと薄ぼんやり望むのではなく、そうあれと具体的に思い描ける方が良いのでしょうね。自分一人でシフトチェンジするのは結構難しいみたいです。人に手伝ってもらって何とかなったりならなかったり。処理に時間もかかってます。どうするどうなる私のCPU。アップデートするにも容量空けなくては。病巣が深くて…相手を気遣っているようで楽な方に逃げているだけというのが日常になり最早何が正しいのか分からなくなっている次第です。しかし、それを正しい『フレーム』に落とし込めば、デフォルト(初期設定)が変換されて、『陰極まって陽となす』んじゃないかという仮説…立証なるか?「できるできないじゃなくてやるんです!」はい~ 8月19日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③両手持ち四方切り、④転換一教おさえ込み、⑤転換側面入り身投げ など ①(受けは、取りが何もしていないのに勝手に動かない。)我々のところでは体の転換の稽古を、転換して相手が前に回り込むという動きを繰り返して行うが、その仕組みの中でお互いが役割を演じているだけでは上達しない。受けが先々に動いてしまうのではなく、相手がしようとしている事に合わせて動く。 ③相手の後ろ足を一歩出し(①で肩が出る)もう片方の腕を(自分の体軸に沿わすように)振りかぶって崩しつつ回る。受けはストレッチ、体操のようになる。 ④相手が回ってきた時に自分の体の横で技をしない。自分の(半身の)前に相手がいるように導く。 ⑤肩を出すのは死角を作るため。それが中途半場な状態で入るから引き込む事となる。しっかり相手を一歩出して、入り身する。相手の前で技をしない。 ➡合気ガールより:反対に、どうすれば崩れるのかが分かれば、演武の時に、かかっているように見せることも出来るという事だそうですよ。勝手に動いたら嚙み合わないですものね…。先生の、学生が勝手に飛ぶことをさせないやつ、超格好良くて爽快なんです。

振り子

 雨止みの宵の口、ヒグラシの鳴く声が聞こえてきます。気付けば8月も半分過ぎ、今日は大文字ですね。皆様お盆期間中もお元気にされていましたか?さて、思い出話をひとつ。大学生の時に、当時の監督から合気ノートをつけなさいと言われた事があるんですが、何を書いてよいのか分からず、しばらく続けてやめてしまいました。時間が経ってから見ると『佐藤先生 柳腰』と図解付きで書いてあったんです。それだけは印象的でノートが無くなった今でも覚えていました。今しがた同じことをYoutubeで『ソの字立ち』と解説されていたのを見て「たぶん佐藤道場長が言うてはったやつ~!」はい、こちらのブログは動画やSNSの類とは距離をおいて、こっそりと先生の仰る内容をそのままお伝えしていきたいなぁなんて…。これからも末永くお付き合いくださいね。 8月7日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②横面打ち角落とし(入り身投げの下段)、③小手返し、④呼吸投げ、⑤逆半身片手持ち一教おさえ込み、⑥四方投げ、⑦呼吸投げからの一教(立ったり座ったり)、⑧正面打ち入り身投げ、⑨座技呼吸法 など ・(押したり引っ張ったりせず)振り子のようにする。(手から体が入る) ・入身…隙間に入るようにする。手から入って体や足もついてくる。 ⑤振り子で(すっすっと天地投げの天のように)するか、「の」の字を描く。 ⑥(振り子で合わす) ・途中で軌道を止めてしまえばそこまでの範囲しか効かないが、斬り下ろせば、その範囲はすべて有効となる。 ⑦(振り子で合わせて、倒れた相手が起き上がってくるのに合わせて一教) ⑧(ただ振りかぶって振り下ろすだけ。相手を待って押し込まれるのではなく、スッスとする。詰まれば間をとればよい) ➡合気ガールより:中心とか軸をどう作るのか…受けをとることで作っていくのでは!?だから、相手がそういう体になるように技もしないと…固まってしまう、のか~!

体の転換にだいたいの動きは全部入っている

 皆様お元気ですか。台風の季節になりましたね。今はお盆休みですが、暴風警報発令の場合稽古はお休みですよ。さて、諸行無常と言いますが、季節が巡ったり昼と夜を繰り返すようなものでしょうか。出来たり出来なかったり忘れたり思い出したり固まったりほぐれたり…それでも『深化』していれば良いですね。うまくいかないときはいつも我や作為を感じますが、うまくいくときはむしろ私を構成しているものは私以外のたくさんのものであって私じゃない…なんですかこれは???バファリンの半分は優しさでできていますが、合気ガールの何割が先生や皆様なんでしょうか?自分の体も心もここにあるのに、本当は色々なものが集まって出来ているんですかね。分かりません。しかしそう考えれば、自転車乗れそうな気がしてきませんか。可能性の話です。行うのは自身ですからね…。 8月5日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③横面打ち一教おさえ込み、④側面入り身投げ、⑤小手返し、⑥座技呼吸法 など ・横面打ちの軌道は円いため、常に方向が変わっていく。相手をつれていけるように合わせる(打ち終わりになるほど引っ張る事になる。打ち始めの方であれば可能となる)。反対側の手はビンタするように当て身を入れる。 ④相手を自分の視界の中でずっと見ていると、相手はずっと前にいる。(相手の死角に入るため)捌いて相手と横に並ぶと相手が見ているのと同じ方向を見ている状態となり、相手を見ない事になる。①と同じ。但し、見ないと言うと、いつでも相手を見なくてよいと勘違いしてしまわないように。見ないのと無視するのとは違う。見ない時でも相手がどうなっているのか把握している。 ⑤④から①の崩した状態で相手を制する。手だけ下げても相手は起きたり自由に動ける。体の転換にだいたいの動きは全部入っている。 ➡合気ガールより:先生たちは端的に分かりやすくしかも一般化して説明して下さいます。しかしこれ以上ないという分かりやすさになるほどに一般人には???だったりするのですが、これは自分が武道の考え方や見方をしていないからだろうなと思います。反対に、読んでも分からない五輪の書の内容を翻訳されている感もあります。このロジックで、他の方にこうじゃない?と言ってもらえることが先生の仰る事のグーグル翻訳みたいになる場合もあり…。本当に、感謝しかないですね。

思いから/中心

 真夏の夜は短くて…。そう、8月の夜は時短です。こんな夜は、お耳汚しですが、懺悔をひとつお聞き下さい。教えてもらって出来るようになる、という喜ばしい事があります。それは教えてくれている人達の成果で、こちらは言われた事を唯行ったのです。そして、言われた事を出来たのは何故かと考えた時に、内容や方法は教えてくれている人達の要因です。こちらの要因として、初めてじゃないという場合があります。じゃあ最初に出来たときにこちらがすぐいつもの感じに戻っているのを見て、どんな気持ちになっていたんだろうという疑問はさておき。だから反復稽古するのでしょう…。昔、私は、良い方を追求していく事を放棄して、迎合する事を選んだのです。その時は今よりも若かったし、他に術を持たなかったというのが正直なところです。今は、当時よりは大人になって、外の環境も中のメンバーも変わりました。だから、良い方をしましょうよという時分です。執着しているものを手放すどころか私は大切なものを自ら打ち捨てていたのです。前提となるものを養わずに怠けてきたので、今苦労していますが、良い感覚がなくなる訳ではないようです。忘れているだけで。一度放棄したものに今改めて取り組む事ができるのは、本当に、先生や一緒にお稽古して下さる皆様のお蔭です。有難うございます。そして、お稽古できる事そのものが文字通り有難いですね。 8月2日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち転換呼吸投げ、③一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤二教(呼吸投げ)、⑥座技正面打ち一教、⑦半身半立両胸持ち呼吸投げ、⑧天地投げ など ②(何もない空間から短刀で斬るようにして渦に巻き込む) ③両手の使い方(パパっとすり上げる)。思いから→手から→膝が入る。 ・中心を守る。手放す。腰がひけるのとは違う。 ⑤③から胸に付けて(肘にきかす)それで相手は身動きがとれない。(斬るようにしてそのまま体が入るように進む) ・中心がぶれない(座っても立っても) ⑦(根っこをはる)間に通す気持ちでお辞儀をする。 ➡合気ガールより:…と誓った矢先に、クセが強すぎてどうにもなりませんでした~!発動するのに、色々条件が…。

良い状態を作る/肘までスッと通す

 早いものでもう8月ですね。皆様ご機嫌いかがでしょうか。このお稽古の日は靴箱のところにハグロトンボが飛んでいたんですよ。裏の平安神宮神苑で生息しているのでしょうか。香川照之さんはハグロトンボの黒を「紋付の黒」と表現されていました。上品な黒なんです。そして、他のトンボとは違ってホバリングしないんですよね。蝶のような飛び方をします。ゆらゆらと、ゆっくり、扇風機の風さえものともせず前に進んでいました。トンボはたとえば翅の一枚だけが他と違う動きをしたりしませんものね…。 7月26日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち四方投げ/呼吸法、③回転投げ、④入り身投げ、⑤二教おさえ込み、⑥突き体落とし、⑦横面打ち角落とし、⑧天地投げ(返し) ・末端ではなく、相手の肘からという意識でスッと通す。 ②(45度、90度、180度、360度どれでもできる) ④腕の間から入れるのがミソ。撫でるように。肘から連れていく感じ。 ⑤胸につけて二教をするが、手首をきめるというより肘へきかす。三教等も同じ。 ・自分の良い状態を作っておく。弓をつがえる状態で、後は放つだけ。 ➡合気ガールより:良い状態を作っているから、腰と膝が調和された動きになるので、手刀の先の方向に連動した動きになる、と思うのですが…。自分でバラして手だけになって体が回っていない状態に陥りがちなんですけど、手肘肩腰膝みんなまとまるには、イメージをもつことですかねぇ…。