離れる/四方八方に気を巡らす

 先日の稽古は雨の日で、湿度が高かったですね。梅雨時は盆地の本領発揮となります。お体おいとい下さいませ。ハインリッヒの法則によりますと、1つの重大な事故の背後には29の軽微な事故と300の異常(ヒヤリハット)があるそうです。折りしも人も増え、稽古中ぶつかりそうになるヒヤリから、改善策を講じ事故を防ごう!の巻です。<場所要因>縦2列で稽古している→同じ列でなく互い違いになるようにする。<取り要因>横の組に侵入している→相手を崩す方向、相手が倒れる方向を考えてする。<受け要因>演武さながら豪快に飛んでいる→力の流れを感じて粘る。等々。しかし結局は、自分の取り組み方や体の使い方の問題になりますね。合気道は多人数を想定していますから、相手をコントロールしている余裕のある状態、スキのない動きを追求して、自分の心や体の在り様をよくよく顧みることが肝要ですね。…反省多し!

6月6日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②諸手持ち転換呼吸法、③後ろ両手持ち一教おさえ込み、④相半身片手持ち入り身投げ、⑤座技正面打ち一教おさえ込み、⑥逆半身片手持ち転換呼吸投げ、⑦一教からの二教おさえ込み、⑧天地投げ、 背伸びの運動 など

・姿勢が一番大事。姿勢が肚をつくる。体全体でスーッと。手でいかない。自分(の軸)は切先から離れる。但し中心を攻めている。稽古なので、傾いたり偏ったりすれば修正して整える。

②上段、中段、下段どこでもいける。

③弱い方から下ろす。(例)正面打ちへ食い込む。(反対の手)弱い方から下ろす。

④(抜いて斬り下ろす)くっつくというより離れる。吸い寄せる。

・(強い方で押さずに薄めていく)ぶつからないところを探す。

⑥四方八方に気を配る/巡らす。転換をしっかりする。一人だけでなく反対側にいる人も斬れる。

⑦片手だけでなく両手で。

・多田師範が瞑想について話されるが、集中、楽しむこと。道場という空間で非 常識的、不可思議に身をおく。常識は勝ち負け、速い遅い、強い弱い等。道場を出たら常識に戻るのではなく、非 常識的なところから常識を見る。

➡合気ガールより:生きがいとはよく言ったもので、生涯かけて、出来る出来ないじゃなくやる、ただそれだけ。


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