振りかぶる

 京都でも初雪が降りましたね。いよいよ冬本番、皆様お加減はいかがでしょうか。先日八瀬の紅葉を観に行きました。散りゆく紅葉は侘しくてなんとも言えない風情があります。滝の音と冬の空気に心が洗われるようでした。比叡山の麓、山と渓谷の織りなす八瀬の地は、かつて大海人皇子が壬申の乱で追った背中の矢傷(矢脊)を釜風呂で癒された保養地だったそうです。もみじの小径は斜面一体が落ち葉で埋め尽くされ、水面に浮かぶ紅葉に風に吹かれて降る紅葉、見上げれば樹上にも…。落ち葉の上にある色とりどりの紅葉がお菓子の吹き寄せそのものでした。吹き寄せは冷たい風に吹き寄せられた木の葉や木の実が同じ場所に留まる情景を表しています。水の流れの弱いところは押し寄せられた落ち葉が溜まり、流れのあるところは表面の紅葉が動いていることで、弱い流れで一見止まっているようでもその先へ続いているのがわかります…。

12月4日の稽古内容 ご指導:門川師範

①体の転換、②受け身の練習、③諸手持ち呼吸法、④(転換)一教おさえ込み、⑤四方投げ(裏)、⑥呼吸投げ、⑦入り身投げ、⑧自由技、⑨三教おさえ込み など

③振りかぶる。(腕で持ち上げず)指先から。相手に押し込まれて肘が曲がるのではない

④ ③→転換。技というより振りかぶる稽古をする

⑤相手がどこにいるのか。相手を誘導して進んでいるならそれでよいが、そうでないなら相手の肩の後ろになるよう捌く位置が変わる。相手との位置関係に注意する

⑥振りかぶる(→横)投げようとするのではなく膝を緩める(高低)

⑦手で払うのではなく常に自分の中心にある

⑨四教のように捻り上げられた場合。肩の力を抜いて前後に振って相手に回転を伝える

➡合気ガールより:自分の為に感じる/足踏みはやさしく、腰は沈む

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