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交わる/吸い込んで返す

 河津桜が咲きました。2月も残り少なくなりましたね。皆様お加減はいかがでしょうか。合氣道をしていたら尊敬できる人にたくさん出会えて私は本当に恵まれていますよ。個人的な見解ですが、ちゃんと稽古していたら、うまくなるほど人格者と言うか人としても優れているようになるんやなと思てます。今茲において最も相応しい振る舞いや周囲に気を配るのを常に実践するならそうなりますよね。そして実践しているからこそ人に伝えることもできるんだろう。『ならぬものはならぬものです』を教えるにも良い方をやってみせないとわからないもんなあ。誉めるとこまでコンプリートしたのも素…。本当に人の良いところは見習って…と意識するよりも先にそういう人たちの持つ清廉だったり研ぎ澄まされた場の空気に影響されてますね。スマート! 2月24日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②諸手持ち(転換)呼吸法、③呼吸投げ、④突きで合わす(内/外)呼吸投げ等、⑤突き角落とし、⑥横面打ち(転身)一教おさえ込み、⑦入り身投げ、⑧(内転換)一教おさえ込み、⑨両手持ち呼吸投げ、⑩諸手持ち一教おさえ込み、⑪正面打ち入り身投げ、⑫天地投げ、 背伸びの運動 など ②(重心移動。ふりかぶってふりおろすのを転換の動きの中でする)軸、姿勢。 ③(転換/来た方へ。力を抜いて通す) ④(ビートを合わす) ⑤(合わす。もらって返す) ⑥今度は横面打ちで合わせる(いこう、やろうとしない。吸い込んで吐き出す。自分から進む) ⑧(重なる。上方向へのらせん)相手が来ようとしてもそれ以上いけない。上がったら下がるしかない。 ⑨吸い込んで返す ⑩中心へ。 ⑪交わる ⑫(②のようにしておいで~と誘ってさあと返す。イヨーッ) ➡合気ガールより:陰の力持ち

(難しく考えない)

 本日は天長節です。皆様いかがお過ごしでしょうか。この慶ばしき日に大阪本部道場にて新春寒稽古会が開催されました。大変な盛況ぶりで前のお手本を見るにも受け身を取るにも周囲に気を遣って…昨年5月以来ですね。前半は波動を合わす、後半は死角をとるにはということを稽古しました。いずれも昨年7月奈良の特別講習会の続きのようでした。そのときは?????でしたけど、半年以上立って???くらいにはなったような気が…。また、理事の佐藤和夫先生のご挨拶では、指導される師範の一挙手一投足をみてとり、我を出さずその通りに稽古すれば大変為になるということや、植芝先生の合氣道を目指すという本懐についてお話がありました。磯輪垣の秀妻の国(しわがきのほつまのくに)が万世一系天壌無窮に栄えるごとく合気道や大阪合気会の益々の発展をお祈り申し上げ微力ながら普及啓発に尽力いたしましょう。 2月22日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③後ろ両手持ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤四方投げ、⑥自由技、⑦三教おさえ込み、⑧十字投げ、⑨座技呼吸法 など ③普段は前に出すことが多いが(一歩出て①を後ろでする→呼吸法)後ろを振り向く。しっかり半身になる。 ④ ③から後ろ足を軸に回る。上から。下からだと甘くなる。 ⑤今度は下から。(同じ方に2回まわる) ⑦ ⑤の四方投げでない方をとれば三教になる。 ⑧振り向くだけ。上は上、下は下。 ➡合気ガールより:正面を見失わない

ビートを合わす

 雨水の候、寒さやわらぎ枝垂れ梅も満開となりました。皆様お変わりありませんでしょうか。(前回の続き)姫路の講習会で一番印象に残ったのは、地元講師や中央講師、よその先生ともさせて頂きそれぞれに凄くて大充実でしたが、なんといっても華奢な女性の方と稽古した時のことです。つい今まで前にいたのに次の瞬間斜め後ろから覗き込まれていてゾッとしました。中心、間、絶妙。吉田先生みたいやった~と思って、並大抵ではない修行を積まれているんだなあと(実は知ってたんですけど)聞くのと実際に感じるのは別物ですから。新快速で往復した甲斐ありますよ。まさしく『ビートを合わす』でした。あと、門川先生が地元講師の方と稽古されていた際、その方を通じて先生のされている繊細な部分の機微が見受けられたので、私も受けがうまくなって先生のされていることの片鱗でも感じ取って現れますように、鍔迫り合いをずっと維持できる気力や胆力?を養うべく稽古いたします。 2月19日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち(体の変更)/逆半身片手持ち(転換)呼吸投げ(上/下)、③諸手持ち(転換)呼吸投げ、④一教おさえ込み、⑤二教からの入り身投げ、⑥入り身投げ(巻き込み)、⑦正面打ち入り身投げ、⑧突き入り身投げ/小手返し、⑨半身半立ち四方投げ、⑩座り技呼吸法、 背伸びの運動 など ②正面から/側面から。(中心を捉える)相手が手を離したらそのまま突いていける(下から)。相手の中へ入っても良い。もしくは広げる。ここは強い→ずらす。上下、左右、前後。 ③下段(腕の回転。通す、流す) ④受けは受けきる。肚で受ける。 ⑤ここはぶつかる。ずらす。肘。包み込むように。 ⑥鍔迫り合い(相手の力を使う) ⑦体捌き(スレスレで)。ビートを合わす。テンポ。新幹線が時速160㎞でも2台同じ速さで並べば止まっているのと同じ。自分が加速しない。相手と一緒に打つ(向かい合わない)。避けてはいない。ずらす。いなす。 ⑧(両手を置いて体、中心を回す、動かす)慣れてきたら技もする。 ⑨準備体操のように(肚、中心を動かす)。受けは腕の力を抜く。 ⑩(手で押したり引いたりせず、肚から棒でつながっているとして)棒のうしろで押すように。または両手で持っている棒を回すように。 ➡合気ガールより:最初からスタート

相手を前に出す

 ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。合気ガールは先生の追っかけ活動で姫路の講習会に参加して来ました。普段と違う稽古の仕方で全然知らない色んな人とやるのも楽しいですね!うまい人いっぱいいました。それで、前で受けも取ってた人に「受け柔らかいですね。めちゃくちゃやりやすいです。」と言ってもらえたり(そんなん言われる日が来るとは夢にも思わなかった)、よその先生に「あなたうまいね。小柄だけどしっかり受けとめてるような感じがする。これからうまくなりますよ。」と言っていただいたりしたので、よほど私が習っている先生方の指導が素晴らしいんでしょう。っていうのを実感した日です。私は上手にやれてる感じではないので、喜ばれるのは取り組む姿勢なんかなと思いますが。それすら先生が前に仰ったことを行っているだけなので…。やっぱり先生はすごい。これ、ホンマに、逆の場合を考えると冷や汗ものですから、恥ずかしくないように稽古します。怖いですよね、本当。心の問題は。 2月15日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③両手持ち転換一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤四方投げ、⑥(外へ転換)回転投げ、⑦自由技、⑧ストレッチ、⑨転換四教おさえ込み など ③呼吸法のようにして相手を前に出す。 ④上から。(手ほどき。クロス) ⑤(準備体操でする)手首のストレッチのようになる。肘の関節をきめることになり危険なので急にしないようにする。 ⑥相手が前に出てくるので相手の後ろ足の方へ回る。自分が入るのではなく相手を前に出す。 ⑧相手の近い方の肩を出して反対も出して(仰向けにする)背筋を伸ばす。できる人はブリッジまで。 ⑨手首だけ押すのではなく肘が前に出るようにする。 ➡合気ガールより:体捌き

十字に結ぶ

 向春のみぎり、皆様ご機嫌いかがでしょうか。最近は、稽古するのが楽しいです。言葉は嘘をつくけれど稽古した日々は嘘をつかないということなんでしょう。ずっとダメな自分と向かい合って本当につらい、でも諦めなくて良かったなと思います。ただ、私がそうやって時間をかけて先生や他の皆に何度も同じことをしてもらって…やってることを一緒に稽古してアッサリやれる人達もいるから凄いですよね。だいたいは若かったり経験が浅くて心身ともになんか清らか。負債がない。その方が良いに決まっている。変になって直す方が大変だから。不安や迷いを跳ね返せるしなやかさがあれば良いですね。そして驕りが心に起こると衰退の始まりなので、いつだってつらくてもダメな自分と向き合い良い方を信じて行う。ただそれだけ。 2月10日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②諸手持ち転換呼吸投げ、③相半身片手持ち一教おさえ込み、④逆半身片手持ち角落とし、⑤正面打ち一教おさえ込み、⑥入り身投げ、⑦相半身片手持ち二教からの入り身投げ、⑧両手持ち四方投げ、⑨諸手持ち転換呼吸法、 背伸びの運動 など ②中心にそろえる。十字に結ぶ。座っても良い。 ③(②は下方へ流す。今度はその反対。②→③胸持ちでするのと同じ)相手の力を利用する。相手が10きたら10。自分の力はいらない。 ④(体の変更)てほどき。取れなければそのまま(中心へ)。(肘のコントロール) ⑤肘は中心とつながりやすい。 ⑥(中心と結ぶ)(斬る、打つ、突くこともおさえることもできる)あやとりと同じ ⑦(突く)真剣に楽しむ(中心の取り合い) ⑧(前後、転換、表とか裏とか考えないで目盛りを増やす) ⑨十字に結ぶ。ふりかぶってふりおろすのを転換の動きの中でする。 ➡合気ガールより:全体の力

相手の位置

 「万代(よろずよ)に年は来経(きふ)とも梅の花絶ゆることなく咲きわたるべし」東風が吹き甘酸っぱい梅の香りを運んで参ります。皆様お元気ですか。ベランダに落ちていた葉っぱを拾ったら小さい青虫が付いていたんです。もう春なんですね。冬の眠りを破るものと言えば梅の花ですが、ちょうど梅の花が咲く頃2月11日の紀元節が参ります。神武天皇即位は紀元前660年ですから今年は皇紀2684年です。紀元節の歌には「雲に聳ゆる高千穂の高根おろしに草も木もなびきふしけん…」とありますが、先生の芭蕉扇みたいな六甲おろしになびき臥しました。受けは柳のように‼ 2月8日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③諸手持ち呼吸法、④四方投げ(裏)、⑤転換入り身投げ、⑥小手返し、⑦自由技、⑧三教おさえ込み、⑨座り技呼吸法 など ③相手の近い方の肩を出す。 ④ ③から相手の位置によって(どこまで出て来ているか)一歩出すのか、相手の方へ入るのか。いずれにしろ相手の肩の後ろになるようにする。 ⑤ ③から転換して(更に)反対側の肩を出す ⑥慌てて技をしようとしない。(地面につくくらいしっかり斬り落とす) ⑧相半身片手持ちで三教に取るのと同じ。 ➡合気ガールより:正面を見失わない/中心に集める

三角体

 暦の上では春となりましたが、まだまだ寒い日が続いております。ご自愛くださいませ。河の底や海岸で、硬い岩の表面に深い円形の穴が空いていることがあります。甌穴と呼ばれ、数㎝から数mに及ぶものもあります。岩盤の表面に割れ目や節理など弱い部分があると、流水や波の浸食がそこに集中して周囲よりも早く削られ窪みができます。できた窪みに石ころが入り込むと、流水や波の渦と一緒に石が同じ場所で回転し、次第に円形の穴に拡大して甌穴となります。甌穴が成長するに伴い深さも増すので入った石ころも出られなくなるとか。雨垂れ石を穿つと言いますが、これが違う場所だったらそうはならないんですよね…。 2月5日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②諸手持ち(転換)呼吸投げ、③逆半身片手持ち四方投げ、④呼吸投げ、⑤正面打ち入り身投げ、⑥小手返し、⑦後ろ両手持ち三教おさえ込み、⑧後ろ両肘持ち呼吸投げ、⑨諸手持ち呼吸法、⑩半身半立ち呼吸投げ、 背伸びの運動 など ②流す(腕の回転)。自分の強いところで。三角体。手と肚を結ぶ。左右のバランス。 ③正面から(自然なてこ)、(転換して)側面から(いずれも中心と結ぶ)。ぶつかっていかないとか、どうやって持つか分からなければ(クロスして)三角体を作る。案外どうにかなる。 ④(②③下段に対して)中段。臍を隠さない。 ⑤中心と結ぶ。鍔迫り合い。相手が中心へ向かってくるのを利用する。 ⑥無理に引っ張ってもいかない。肘のコントロール。肘は中心とつながっている。 ⑦(開いて閉じる)(三角体) ⑧(肚で上げる)受けも肚で受ける。肚で受け身を取る。 ⑨捻り上げられて(六方に)捌くのと(三角体に戻すのと)同時にする。高さ、姿勢を変える。構造を変えると相手の構造が変わる。但し持っているところは変えない。自分から動く(間を取る)。 ⑩振る。準備体操と同じ(手は返す) ➡合気ガールより:「どうぞ」の気持ちで/土台

足元

 梅の花が咲きました。気付けばもう節分ですね。皆様お加減はいかがでしょうか。何年前か先生に「かっこいいです」と言ったら「どこが?」と聞かれ咄嗟に出たのが「背が高くてかっこいいです」という珍解答。他にどういうパターンがあっただろうかと書き出してみたら20個位しか思い浮かばず私全然アカンやんってなったものです。それから合気道の修行を重ね、今では100個位すぐに出てくるようになりました。もっともっと先生の素晴らしいところに気付けるよう益々稽古に励みます!それで、中心がしっかりしていて的確な方としたら、その時はそれまでの私の緩々で無防備な受けが矯正され、守りながら打つべきところへ打てるようになったんです。打たされたのか?そういうものに私もなりたい、故に意識して稽古します。 2月1日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③横面打ち(内転換)一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤呼吸投げ(天秤投げ)、⑥小手返し、⑦自由技、⑧呼吸投げ(合気落とし) など ・足元に斬り落とす。 ④(③から更に回転させ)相手の背中に自分の体を合わせる。 ⑤相手が回ってきて背中が出てくるようにする。 ⑥まっすぐ落とすのではなく肩が出てくるように。 ⑧自分が入るのではなく相手を前に出す。 ➡合気ガールより:半身/傾かない