動きに合わす

 年の瀬も迫り新しい年を迎える準備はととのいましたか。年明けは寒くなりそうです。お体おいとい下さい。大掃除もひと段落、満を持して、開祖がお弟子さんを連れて修行されたというあの鞍馬山に登ってきました。鞍馬寺のある山の中腹まで、月が明るい晩だからと夜中に徒歩で気軽に行ける気骨には恐れ入りますね。九十九参道を登り本堂を越えて更に登ると牛若丸が跳躍の稽古をしたという木の根が張り巡らされた場所があります。私もやってみました。そしてそこからは貴船に抜ける下り坂。木の板が埋め込まれ階段様ですが均一でなく足場に沿ったリズムが生まれます。下る内に体の使い方を習得させられ、滑らず安全に進むにはバランスが重要で、かえって速くなります。それは木の根道で木の根をぴょんぴょんと飛び越え移動したのと似た、一つの状態の繰り返しでした。驚いたのは、山をおりて貴船神社の階段を上ったら体が軽くスゴイ速さで一息にすぐ着いたことです。源義経が壇ノ浦の戦いで八艘飛びできるわけですね。だって重力が違うんだもん。アスファルトでは分からない自然に体が動き集中させられる正に霊山修行の体験となりました。

12月25日の稽古内容 ご指導:門川師範

①体の転換、②受け身の練習、③正面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤回転投げ、⑥小手返し、⑦自由技、⑧座技正面打ち二教おさえ込み(表/裏)、⑨正面打ち腰投げ、⑩座技呼吸法 など

③(相手の攻撃に合わせて)振りかぶって振り下ろす。受けて止めない。押さえつけるのではなく反対の手は相手が起き上がれないように抑えている。

④ ③→相手の攻撃の方向をずらすことで背中が出てくる。下から振りかぶる。相手の後ろへ入り身する。

⑤ ③→体ごと(足元へ)。待たない。相手の動きに合わす。

⑥ ⑤→技をするだけなら地面まで相手を下ろす必要はないが、どこまでつながっているのか確認する。

⑧膝行するので膝を上げ過ぎると行き過ぎたとき(立ち技のように)修正できない。膝を着いたところが回転の支点になる。二教取りは親指と人差し指の間で滑らせてとる。

⑨ ③→相手の中に入る。相手に対して90度(反対の手は相手の体に絡む)。相手が回るとその分捌く位置も変わるので注意する。

⑩こもらずに指先から力を出す

➡合気ガールより:消さない/連動

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