投稿

11月, 2020の投稿を表示しています

張りを作る/空間を動かす

 いつもブログを見て下さる皆様、有難うございます。コメントも有難うございます。11月は駆け抜けた感があります…。合気ガールはブログ三昧の日々を送っておりました。今年も残すところあとひと月となりましたね。色々なことがありますが、毎回お稽古出来るのは先生や皆様のお蔭です。12月も気を緩めずに頑張ります! 11月28日の稽古内容 ご指導:吉田師範 相半身片手持ち 隅落とし(内側/外側)、入り身投げ(内側/外側)、呼吸投げ、突き 小手返し、内転換入り身投げ、両手持ち(空間を動かすようにして)力を伝える練習 ・流す 相手をどうこうしようとすると衝突する。鉄の輪っかではない。地球を押す。 ・ずらさない 自分の軸、タイミングを ・正面に行くと衝突する。内か外に捌く。相手は止まる(フリーズする)→時が動き出す。 ・(指先の方向へ導く) ・離れたら出来ない。密着する。張りを作る。たわんだら伝わらない。怯まない。緩めない。互いに張りを作る。→空間に張りを作る。 ・自分が先になって他が遅れる(時間)。その方法のひとつが空間に張りを作る。もうひとつは空間を動かす。相手を押すのではない。 ・武道はできるかできないか。うまくいかなければどこに無理があるのか、詰まっているのか、どこが傾いているのか修正する。 ➡合気ガールより:前に先生が「受けはうまいかうまくないかじゃない。気が入っているかどうか」と仰っていました。その時はどういう意味かよく分かりませんでしたが、最近のご指導では正にその内容が…!続けてお稽古していて良かったな~と思います。自分でできないと仕方ないですが。

密着

皆様お元気にされていますか。晩秋の夕暮れ時に落ち葉が吹かれる様を見て、ちょうど一年前に同じ後ろ取りをしたことを思い出しました。武道センターのお稽古が休みで、京大にお邪魔したのです。その時分はまだCOVID-19はありませんでしたから。先生は今回と概ね同じ内容を仰っていましたが、合気ガールは最近「あ、私、全然違うことしてる。皆と同じ世界にいるのに全く違う世界見てる。」と気付かされることがあり、今は1年前より気持ちはクリアです。(おまけ)1年前のメモ:半身、半身なのでめっちゃ半身。思っているより半身。先生めっちゃ半身。 …参考になるのだろうか。 11月26日の稽古内容 ご指導:門川師範 後ろ両手持ち一教おさえ込み、入り身投げ、(振り向いて)呼吸投げ、十字投げ、ストレッチ まず相手にしっかり持たせる。 半身を入れ替える。 後ろ足を引いて相手と密着する。 前に出ている方を腕で引っ張るのではなく、体全部を使って相手を前に出す。※11/19の稽古内容参照 相手がどこにいるのか。 【十字投げ】相手に肘鉄をされないように(相手の攻撃を防ぐ)、自分の掌を相手の方に向けて腕を取る。 合気ガールより:コメント有難うございます。技の形ではなくて何をしているのか考えるようにと常々言われています故、道場に来たくても来られない皆様の為にも、何を稽古しているかお伝えできるように精進致します。

空間に張りを作る

 11月がもう終わろうとしていますね。お稽古をしていると、あっという間にひと月経っています。皆様もそうですか?合気ガールはよく掌が黄色いと驚かれますが、予想通りのみかん色です。温州みかん等に含まれるβ‐クリプトキサンチンが骨粗鬆症のリスクを低減すると知ってから、年中みかんやタンゴール類をいただいてますもの。私はデコポンが一番好きですね。お寺に貼ってある有り難い言葉によると『感情は表情に出る 生活は体型に出る 考え方は態度に出る 生き方は顔に出る』そうです。体型は休まずお稽古しているので大島優子ちゃんみたいですよ。しかし、姿勢はどうだろうか?魂は?と思う、秋の空です。 11月21日の稽古内容 ご指導:吉田師範 逆半身片手持ち呼吸法、四方投げ、呼吸投げ、半身半立ち後ろ両肩おさえ呼吸投げ、諸手持ち一教おさえ込み、突き小手返し、横面打ち入り身投げ、四方投げ、座技呼吸法 など ・軸をしっかり。傾かない。(左右どちらかに)いなす。(受けは、取りが)無理に前へ行こうとしたら止める。何でもついていくわけではない。 ・(受けは)溜めずに一息でパッと持つ。持つかどうか迷ったり持つ気がないのは(相手の)稽古にならない。真剣にする。緩めない。詰まらないようにする(ガチガチだと分からない)。 ・相手がいっぱいいっぱいくっついている状態だとのりしろがあるので相手はついてくる。離れて引っ張ってもついてこれない。 ・空間に張りを作る(※糸電話のたとえ参照)。張りがあれば回ると自然にとれる。舞ふ(=間にふれる) ・緩めずにずっと出し続ける。 ➡合気ガールより:受けについては私もずっと注意されている事で、ここ2週間くらいでも全く同じ内容を言われているんです。すぐに分からなくても、諦めずにそれを目指して行うことで、未来が変わると信じてやるのみです。そうすればお互いに怪我なく、真剣にお稽古できると思います。みかんで骨折予防するだけじゃなく…。

体の全部を使う

旧武徳殿の紅葉が盛りを迎えております。皆様ご機嫌いかがでしょうか。石畳に積もる落葉は川のようにうねる流水紋様となり、そのまま袋帯の柄になりそうです。橋の上から鴨川を見渡すと、夜は南側に先斗町や木屋町の灯りが点り、昼は北側の山々が赤や黄色のモザイク模様を写します。今しか見られない景色を目に焼き付けて、今やらないといけない事をやる。なんとも幸せなことですね。  11月19日の稽古内容 ご指導:門川師範 両手持ち転換一教おさえ込み、入り身投げ、小手返し、腰投げ、二教(ストレッチ)など 相手の方へ引くのではなく、自分の肩を出していくイメージで回る。相手に押し込まれないように。押し込まれたら引いてしまう。 合氣道だけでなく武道は全般的にそうかもしれないが、体の全部を使う。バラバラにしない。 外側の手で相手をどこまで導くかコントロールする。相手に任せていると行き過ぎて技が出来ない。 ➡合気ガールより:両手(諸手)で出来ない事は片手で出来ている筈もなく…。だから『両手(諸手)は片手のごとく、片手は両手(諸手)のごとく』なんですね。

詰まらないようにする

 気付けば早や11月も半分過ぎていました。皆様いかがお過ごしでしょうか。今回はあまり先生がお話されませんでしたので、そのつもりでご覧ください。…と申しましても、文字にすると分量はさほど変わりませんね。臨場感をお伝えしたいのですが。 11月16日の稽古内容 ご指導:吉田師範 逆半身片手持ち転換 四方投げ、からの入り身投げ、回転投げ、呼吸法、正面打ち一教おさえ込み、横面打ち内転換呼吸投げ、正面打ち一教の崩し(表、裏)と横面打ちの崩しを交互にする など ・ガチッと(相手が持ちに来ても)スゥーッと(流す)※体の転換はきっちりする。 ・外に開く(回転投げの捌き) ・相手をどうこうするのではない。自分の技を整える。正しい動きをすれば、相手が自然に乗ってくる。自分の渦に相手を巻き込む。 ・(打ち込みを)受けようとしない、止めようとしない、払おうとしない(スーッと通す) ➡合気ガールより:これまでブログのタイトルにしている事が、全部盛り込まれていたような感じでした。あれ、いつもそうなのかな??解説が少な目だったから私にはそう映ったのでしょうか…

芯/捨て身

 いつもブログを見て下さる皆様、有難うございます。このような時世にお稽古できる環境にあるのは大変恵まれていると感じます。WHOの健康の定義では『健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態であること』を言うそうです。確かに自粛期間は生きている実感がありませんでした。9月に受けた合気ガールの健康診断の結果はAでしたよ!きっとお稽古しているからですね。私の健康を作っているのは、先生や、一緒にお稽古して下さる皆様に他なりません。 11月14日の稽古内容 ご指導:吉田師範 諸手持ち転換呼吸投げ、一教おさえ込み、胸取り呼吸投げ、突き入り身投げ、天地投げ など 腕を引っ張るのではなく、芯(軸)が大事。 受けはしっかり持つ。なびかない。相手が真剣に攻撃するからこそ、身を預けることができる。(身を預けられて)気が入っていたら痛くない。気を抜いたり力んでいたら痛い。自分のことしか考えず、ただ受身をとれば良いというものではない。相手の為にする。 (相手が持ちに来るところで芯を使って回る)→『のりしろ』となる。 剣は腰にずっとあるのではない。どこでも自由に使える。スッと斬る。 相手の攻撃を引き付けて(合わす)。 ➡合気ガールより:そもそも、私は斬るつもりで臨んでいるのか?ということに気付かされる1週間でした…。そうそう、腕力も技の内なんですって👀

死角とは

 暖かい日が続いていますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。陽の当たる楓は目の覚めるような赤。陰るところはまだ緑で、色彩の移り変わる見事なグラデーションを奏でています。錦綾なす山の景色の稜線は、自然な形が何より美しいと語りかけるかのようです。腕力とは正反対の…(遠い目)。 11月12日の稽古内容 ご指導:門川師範 諸手持ち 呼吸投げ、転換一教おさえ込み、転換入り身投げ、転換四方投げ、転換十字投げ、座技呼吸法 など ・振り上げて振り下ろす動き。一教運動。(手首を回して)親指を自分の方に向ける。 ・相手と体が横一列になるように転換する。 ・持ち方にもよる(外から持つか、中から持つか)が、転換して相手の腕が外に来たら振り上げる。 ※それが目的ではない。何の為にしているのかを考える。形や動きにこだわるのではなく、何をしようとしているのか。<例>体の転換 死角(=相手の後ろ)にいるかどうか。死角にいるつもりで相手の前に自分の足が出ているようでは相手に足を刈られてしまう。相手が前に出てきていなければ、自分が後ろに入らないといけない。 ➡合気ガールより:先生に体当たりされるときですら私の凹凸にどうしてこんなにフィットするんでしょう。今日やっていることをやる。…やっているつもり、ではだめですよねぇ。頑張ります!

両方行けば共倒れ

 皆様お元気ですか。合気ガールは先日久し振りに着物でお出かけする機会がありました。着付けは、あやふやなところも着ていく内に思い出しますね。おかしいところがあれば、目で見て自分で分かるからです。では、合氣道は、心の目は…!? 11月9日の稽古内容 ご指導:吉田師範 両手持ち(転換)呼吸投げ、胸持ち(転換/内転換)呼吸投げ、片取り面打ち呼吸投げ、正面打ち一教(表/裏)、両手持ち隅落とし/呼吸投げ、正面打ち呼吸投げ など 【両方いけば共倒れ】右がいけば左が下がる 左がいけば右が下がる(『全面戦争しない』)。一重身になる。歩み足。(両手で杖を中心から端まで滑らせるように)通す。弓を引くように広げる。最初から弓を持って通しておく。相手に持たれてから弓を準備できない。(弓を握る方ではなく弦を引く方で行う) 【ひとつにまとめる】(剣の柄に手をかけるようにして)ひとつにまとめる。 ➡合気ガールより:私の病状がいまひとつ変わらないから、先生たちは色々な表現や方法で同じことを何度も教えて下さっているのかなぁと思いつつ…。己が地道に改善する以外他に何の術もないという事実を受け入れるのみです。

水車/沈む

 寒くなってきましたね。皆様体調はいかがでしょうか。コメント有難うございます。11月武道センターのお稽古は、ほぼ休みなくあるんです。ブログの更新頻度も上がりますので、どうぞ皆様お見逃しなく!折角頂戴した任務ですからね。ちなみに、合気ガールがこの時間を捻出するには、ルンバをはじめ文明の利器による恩恵が欠かせません。 11月7日の稽古内容 ご指導:吉田師範 逆半身/相半身片手持ち転換呼吸投げ、逆半身片手持ち転換四方投げ(裏)/ 相半身片手持ち転換三教呼吸投げ、相半身片手持ち/諸手持ち一教、後ろ両手取り呼吸投げ、後ろ両肩取り三教、胸持ち転換/内転換呼吸投げ、突き小手返し、座り技呼吸法 など 【水車】ガチッと持たれても流す(為に両腕を広げて輪にする。手と手は離れている方が良い )。鉄の輪っかではない。 【沈む】体全体を使う。「の」の字は軌跡。結果なので、「の」の字を描こうとしない。 【おじぎ】根っこに響くようにする。やってるつもり、はだめ。 【パパッと】「太郎君! 」「はい!」と言う、子どもが呼ばれてすぐに返事をする感じでパパッとする。 ・大事なものを拾うようにするとぶつからない(相手の前にいない体捌き)。 ・(前回からの続き)空間操作。 ・相手の方へ行ったら危なくないのか。(流れて通っていなければ、相手が)攻撃できそう。(通っていれば)攻撃できない(攻撃されてもそれに合わせる事ができる)。 ➡合気ガールより:感じる稽古をしました。よし、丁寧にしよう!といつもその時は思うのですが…。だから『累計じゃないんです』ね。

何処から合わせるのか

 紅葉が色づいて参りましたね。合気ガールは先日秋の味覚栗ご飯を作りました。美味しかったです。それはさておき、栗を扱う時は中に潜む幼虫との闘いになるんですよ。なす術を持たない幼虫を取って捨てるだけですが。このカブトムシの幼虫ミニチュア版みたいなやつの正体(成虫)は、クリシギゾウムシというらしいです。栗ご飯を作ろうといそいそ栗を買っている時は、この幼虫の件をすっかり忘れています。鬼皮を剥いている際ふと気づくと幼虫が蠢いていて、ようやく思い出すのです。なにしろ、年一回するかしないかですもの。合氣道の場合はどうでしょうね。寧ろ一つでも身につけば、色々繋がっていきそうですが。頻回に注意される事でも忘れています(先生たちの「前にも言ったけど」という視線が痛い)。体に染み付いた癖を直すには、忘れている場合ではなく、余程注意していないといけませんよね。 11月5日の稽古内容 ご指導:門川師範 突き転換おさえ込み、側面入り身投げ、回転投げ、体落とし、肘極め二教 など 突きを(相手の方へ)避けるのではなく、突きの軌道を変える。 突きを上からおさえても相手は横へ攻撃できるので、それをさせないようにする。 突いてくるところ(先端)は加速して一番速いから合わせるのが難しい。肩、根元から合わせる。 合気ガールより➡いざ先生の仰っていることをお伝えするとなると、合氣道だけでなく、日本語も難解だと感じます…。このブログでは、先生が実際に使われた表現での記載を心がけていますが、記憶が曖昧なところはご容赦下さいませ。

目線/おいでおいで

 早いものでもう11月ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。去年の今頃は何をしていたのかしら…。合気ガールのアーカイブによりますと「お先にどうぞ~」をしていました! 11月2日の稽古内容 ご指導:吉田師範 逆半身片手持ち(転向)呼吸投げ、手ほどき体捌き(すり抜ける/転換)、呼吸投げ、入り身投げ、 逆半身片手持ち小手返し、相半身片手持ち呼吸投げ など 【目線】<前回の続き>スゥーと流す方法の一つとして目線を前方に向ける。手元を見るとこもる。目線が上がると気が通る。導きの手(掌が上)、手ほどき(逆)。投げるのではない。 二つ目は、中心から。中心(A)から動かそうとしていかなければ手(B)から動かす。エンジンがかかってAとBがつながっていれば、BからA、AからBと動く。 力が伝わるには、互いに気を張っていないといけない。取りだけでなく受けの問題。糸電話と同じ。糸が緩んでいると伝わらない。相手を持つときは、自分の体の外にしない。必ず自分の中心になるように持つ。 【おいでおいで】間(空間)を送る。相手が持ちに来るのを、持たせないくらいで合わせる。 ➡合気ガールより:お稽古をしていると、毎回色々なことがありますね。先日も嬉しいサプライズがあったのですが、普通に生活していたら、こんなにも気持ちが動くことがあるだろうかと思います。反省するときも猛烈に染み入ります…。