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吸収する

 春の陽気に誘われて心まで晴れやかでうきうき胸騒ぎ…しかしまた寒い日もあるようですね。お体おいとい下さい。先日姫路にて植芝充央先生の講習会に参加しました。恒例の受け身を取れば人に当たる密集度で、こんなに沢山の人が集まって色々な方とお稽古出来るようになったのは嬉しいことですね。四教のときに「痛かったら叩いて良いですよ。…強いですね。凄いですね。」と言われたり(痛くないことはないけれど先生の方が以下略)半身半立ちで意地悪されたのか「うまいですね。全部返してきますね。」と驚かれたり(ちゃんと分かるようにしてくれてるとしか思わなかった)普段皆様に鍛えて頂いてますからね。うまい人だと、的確に中心を捉えてる~、全然形に囚われてなくて紐みたい~と感心&内省しきり。他所へ行っても普段の姿勢が出るわけですから、いつだって、今やることだけただ致しましょう! 2月27日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち呼吸法、③胸持ち呼吸法、④逆半身片手持ち回転投げ、⑤呼吸投げ、⑥正面打ち一教、⑦横面打ち呼吸投げ、⑧胸持ち一教からの二教おさえ込み、⑨みぞおちに武器を突き付けられた状態から合わせる(呼吸投げ)、⑩天地投げ など ②③一二と足を進める。肚が回る。(相手に向かわず)なで上げる。 ④半身で一二と足を進める。中心にトンと当てる。関節もきめてはいるが体全体が回るように。 ・捌きはあじろ、転換、前後もあるがどれも同じ。吸い込んで吐き出す。肚が浮く。浮かせようなんてしていない。 ⑥吸い込んで吐き出す。ふりかぶって斬り下ろす。体の使い方。体を作る。できるできないではなくやろうとしているか。 ⑦止めない。通過点。通るようになれば吸収するようになる。結びにもつながる。もらう、吸い込むことをしていれば多少他がおかしくてもこの時間はOK。 ・実際に(例えば子どもが)自転車を乗ろうとしているとき、手がどうとか足がどうとか姿勢がどうとか言うだろうか。乗れそうならそんなことを言っていちいち止めない。有段者は乗れそうかどうかというところを見る。 ⑨武器をつきつけられたとして、払ったり相手の方へ向かうのではなく、ここ(結び) ➡合気ガールより:植芝道場長に天地投げをしてもらったのですが、縄跳びみたいでした。…と言ったところ先生が「自分が縄みたいだった?」ってすぐ通訳して下さったんです!感じる間もなく

ヨイショー、エイ(吸い込んで吐き出す)

 河津桜の蕾が膨らんできたかと思えば咲いているものもちらほら…。春の足音が聞こえてきそうですが、今日も雪が降っていましたね。皆様お加減はいかがでしょうか。京都市では、不良な衛生環境(いわゆるごみ屋敷)解消のための支援及び措置に関する条例があります。ごみを出す行為は、物をごみ(=いらないもの)と認識して指定の袋に分別して詰め、指定の日時に外へ出す多層で能動的なプロセスが発生します。一方、消費は誘導されやすく容易である上に、チラシなど断らなければ頼んだ覚えはなくてもやって来ます。ごみを出さなければ物は溜まる、収入があってもそれ以上に使えば困窮する。当然ではあります。どっこい合気道でも、まずそれがないとどうにもならないということを、他に目が行くと忘れてしまいがちです。合気ガールの場合はですよ。自分で固めて不利な状況を作ってしまったり、無防備だったり…意識して意識して改善して、自然に体を使えるように…稽古するよりありません。 2月25日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち角落とし、③突き角落とし/呼吸投げ、④横面打ち角落とし、⑤逆半身片手持ち回転投げ、⑥胸持ち呼吸投げ、⑦突き小手返し、 背伸びの運動 など ②流す。エンジンをかけて流れていれば通る。隙間を埋める。足を進める。引っ張ったりやろうとしていない。トンと中心に当てる。(胴を斬るように)中心を通っている。受けも同じように中心へ。 ③捌きは内/外どちらでもよい。当たらないよう捌いているが、避けているわけではない。そして、どこかは触れているようにする(中心へ伝わるように)。握らない方が良い。 ・吸い込んで吐き出す。見えないところに肚が浮く/崩れるというのがある。有段者は感じないといけない。 ④吸い込みの練習。ぶつかって止めたり投げようとしていない。流す。 ⑤関節をきめているわけではない。(体がひっくり返るように)相手が受け身を取るのを助けてあげる。 ⑥ ⑤と同じ。体を開く。半身、半身、体全体で。その中に吸い込みがある。 ⑦吸い込んで吐き出す。「ヨイショー、エイ」いこう、やろうとして変えない。最初から最後まで気持ちを変えない。 ➡合気ガールより:合流する

トンと当てる/どこまでも吸い寄せる

 満開の梅の花から芳醇な甘い香りがふわっと漂う昼下がり。皆様お変わりありませんでしょうか。随所に主となる実践者は素晴らしいなと感動します。挫けないタフな心に脱帽です。強靭な肉体にしなやかな身体感覚、あと先生との信頼関係、疑う余地がありませんものね。私などは自信のなさから見て気付くことがあっても確信を持って行えなかったり、受けて感じたことを人に言えるまではなかなか…。良くなっていけるルートもあったのに、早々に諦め迎合した故、今苦労しているのは代償として仕方ありません。そんなサムライ?でも時と場所が変わって違う表現をされたら混乱するのはどうしてなんでしょうね。私も、出来る時と出来ない時の違いがよく分かりません。いや、本当はわかっているのか…。でもいけそうな時はなんとなく分かります。固執や迷いがないから。集中? 2月20日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②半身半立ち片手持ち呼吸投げ、③逆半身片手持ち呼吸投げ、④胸持ち呼吸投げ、⑤突き角落とし、⑥後ろ両手持ち呼吸投げ、⑦正面打ち一教おさえ込み、⑧胸持ち二教おさえ込み、⑨逆半身片手持ち転換回転投げ、⑩突き入り身投げ、 背伸びの運動 など ②肚をつくる。 ③ ②かトンと当てる。肚から。 ④肘を通じて腰ごともらう。 ⑤トンと体ごと中心に当てる。どこまでも吸い寄せる。杖はないので、相手の腕を杖に見立ててする。 ⑥前からだけでなく後ろでも。トンとあてる。手で引っ張らず腰からヨイショー ・トンと当てる/どこまでも吸い寄せる ⑧的確に中心を捉える。(二教をきめるのは)筋肉ではなく皮膚 ➡合気ガールより:『出来る出来ないじゃなくてやるんです』ハイ!

(肘/肩へ回転を伝える)

 ブログを見て下さる皆様、いつもありがとうございます。三寒四温と申しますが、毎日雪が降っては春の陽気が続き…と目まぐるしいですね。徒然草で兼好法師は「万の事は頼むべからず」と記されています。「身をも人をも頼まざれば、是なる時は喜び、非なる時は恨みず。左右広ければ、障らず、前後遠ければ、塞がらず。狭き時は拉げ砕く。心用ゐる事少しきにて厳しき時は、物に逆い、争いて破る。緩くして柔かなる時は、一毛も損せず。人は天地の霊なり。天地は限る所なし。人の性、何ぞ異ならん。寛大にして極まらざる時は、喜怒これに障らずして、物のために煩わず。」こういう日本のこころをこの身ひとつで修行できるなんて、私はなんて幸せなんだろう。贅沢だなぁ。神様ありがとう。あとは、実際にできるようにならないとね! 2月16日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③逆半身片手持ちおさえ込み、④入り身投げ(てほどき)、⑤四方投げ(裏)、⑥半身半立ち片手持ち回転投げ、⑦逆半身片手持ち呼吸投げ、⑧腰投げ、⑨座技呼吸法 など ③~⑤斜めに捌いて(手だけ動かすのではなく)相手の肩が回って出てくるようにする。 ④捌いて半身の前で(もう片方の手を差し込む。その前に無理にしない)。 ⑤(今度はほどかずに相手が握っていられるようにする) ⑥相手の肘が出てくるように、相手の腕が伸びている状態ではなく肘が曲がっている状態にする。半身半立ち等身長差があると相手が上から乗ってくるので、真上にあると動かないが、何もないところなら動く。自分の高さでする。 ⑦肘から上がって肘から下がるようにする(角落とし)。 ⑧腰の乗せるところまで。腰が天井を向いていたらずれるので、相手と密着する。 ➡合気ガールより:動きが複雑になっても、慣れている動きでなくても、ただやるべきことをやれるように。見てとる、受けて感じる。感じられる体を作る。

吸い込んで吐き出す

 先日までの暖かさはどこへやら、今日はみぞれが降っていました。皆様いかがお過ごしでしょうか。稽古をしていると、持つとか打つのが難しいと感じることが多いです。まっすぐ打ててないし、ちゃんと持ててない。ひどいときには届いてない…話になりませんね。そういうのはどこからくるのかというと、ひとつは心の問題です。何のためにそれをしているのかということ。もうひとつは、体の問題。心とも関係しているのですが、ととのっているのかということです。そういう余裕のなさは、何かあっても対処できるという落ち着きや、そもそも自分が対応できるように準備しておくことで…? 2月13日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②半身半立ち片手持ち呼吸投げ、③逆半身片手持ち呼吸投げ、④一教、⑤呼吸投げ(上中下段)、⑥正面打ち一教おさえ込み、⑦入り身投げ、⑧突き小手返し、⑨角落とし、⑩座技正面打ち一教おさえ込み、⑪天地投げ、 背伸びの運動 など ・吸い込んで吐き出す。必ず中心へ戻る。引っ張っているわけではない。振る(中心、肚でする)。舟を漕ぐ、或いは杖や剣。 ④(体全体で)振りかぶって振り下ろす。働きかけがまずある。「ここ」(中心) ⑥吸い寄せて出す。出したい方の肩が出るようにする。 ⑦(相手を)胸元につけておく。 ⑧腰から。 ・響く。他の人と比べるのではなく自分の感じられる幅を増やしていく。 ⑨(吸い込んで吐き出す。ネジ) ⑩(②を打ち技でもする) ➡合気ガールより:思っているより宇宙を大きく広げる。

(緩めずに崩し続ける)

 今日はとても暖かいですね。紅や白の梅の花が咲いています。皆様ご機嫌いかがでしょうか。先生みたいに常にご立派な振る舞いは難しくとも、せめて、日常生活の中で、万事円滑にまわるよう気を使うくらいはできるかな~と思います。すべては稽古するためですから、なんにだってなれる、きっと。それでお稽古の時間は確保できたとして、正確にするにも何をやっているのか分からなければしようがないですね。おそらくと思い当たっても、うまくいかないとすぐ捨てて違うことをしまうのですが、捨てるものを間違っているんです。たとえば、日本で普通に暮らしていて食品添加物の類から逃れることはほぼ不可能でしょうが、体から毒素を出す方へ注力するのはできるかもしれません。だから自分でかけている呪いを流せたらよいですね。…なんだそれは。 2月9日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③横面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤呼吸投げ、⑥半身半立ち正面打ち入り身投げ、⑦逆半身片手持ち四方投げ、⑧回転投げ、⑨二教からの小手返し、⑩座技呼吸法 など ③相手の横面打ちに合わせて斜めに捌く。払わない。横面打ちの軌道は常に変わるので、最初に喰い込む。そうならなければ、(内)転換するしかなくなる。 ④向かい合った状態で止めて技をしようとしない。(相手が回ってくるので入り身の状態にして)肩につけて(動いている間も)離れないようにする。 ⑤(④と同様にして技を出来る状態にして)自分の両手を上げると意味がないので、片方は上げて片方は下げたまま。 ⑥相手に打たせて止めないようにする。 ⑦ ③~⑤横面打ちと同じで斜めに捌く。 ⑧手だけ下げるのではなく相手の体が落ちるようにする。畳まで。相手の腕が伸びていると伝わらないので、肘が曲がっている状態を維持する。 ⑨二教をする際に切らさず絡めるようにする(→①→⑥→⑦) ➡合気ガールより:紐?

縦の伸び、横の広がり

 立春を迎え、暖かい日も増えて参りましたね。皆様お元気ですか。合気道の体の使い方をする稽古をしていますが、一度古い体の使い方をしてしまうと、その影響がとっても強いんです。自分で積み上げたものを自分が崩しているのですからどうしようもありません。一番の問題は、その時に気付いていないことです。違和感に忠実であれば…しかし後の祭りです。そういえば筋肉痛になってるもんなあ。最近はそういうのを忘れようとしていたんですが。執着しているものを手放すのは、手放し続けなければ意味がありません。構造的には依存症と同じですね。負債の大きさが影響の受けやすさに比例しているのでしょう。そういう己を自覚して細心の注意を払わなければまたこの繰り返しで本当に効率が悪いったらないですね。 2月6日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)角落とし(上/下)、③側面入り身投げ、④回転投げ、⑤四方投げ(裏)、⑥正面打ち一教おさえ込み、⑦入り身投げ、⑧逆半身片手持ち呼吸投げ、⑨両手持ち呼吸投げ、⑩座技呼吸法、 背伸びの運動 など ②(通す)手は返す。縦のラインをしっかり。座ることもできる。 ③前後。 ④そのまま通るなら②(相手が来そうなら行かせる)前後の意識を持つ。左右に広げる。のびのびと。伸びやかに。 ⑤個体、流体と区別してやる(今回は個体)。 ・振りかぶって振り下ろす。 ⑦体の伸び、剣先の伸び。固まらない。縦の伸び、横の広がり。 ⑧(相手はしっかり持つ→一教の崩し)的確に中心を捉える。首根っこと腰。相手が受け身を取りたくなる。それを押してあげる。 ⑨ボールを返す。 ➡合気ガールより:今年の目標は…丁寧に、正確に。

位置

 梅の蕾がほころんで参りましたね。変わらずの肌寒さです。ご自愛くださいませ。重いものを持つにもバランスが重要のようで…片側の肩に負担がかかったら腰を痛めてしまいました。なんていうか…こんなに稽古しているのに全然日常にいかせてませんよね。面目ないことです。稽古したらほぐれて治ってきましたが(有難うございます)何やってんだ。こんなことだから間の抜けたことを色々してしまうんだろうなとつくづく反省。せめて道場、いや建物の外に出るまでは…。日常の場面でも、警戒しているときは鋭敏に察知しているものですが。ずっと張りつめているのは大変でしょうから、必要な時に必要なぶんだけ使えれば…それは、自動操縦じゃないかー! 2月2日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③正面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤回転投げ、⑥座技正面打ち一教おさえ込み(裏)、⑦横面打ち(内転換)四方投げ、⑧小手返し、⑨入り身投げ、⑩三教おさえ込み など ③止めて押し込むのではなく、相手の体が回転するようにする。 ④相手の攻撃を止めない。 ⑤(相手を前に出して)自分の足元へくるように。 ⑥座り技で踏み込む位置を確認する。立位での足裏が座位では膝~爪先に対応している。立ち技では相手の爪先と自分の爪先が合うようになる。身長に対して足の大きさは1/5程度だが、座高に対して膝から下の長さは1/2程度となり、修正がきかない。相手の膝が着く位置と自分の膝が合うようにする。 ⑦~⑨ 相手と向かい合わない。相手が回ってきて自分の足元へ。相手は1本足になる。近いところで技をしようとすると詰まる。 ⑩相手の腕をくぐるようにして捌く。自分は相手の打ち込みの軌道の外にいる。 ➡合気ガールより:怪我の功名?で、難波歩きは腰に負担がかからない、ということが分かりました。

新しい体の使い方

 2月になりました。まだまだ寒い日が続きますが、お加減はいかがでしょうか。武道のテキストには、武道の伝統的な行動の仕方について「態度」と「技能」について述べられています。「態度」においては礼法が挙げられ、相手は敵ではなく自分を高めてくれる存在であり、お互いに道を求める同志として礼法が必要である。相手と組み合う前に敬意を表し、終了時に感謝を伝える。一方「技能」については、昔は鎧を着用しての戦争が多く姿勢の崩れは致命傷となった。また、相手との間合いを図って攻防することが必須であった。そのためには、丹田を中心とした姿勢で正対して間合いを計り、また本体(後の自然体)という崩れない姿勢が必要であった。…サムライになりきるのも良いかもしれませんね。 1月30日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②半身半立ち片手持ち呼吸投げ、③逆半身片手持ち呼吸投げ、④諸手持ち呼吸法、⑤胸持ち一教おさえ込み、⑥突き小手返し、⑦正面打ち一教おさえ込み、⑧後ろ両手持ち三教おさえ込み、⑨天地投げ、⑩座技呼吸法、 背伸びの運動 など ②(振る。流す。力を抜いて通す) ③(上段/下段)もらえる。 ④(体全体を使う) ⑤(もらって返す。深呼吸の動き) ⑥腕は伸ばす。 ⑦振りかぶって振り下ろす。技をすると思い過ぎない。 ⑧新しい体の使い方をする。全く新しいものを考えるわけではなく、これまでの使い方にこだわらないということ。 ・背中をやわらかく。 ➡合気ガールより:自分のままでいるのがよくないんだなと思いますが、しがみついてますね。『執着しているものを手放す』