三本目の足

 昨日は雨でした。もう雪ではないのですね。春が待ち遠しい今日この頃です。さて、悪人正機という浄土真宗の教えがあります。「善人なおもって往生をとぐ いわんや悪人をや」という言葉があり、善人ですら往生できるのだから悪人なら尚更という意味になります。悪人とは、自らの力で迷い(煩悩)を離れることが出来ない人をさします。阿弥陀仏はすべての生きる存在に悟りを開かせたいという悲願があるので、すべての中に私も入っているというわけです。イエスキリストのたとえ話でも「あなたがたの中で100匹の羊を飼っている人がいて、その1匹を見失ったとすれば、残りの99匹を野原に残して見失った1匹を見つかるまで探し回らないだろうか。そして見つかれば友達や近所の人を集めて『見つかったので一緒に喜んでください』と言うだろう。言っておくが、このように悔い改める1人の罪人については、悔い改める必要のない99人の正しい人についてよりも、大きな喜びが天にある。」とあります。今になって我がこととして腑に落ちました。以上、信じて諦めない情熱の話…。

2月12日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②逆半身片手持ち呼吸投げ(天地投げの天)、③一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤諸手持ち呼吸法、⑥呼吸投げ、⑦突き小手返し、⑧角落とし、⑨座技呼吸法 など

・中心で中心をおさえる。

③ふりかぶる。もしくは②のようにする(中から)

・相手を接点に集中させる。気持ち(体)を残させない。

・全体を見る。遠山の目付→看脚下。本来合気道には遠山の目付も先の先も後の先もないが(最初から出来るわけではないので稽古では便宜上)。楷書(剣のふりかぶりの動作をきちんとする)→草書(流れるように)

・相手の中心に入る。そこからもう一つ。それが同化の世界。三本目の足。

⑦ ②の動きを両手でする。

・冷たい心では迷いが雪のように積もる。燃えていれば溶ける。情熱を持つ。

⑧(逆半身片手持ち角落としと同じ)

⑨中心へ入る。相手の腰が鍛えられる。

➡合気ガールより:道場に足を運んで稽古すること、努力することは大前提です。だから道場があって使えること、皆がいて稽古できることが何より有難いのですね。

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