相手の動きに合わす

 重陽の候、皆様お変わりありませんでしょうか。熊による獣害が問題になっていますが、生き物にとっては寒い冬が食べ物が少ない一番厳しい季節です。上高地に住むニホンザルは魚狩りをします。元は湖の底であったことから平らな地形に流れの穏やかな川が広がり支流もたくさんあるため、魚が貴重なたんぱく源となっているのですね。狩りの方法は、石をめくって隠れている魚が飛び出てきたところを浅瀬へ追い込みます。冬は雨が雪になるため川の水位が下がって狩りがしやすくなっているそうです。魚をとる時は、両手で鷲掴みの猿もいれば片手でダイナミックにとる猿もいるし、スッと入れてヌッと優しく熟練の技が光る猿もいて個性が見られます。

9月11日の稽古内容 ご指導:門川師範

①体の転換、②受け身の練習、③相半身片手持ち(転換)一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤回転投げ、⑥半身半立ち相半身片手持ち小手返し、⑦演武の練習 など

③相手を無視して勝手に回るのではなく、相手の動きに合わす(相手の肘が下がる→動いて出てくる→転換)。型稽古はやることが決まっているが、本来は相手が何をしてくるか分からない。それが一番危険なので、間合いや目線等で相手が何をしてくるのかを絞る。相手が腕を持っても上げて入れるならわざわざ回る必要はない。上がらないから転換する。稽古のときは相手が何をするかお互い分かっているので、受けが取りの動きを止めることができるが、例えば下げられないようにだけしようとすれば上げて入られれば弱い。それも取りができるから受けが特定の動きのみ止められる選択をできないという状況を取りの方で作る。 

④(③から更に相手の背中を出す)相手が動かなくて遠いから自分が捌いて入るのではなく相手が動いて回ってくるようにする

⑤(③から外へ転換)。(相手が出てくるように)脇を締めてふりかぶる

⑥相手の肘が手首と同じ高さまで下がるようにする

➡合気ガールより:どういう手なのか意識して感じる/手首の回転

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