三角体

 暦の上では春となりましたが、まだまだ寒い日が続いております。ご自愛くださいませ。河の底や海岸で、硬い岩の表面に深い円形の穴が空いていることがあります。甌穴と呼ばれ、数㎝から数mに及ぶものもあります。岩盤の表面に割れ目や節理など弱い部分があると、流水や波の浸食がそこに集中して周囲よりも早く削られ窪みができます。できた窪みに石ころが入り込むと、流水や波の渦と一緒に石が同じ場所で回転し、次第に円形の穴に拡大して甌穴となります。甌穴が成長するに伴い深さも増すので入った石ころも出られなくなるとか。雨垂れ石を穿つと言いますが、これが違う場所だったらそうはならないんですよね…。

2月5日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②諸手持ち(転換)呼吸投げ、③逆半身片手持ち四方投げ、④呼吸投げ、⑤正面打ち入り身投げ、⑥小手返し、⑦後ろ両手持ち三教おさえ込み、⑧後ろ両肘持ち呼吸投げ、⑨諸手持ち呼吸法、⑩半身半立ち呼吸投げ、 背伸びの運動 など

②流す(腕の回転)。自分の強いところで。三角体。手と肚を結ぶ。左右のバランス。

③正面から(自然なてこ)、(転換して)側面から(いずれも中心と結ぶ)。ぶつかっていかないとか、どうやって持つか分からなければ(クロスして)三角体を作る。案外どうにかなる。

④(②③下段に対して)中段。臍を隠さない。

⑤中心と結ぶ。鍔迫り合い。相手が中心へ向かってくるのを利用する。

⑥無理に引っ張ってもいかない。肘のコントロール。肘は中心とつながっている。

⑦(開いて閉じる)(三角体)

⑧(肚で上げる)受けも肚で受ける。肚で受け身を取る。

⑨捻り上げられて(六方に)捌くのと(三角体に戻すのと)同時にする。高さ、姿勢を変える。構造を変えると相手の構造が変わる。但し持っているところは変えない。自分から動く(間を取る)。

⑩振る。準備体操と同じ(手は返す)

➡合気ガールより:「どうぞ」の気持ちで/土台

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