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自分に喰い込め

 春が来ました。梅林を歩けばふと立ちのぼる甘い香気に驚くばかりです。季節の変わり目、くれぐれもお体おいとい下さい。実は、ここ最近、アースできなくって腰のあたり?に負担がきてバキバキになっていました。だから高齢者のような動きになっていたんですけど、えらいもので毎日回復します。睡眠と、お稽古で体を動かすことで日に日に治癒するんですね。体ってそういうふうに出来ているみたいです。病気や怪我はしないに越したことはないですが、なったらなったで早く治ればまあ良しです。その回復力みたいなものも体力なんですかね。それとも先生のゴッドハンドで注入されていたんでしょうか!? 2月26日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)角落とし、③呼吸投げ、④横面打ち呼吸投げ、⑤④からの四方投げ、⑥相半身片手持ち入り身投げ、⑦小手返し、⑧突き小手返し、⑨諸手持ち転換一教おさえ込み、⑩天地投げ など ・当身は入れなくても良いが、中心を捉える。①をしっかりする。 ④ ①と同じで一二で続いていく。 ⑥もう片方の手は添える。 ・喰い込みとは。自分に喰い込むのと、相手を渦に巻き込む。自分の法線に喰い込む。持たれて、いきませんではなく、先々の気、山彦の道。それとぶつからない力の使い方ができればよい。考えながらと感じるのは両方同じくらい大事。合気道は理屈じゃない。やる。 ・くっつく。間を埋める。隙が無くなる。 ⑨転換しながらする。 ➡合気ガールより:稽古してごはん食べてお風呂入って寝れば良いみたいです。…ふつう!

何(の技)でもできるように

今年の冬は寒かったですね。…ということは、夏は暑くなるのでしょうか。早咲きの梅が見ごろを迎えています。皆様お変わりありませんでしょうか。令和の元号は、万葉集にある梅花の宴の序文が出典ですね。「初春令月、気淑風和」(新春の佳き月で、空気は清く澄み渡り、風はやわらかくそよいでいる)という部分です。その後も幻想的な情景描写が続いて、天を蓋に地に座って胸を開いて…とかあるのですが、令和の意味はざっくり言うとbeautiful harmony だそうです。合気道もたとえば窓拭きみたいな動きとか、調和の武道という感じですね。ちなみに令和を表す手話表現は、春先に蕾が開いて花が咲く様子をなぞらえ、指先を開く動きだそうです。前に押し出す動きで未来に進んでいくという意味を込めたとか…。 2月24日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③逆半身片手持ちおさえ込み、④角落とし、⑤(半身半立ち)四方投げ、⑥天秤投げ、⑦二教おさえ込み、⑧小手返し など ③相手が持っているところを使って肩を出すようにする。 ・(触れている部分を動かすというより、そこを使って動かしたいところへ力を伝える) ⑤(両手を広げて)手元ではなく、もっと先を切り下ろすようにする。押し込まれて、相手を引き込まないようにする。 ⑥⑤を立ってする。肘関節がきまるので、受けも注意する。 ⑦相手を浮かせることが出来ればおさえ込みだけでなく何でもできる。それだけしか出来ないとならないように。 ⑧両手とも掌は自分の方へ向いているように。相手の方へ向いていると逆にやられてしまう。 ➡合気ガールより:隙がどこにあるのか、というより隙だらけの件…。

コンタクトする

 ここ最近は毎日雪が降っていました。まだまだ寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。粉雪、淡雪、牡丹雪など雪にも色々ありますが…。霰が顔に当たると痛いですね。週末からは暖かくなる模様です。氷が溶けて水になるように、体や意識も自然と切り替われば良いのですが。自粛明けくらいの頃に???だったことを、今は普通にやっていることもあるので、それは先生や皆様のお蔭です。だから、今分からなくても数年後とかには出来るようになるやもしれません。地道にやっていきましょう。…と自分に言い聞かせる。言われてすぐ出来る方が良いですけどねぇ…。 2月21日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち(転換)呼吸法/呼吸投げ、③一教おさえ込み、④諸手持ち(転換)一教おさえ込み、⑤相半身片手持ち入り身投げ、⑥正面打ち一教おさえ込み(裏)、⑦横面打ち一教おさえ込み(裏)、⑧呼吸投げ、⑨両手持ち呼吸法、⑩(半身半立ち)両胸持ち呼吸投げ、⑪座技呼吸法 など ・軸を作る。振る(縦:剣のふりかぶり、横:杖、ミックス。実物がない方が自由に出し入れできる)。体を開く。 ・一が二になり、二が三になる。技につながるよう自分がもっていっている。一番良い状態を作る。 ・グッと持たれても返せる腕を作る。相手が来てくれたらちゃんと手を返す。指の先からつま先まで(気を通す) ⑥(※逆半身で中心を捉える)→手をクロス(して技へ)。 ⑦ワイパーみたいに両手で広げる。顔を撫でるように。 ⑧(守りながら攻めている) ⑨座技呼吸法を立ってする。 ・コンタクトする。打てば響く体を作る。むすびは六次元。くくりひめは九次元。 ⑪相手のいないところへ入る。 ➡合気ガールより:表現は違っても同じようなことを言われています~。一目瞭然ってことですか。

連結

 ブログを見て下さる皆様いつも有難うございます。水仙の可愛らしい花が咲いています。春の訪れは訳もなく嬉しいものですね。さて、皆様は合気道をする時どういうイメージでしていますか?ウマい人たちは先生が言うようにイメージしてやってるんだろうなあと思っていたのですが、聞いたらそうでもないみたいで…。むしろ、私が悩んでいるのと同じようなことを言ってました。じゃあ何が違うかというと受けに尽きるのですが。体の使い方だから個人的な感覚ですし、イメージするものもそれぞれということでしょうか。一時的に再生できる→打率が上がる→良い時のイメージがデフォルトになる…それは最早自動操縦だー! 2月17日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③突き角落とし、④おさえ込み、⑤側面入り身投げ、⑥小手返し、⑦自由技、⑧座技呼吸法 など ・触れているところを使って中心へ力を伝える。相手は一つになって突いてくる。触れているところを引っ張っても他の部分はそれ以上には動かない。体が残る。連結して一つになっていれば、触れたところを動かした以上に相手の体を動かすことができる。(例)円で同じ角度動けば中心よりも外側(円周)の方が移動する距離が長くなる。 ・(半身を変えずに合わす) ⑤相手をそのまま前に進ませる ⑥上から押さえつけると相手を引き込んでしまうので、肩を下げるようにする(間をとる) ➡合気ガールより:ちゃんと突いたら構えと同じ感じ…。

調和

 気温が低くても天気が良いと春の日差しが感じられますね。皆様お変わりありませんでしょうか。仕事で大きな会議の司会をすることがありますが、以前は大会議室でマイクを持ちながらPCの操作もして原稿も読むというワンオペでした。現在はオンラインで両手が使えますから、やりやすくなりました。画面操作も人にお任せ。片手が塞がると関係ないようで色々影響があるようです。司会と言っても素人ですので、一点イントネーションがおかしくなり「すいません、Siriみたいになっちゃって」と突っ込みました。自分で言ってツボにはまってしまい笑いをこらえるのに大変でしたが…。合気道でもこのくらい余裕があればいいですね。 2月14日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(内転換)呼吸法(上段)、③呼吸投げ(下段)、④相半身片手持ち入り身投げ、⑤四方投げ(裏)、⑥後ろ両肩取り一教おさえ込み、⑦三教おさえ込み、⑧突き入り身投げ、⑨諸手持ち呼吸投げ(上段/下段)、⑩天地投げ、 背伸びの運動 など ②中心に沿ってなで上げる。(ぶつけずに通す)。足は(相手の)後ろ、手は前。 ③亀になる(おじぎ) ④(相手が自分の周りをまわる) ⑤ ④と同じような感じでする。引っ張らない。指先から。 ⑥足元をみる+腕の回転(※深呼吸の時の腕の動き)。足先に一番力が入る。気がのびたらスッと姿勢を正す。 ⑧振る。半身を決めて居ついて動けないなら決めずに結び立ちがおすすめ。 ・調和。「つるとかめがすべった」でつるぎ。陰陽。 ・すり上げる。 ➡合気ガールより:三本目の足…

三本目の足

 昨日は雨でした。もう雪ではないのですね。春が待ち遠しい今日この頃です。さて、悪人正機という浄土真宗の教えがあります。「善人なおもって往生をとぐ いわんや悪人をや」という言葉があり、善人ですら往生できるのだから悪人なら尚更という意味になります。悪人とは、自らの力で迷い(煩悩)を離れることが出来ない人をさします。阿弥陀仏はすべての生きる存在に悟りを開かせたいという悲願があるので、すべての中に私も入っているというわけです。イエスキリストのたとえ話でも「あなたがたの中で100匹の羊を飼っている人がいて、その1匹を見失ったとすれば、残りの99匹を野原に残して見失った1匹を見つかるまで探し回らないだろうか。そして見つかれば友達や近所の人を集めて『見つかったので一緒に喜んでください』と言うだろう。言っておくが、このように悔い改める1人の罪人については、悔い改める必要のない99人の正しい人についてよりも、大きな喜びが天にある。」とあります。今になって我がこととして腑に落ちました。以上、信じて諦めない情熱の話…。 2月12日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち呼吸投げ(天地投げの天)、③一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤諸手持ち呼吸法、⑥呼吸投げ、⑦突き小手返し、⑧角落とし、⑨座技呼吸法 など ・中心で中心をおさえる。 ③ふりかぶる。もしくは②のようにする(中から) ・相手を接点に集中させる。気持ち(体)を残させない。 ・全体を見る。遠山の目付→看脚下。本来合気道には遠山の目付も先の先も後の先もないが(最初から出来るわけではないので稽古では便宜上)。楷書(剣のふりかぶりの動作をきちんとする)→草書(流れるように) ・相手の中心に入る。そこからもう一つ。それが同化の世界。三本目の足。 ⑦ ②の動きを両手でする。 ・冷たい心では迷いが雪のように積もる。燃えていれば溶ける。情熱を持つ。 ⑧(逆半身片手持ち角落としと同じ) ⑨中心へ入る。相手の腰が鍛えられる。 ➡合気ガールより:道場に足を運んで稽古すること、努力することは大前提です。だから道場があって使えること、皆がいて稽古できることが何より有難いのですね。

中心を捉える

 河津桜の蕾が膨らんでまいりました。皆様お元気にされていますでしょうか。合気道をするには、体の使い方を覚えるしかないので、基本の動きを繰り返すことが大切なんですね。但し、反復練習するにしても、どういう意識でするのかという事も…。忘れたり、間違ったりして時間はかかっていますが、体が思い出す?ような時もあります。良い時は意識していないけれど条件が揃っているんでしょうね。それを受けの人が作ってくれているところを、自分で出来るようになる割合が増えていければ。なんにせよ、一に稽古、二に稽古、三四が稽古で五に情熱! 2月10日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③両手持ち(転換)一教おさえ込み、④(転換)入り身投げ、⑤呼吸投げ、⑥四方投げ(表)、⑦天地投げ、⑧四教腰投げ など ・相手はまっすぐくるので、相手の体を一つにして、体ごと移動させる。 ③(両手を下げるようにするが手だけ下げるのではなく)無理におさえつけようとしない。 ④転換して相手と同じ方向を向く。 ⑤押し込まれないように足へ力を流す。中心を捉える。どの技でも同じ。 ⑥接点を使って左右の肩を上下に傾け(回転を伝え)ることで、相手に攻撃されないように自分を守る。相手が崩れていないのに進んだら足をかけられたりする危険がある。 ⑦(⑥~体を開く) ⑧(⑦~)四教にとって入れるスペースを作る。相手と直角になるように。 ➡合気ガールより:『最初の一手が大事』

 起きたら薄っすら雪が積もっていたりもしますが、日中は良いお天気で暖かいですね。朝晩は冷えますのでご自愛ください。先日の合同稽古では、鏡開き式でのお話にもあったように「スキのない動き、喰い込み」を念頭に置いて稽古しました。やはり、色々な方とお稽古すると良いですね。普段受け身をとってもらってるけれども実際はどうなのか、とか。人によって体格等も違いますし。それに、合同稽古に参加しようという人がこれだけいるんだなというのも励みになりますね。こういう時こそ稽古で心身を統一して健やかに生きたいものです。 2月7日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち転換呼吸投げ、③呼吸法、④角落とし、⑤相半身片手持ち一教おさえ込み、⑥正面打ち入り身投げ、⑦突き小手返し、⑧逆半身片手持ち角落とし、⑨座技呼吸法 など ②姿勢を正す。投げようとしない。大事なものを置くように。 ・スッと通す。転換(変向)したら自分の状態を確認する。 ⑤ふりかぶる練習。行こうとしない(末端を上げようとしない) ⑥ふりかぶる。転換( しながら )ふりおろす。もらう。撫でるように。 ⑦振る。くっつく。相手を前にいかそうとしてもいかない。自分が回る。動かせるところを動かす。芯ができてくる。打てば響く体を作る。 ⑧接点を通じて中心を捉える。 ・「真の合気道を目指す」→芯→神髄 ➡合気ガールより:芯ができてくれば逃げようとしなくて済むのか、もらう・感じるから芯ができてくるのか???

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 立春を迎えました。梅がちらほら咲き始めていますよ。皆様お変わりありませんでしょうか。今回はお知らせが二つあります。 1⃣O.A.Fネット会員冬号はご覧になりましたか。申し込めば、動画視聴の他、合気道に関する質問を受け付けて下さっています。この機会に是非ご利用下さいませ。 2⃣佐藤道場長が七段位に昇段されました。お稽古に来ている方には、門人会からお祝いに道着をお贈りすることでご相談しております。10日の稽古終了後、佐藤先生にお渡ししますので、稽古には間に合わない方も、休会中でも、万障繰り合わせの上、お越し下さいね。 2月3日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③諸手持ち呼吸法、④(転換)一教おさえ込み、⑤入り身投げ、⑥呼吸投げ、⑦小手返し、⑧座技呼吸法 など ③親指が上を向くようにしっかりふりかぶる。 ④2回転換をするが、相手にショートカットさせない。(2回目は下方向へ回転させる) ・相手から自分が見えているということは、相手もいつでも攻撃できるということ。 ・相手がどう動くのか、相手次第にならない。自分が相手にさせたい動きをイメージする。そうならなければ自分の動きを修正する。チェックポイントが無いと汗をかくだけになる。また、そのポイントが合っているのかは先生に聞く。 ⑥角落としをするように中心に入る。 ・試合もルールもないので本来は何をしてもよいが「持ちに来てください」とお願いしているのは、最終的に持ちに来る動きに合わせてしたいから。稽古では持つという動作を引き延ばしてしている。触れた時にどうするのか稽古して、それを使って持ちに来るのに合わせて出来るように。 ➡合気ガールより:『諸手は片手のごとく』

つながり

 この冬ずっとマスクをしているものだから、吐く息が白いことすら気付きませんでした。皆様いかがお過ごしでしょうか。良くなっているように思えたり全然そんなことなかったりと一喜一憂しておりますが、結局は人に任せすぎているんですよね。反省の日々です。さて、森などに生えているキノコといえば、傘と柄の姿を思い浮かべますが、植物でいうと花や実の部分に当たります。キノコそれぞれが単体ではなく、キノコは菌類なので、地中ではネットワークで皆つながっているそうです。キノコ等の菌類は動植物の遺体を腐らせ分解、吸収することでエネルギーを得ています。この働きがないと生き物が土に還ることが出来ないんですね。普段私たちは膨大な情報を少ないビット数に変換して処理しています。楽をする為にないことにしているものの中に省略してはいけない手順や物事がたくさんあるようですが…。 1月31日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②諸手持ち(転換)呼吸法、③四方投げ、④一教おさえ込み、⑤正面打ち一教おさえ込み、⑥入り身投げ、⑦逆半身片手持ち角落とし、⑧小手返し、⑨天地投げ、⑩座技呼吸法 など ・見えないところを感じる。そうすればスッと通るところが見える(感じられる)ようになる。接点を通じて中心と中心でつながる。自分の状態を整える。ふりかぶる。中心からスーッとのびていく。芯ができてくる。三本目の足。 ③四方切り。相手が上げようとする→もう片方の手の重みを乗せる。補う。自分の状態が整っていたらふりかぶってふりおろせる。 ④自分の中心を相手の中心にぶつける。手刀、掌でする。つかんでいこうとしない。 ・百の屁理屈より一の実践。無想≠妄想 ⑤撫でるように。 ⑦てほどき。 ・間をとる。相手が引いたら進んでいく。相手がくるならいかせればいいし、こなければこさせる。 ・「スキのない動き、喰い込み喰い合わせ喰い止まる。考えながら、皆さんと一緒に研鑽していきたいと思います」考えながら→かんながら ・自分にも三角体があり相手にもある。だから六芒星になる。中心と中心をぶつける、結ぶ。要となるところ。 ・手放す。 ➡合気ガールより:盛りだくさんです。