投稿

9月, 2023の投稿を表示しています

肚から

 秋分を迎え、吹く風もめっきり秋らしくなって参りました。皆様ご機嫌いかがでしょうか。うまくいかないときはだいたい自分が何かをしようとするあまり身動きがとれなくなっているようです。私の場合はですけどね。南米パタゴニアのバルデス半島に棲むシャチは波打ち際でオタリア(アシカの仲間)を狩ることがあります。体長5~6mある体の大きなシャチが波打ち際へ乗り上げると通常は座礁して海に戻れなくなりますが、来る波と自分で起こした波にくるまれるようにして、体が浜に着かないように襲撃します。戻る時も返す波を使い、砂だと体が埋まるので玉砂利で水深のある浜でのみ狩りを行います。また、波の向きや高さ、満潮とオタリアの活動時刻が合う時を選んで決行するのです。シャチは生まれ持って狩りが上手なのではなく、親が子どもと一緒に行う中でその条件や方法等を教えます。一方のオタリアも大人になるまでに1割程度はシャチに襲われ命を落としますが、成長に伴い体も大きくなり泳ぎもうまくなるので危険なのは生後3ヶ月までということです。 9月25日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)呼吸法、③呼吸投げ、④突き小手返し、⑤半身半立ち片手持ち四方投げ、⑥相半身片手持ち一教おさえ込み、⑦座り技呼吸法、⑧演武の練習 など ②手でいこうとしない(中心をとらえる)(前にも後ろにも行ける)。 ③ ①→押し出す。接続。いかなければ自分の位置エネルギーを変える。 ④流体の中に個体がある。関節をきめるだけでなく全体の流れをかんがえる。 ⑤膝行と思わない。あまり意味がない。自分の足で立つ。 ⑥舟漕ぎ。中心をとらえる。肚から。 ⑦肚で受ける。中途半端にしない。 ➡合気ガールより:つながりたい気持ち/畳と仲良くなる (追伸)9/28,30のブログはお休みします。

軌道を変える

 涼しくなりましたね。皆様お元気ですか。昨日は合同稽古会があり、大変盛況で暑かったですね。相手の力を感じる、自分の状態がどうなっているのか(確認する)、そして(来る力を流して)いなす体の使い方を稽古しました。私は前の日に気になったことをちょうど師範がお話されたのでめちゃ幸運。いや、必然ですか!?合同稽古会では顔見知りの方もいれば全く初めての方とも稽古しますから面白いですね。知らない人とするときは、見た感じで力の強さや体の柔軟さ等を無意識のうちにも予測しますが、一番楽しいのは予想を超えてこられたときですね。そういうときは素直に喜びを伝え分かち合います。まだ見ぬ未来の稽古相手のためにも?小さなことからコツコツ努力しよう。 9月21日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③突き(転換)おさえ込み、④入り身投げ、⑤四方投げ(裏)、⑥(転換)呼吸投げ、⑦演武の練習 など ③そのままだと当たるので突きの軌道を変える。 ④(相手を進める際に)手を替えるが緩めずにする。 ⑤(突きを上下はさむようにして軌道を変える)自分が入るのではない。 ⑥(相手が出てきたら)手を替えて(技) ➡合気ガールより:死角を作る(突きの回転を利用する)

動きを生む

 早いもので9月も半分過ぎ、彼岸花が咲いています。暑さ寒さも彼岸までと申しますが、季節の変わり目ご自愛くださいませ。さて、体の可能性はどこまであるのか計り知れません。但し私の場合はですが、どういうときにずれて固まっていくのか一応仮説はありまして、もう大丈夫かな?と思ってやってみたらやっぱりまだまだ。全部自分の問題なんですけどね。そうなると次が治療みたいになってしまって大変もったいないことに。相手に頼ってジェンガみたいな…土台をしっかり稽古せえって話。同じことを丁寧に繰り返すこと、それで作っていけたら積み重ねたものがすぐ崩れるなんてことはなくなる筈だ、多分。でも治りは早くなってます?どちらが先でもないでしょうけど、体がやわらかなら迷いもないし、気持ちが居着くと手足も動かないって感じです。頭で考えるより直観を研ぎ澄ませるように集中しなくっちゃ。 9月14日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③両手持ち(転換)一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤四方投げ、⑥小手返し、⑦演武の練習 など ③相手が止めにきて動きのないところからいきなり回るのは難しいので、まず相手の両腕を上げる(呼吸法)。自分から上げに行くのではなく(上げるのが目的ではない)動きを生む。 ④ ③は上へ、今度は下へ。 ⑤離れるのではなく自分の前で技ができるようにする。 ⑥手が横になると返らないので縦に。親指で押すのではなく反対側で締める。 ➡合気ガールより:どんな手なのか

広げる

 仲秋の時季となりました。皆様お加減はいかがでしょうか。この数年間会議はほとんどオンライン開催でしたが、参集して行うものも増えてきました。対面で行うと内容以外の収穫が多いです。気持ちや態度を互いに感じられるからでしょう。さて、この間悩んでいる内容について一刀両断。あの日私は行かなかったのですが、結局それが一番あかんかったです。出来る出来ない以前にそこにいないと始まりません。バスケの監督が試合中に「言い訳ばかり!最初から良くなかった!」と代表の選手皆へ叱っていたのは他人事でなく我が事。私の本来の役割は他の人がつられてしまうほどにその場に於いて相応しい行動をとることだったんですね。自分自身の問題がまずありますが、それだけに留まりません。その日だけでなく普段からの話です。 9月11日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)角落とし、③正面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤突き小手返し、⑥横面打ち一教おさえ込み、⑦座り技呼吸法を立ってする、⑧演武の練習 など ②引っ張らない。(中心を捉える) ・捻って痛くして、覗き穴から見てもポイントなんてない。そういうのはもう卒業する。見えるところだけじゃない。(つながりを感じる)対立しない。 ③一教おさえ込みと思わずにする。 ④体捌き(重みが乗る) ・地位やお金にこだわる。態度が悪い。わきまえる。先生は友達じゃない。習っているのだから。見学者用の椅子に座って休むくらいなら出さない方が良い。 ⑤(同化的)(流体の中に個体がある)言われたことだけしかしない。「広げる。もっと広げる。」どういうことか誰も考えていない。 ⑥広げる。いつでも離せる。(離しても捉えているからいつでも攻撃できる)離せないのはそこだけ対立している。 ⑦変えない。ハンドルと同じ。忖度しないが意地悪もしない。 ➡合気ガールより:手刀が使える

肚を土台に

 白露を迎え、柘榴の実が生りました。真夏はバテ気味だった蚊達も最近は活動的ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。昔のマリオって、クリアしたところの続きが、ゲームオーバーになると結構前からやり直さないといけなかったと思います。稽古していると、多分やった事がないことはあまりなくて、体の使い方にしたって前にもやっている筈なんです。でも忘れるから、何度もやって体で覚えないといけない。忘れてもまた思い出せば良いのですが、それすらもやっているのは私だけれど呼び起こしたのは周りの人。そうやんなあ、前もやってるやんなあ、だいたい初回?もそんな感じやったんやから…。ってなると、自分いらんやん。うまくいくときは、透明なんですよね。いつでもどこでもそうなるように、薄めていければよいのですが。何かあってから右往左往するのではなく、そうする決意を常に持っていないといけませんね。 9月9日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち四方投げ(裏/表)、③呼吸投げ(転換/斜)、④正面打ち一教おさえ込み(表/裏)、⑤相半身片手持ち回転投げ、⑥入り身投げ、⑦演武の練習 など ②広げる→まとめる。もう片方の手は上に添える。スキがないように振りかぶって振り下ろす(がら空きで進むと相手に攻撃される)。手で持ち上げず肚を土台にする。 ③呼吸法と同じ。片手でいこうとせず両手で広げる。 ④振りかぶって振り下ろす+転換(捌き)。相手が他にもいたとしてもスキがない。 ⑤正座するくらいまで下げる。肚が回る。 ⑥(いこうとしていかなければ)下げていけば良い。感じる。下がる、落ちるというのはどういう状態なのか。押しも引きもしない。自分の力で立つ。 ➡合気ガールより:二刀を一本に/体捌き、間

攻撃線を外す

 ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。夏が終わり、夕さり時に外へ出ると涼しく感じるようになりました。少し動くとまだまだ蒸し暑く、秋が来るのが待ち遠しいですね。ゾウの鼻はほとんどが筋肉でできているそうです。ゾウは鼻で物を掴んだりするので人間の腕~手の役割を果たしています。人間の腕は骨があるので関節がありますね。総合格闘技のレジェンド桜庭和志さんは合気道もちょっと取り入れておられるんですが(高校の時レスリング部の隣が合気道部で見ていたらしい)手首をきめて体を上下返したりするのを、小さい力で大きい効果を得られると仰っていました。こうやって手出したら相手が勝手に持ってくるからこうするんだよ…ってそういうものに私はなりたい! 9月7日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③横面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤呼吸投げ、⑥小手返し、⑦演武の練習 など ③斜めに捌く。足が残らないように自分の(半身の)前で技をする。 ④捌くときに相手の攻撃線を外さないといけない。斜めに捌くときだけでなく転換でも(どの捌きでも)同じ ⑤(払わずに肩を出す) ⑥(斜めに捌いてから更に転換する) ➡合気ガールより:回転する力を加える

 初秋のみぎり、皆様いかがお過ごしでしょうか。天気予報で雨と聞くと、雨が降り続く様子を想像するのですが、実際は激しく降ったりやんだりの繰り返しで一定ではなかったりします。前でやっているのを見たり聞いたりしていても、いざやってみると、全然違うことをしていて相変わらずどんくさい…。ただ、過去の映像を見て、先生たちが仰っていることは今と同じなのですが、その時はサッパリ???でも今はもう少しわかるようなこともあるので、稽古する中で少しずつ良くなっているところもあるのだと思います。未来を作るのは何か?丁寧に、体で対話できるように、打てば響く体を作る…続けていけば、変わるはずだから。 9月4日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち(転換)呼吸法、③相半身片手持ち/後ろ両手持ち三教おさえ込み、④呼吸投げ、⑤正面打ち一教おさえ込み、⑥入り身投げ、⑦逆半身片手持ち呼吸法、⑧胸持ち一教からの二教おさえ込み、⑨逆半身片手持ち一教おさえ込み、⑩突き小手返し、⑪座技呼吸法、 背伸びの運動 など ②(中からもらう) ③(もらって返す/開いて閉じる) ④もう片方の手は持たせずに。隙間を埋める。 ⑤ここ(接点)じゃなく(中心) ⑥(吸い込む) ⑦(振りかぶって振り下ろす。体全体を使う)肚から。中心からもらう。待たない。足は相手の外。 ⑧中心を捉える。 ・待たない。流体の中に個体がある。 ⑪軸、丹田。 ➡合気ガールより:守りながら攻めている

もらう

 朝晩は暑さも幾分和らいで参りましたね。皆様ご機嫌いかがでしょうか。ずっと感じているのが、私は自分の体の半分も使えていないのではないかということです。半分ってどこから来たんやろうと思うのですが、どうとでもとれるんですよね。ポテンシャルなのか、受けのことを言ってるのか(いや私が言うてるんやけど)たとえば右半身だったら右側だけとか、上だけとか。そんなわけで自分でかけてる呪縛から解放してあげたいなと思ってやってますよ~。柳は緑、花は紅で私は大男になれないしなる必要もないが人であるのは皆同じでもあります。だから創意(相違)工夫がいるんでしょうね。新しい方が増えると改めて気付かされ有難いことです。 9月2日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち(転換)呼吸投げ、③(内転換)四方投げ、④正面打ち呼吸法(表/裏)、⑤一教(裏)おさえ込み、⑥ ⑤からの二教おさえ込み、⑦突き小手返し、⑧天地投げ、⑨逆半身片手持ち肘当て(呼吸投げ)、⑩(転換)呼吸投げ、⑪座技呼吸法、 背伸びの運動 など ②振る。(斬る、突くの繰り返し。方向を決める。位置、高さを変える) ③(中心を捉える。重みがのる。空間を運ぶ) ④振りかぶって振り下ろす。足は相手の外にある方が良い。(もしくは外から) ⑤吸い込む。(丹田移動) ⑦待たない。 ⑨手だけにならないよう肚からもらう。 ⑩広げる。圧で。 ⑪(軸) ➡合気ガールより:自分から行くと間が変わる

傾かない

 初秋の時季となりました。皆様お元気ですか。先生がされていることこそが合気道と申しましょうか、先生が合気道そのものっていう感じ。説明もされるときでも、実践がまずあって、言葉は後からというのがわかります。痺れる~!それは多分あのこと(知識)やけどそんなん身から出ること(智慧)あるんやっていうのが一度だけではないです。それ自体、先生がやっているのはこのことかなってアンテナに引っかかったものだし当然なのか。合気道を作った開祖ってどんだけ教養ある人やねんと思ってましたが、それはやっぱり修行の末に体から湧き出てきたものだろうと得心しました。洋式の生活や学校のお勉強だけに慣れ過ぎていて他を忘れてしまっていますが、本来は見たり感じたり生活の中で体や気の使い方などを自然と身に付けていたのでしょう。だから、足元はどこなのか、自分が足元と思っているところは足元なのかというのをこの時間の中で探して直す、のが一番良い…けどすぐには出来ないから稽古あるのみ! 8月31日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③正面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤回転投げ、⑥小手返し、⑦座技呼吸法、⑧正面打ち二教おさえ込み、⑨四方投げ、⑩天地投げ など ③(止めない)押して進まずに、足元へ。 ④相手の前に足が残らないようにしっかり入り身する。 ⑤(一教裏→)自分の足元まで崩す。起き上がれないようにおさえる。 ⑥(相手の)外側へ転換する。相手によっては打ち下ろさずに止まっている人もいるので、捌くときに両腕を(ふりかぶる)。 ⑧(肘をきめるようにして)二教は相手が起き上がれないように(中心をおさえる) ⑨(相手の)内側へ転換する(外転換)。傾かない。 ➡合気ガールより:自分が技をかけにいくのではなく相手が技にかかりにくる状態を作る