転換

 すっかり秋も深まりましたね。皆様お元気ですか。『秋深き 隣は何をする人ぞ』松尾芭蕉の句が思い起こされます。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、色々ありますが、合気ガールはもちろん稽古の秋です。「今年は稽古の年」なので…。芭蕉は旅先の大阪で病に臥せって自分の為に開催される句会に参加できず、その思いを詠ったそうです。現在も、道場に来たくても来られない人は沢山おられるかと存じます。だからこそ、お稽古できる環境にいる我々の真剣な姿をお伝えできれば幸いです。

10月29日の稽古内容 ご指導:門川師範

正面打ち転換おさえ込み、回転投げ、側面入り身投げ、四方投げ、外転換小手返し など

正面打ちの当たらないところへ、体の転換の動きを使って捌く。打ち込みに合わせて斬り下ろす。相手が打ち終わってから動かそうとしない。

素振りと相手に当てるのでは違いがある。木剣の素振りの場合、剣の振り下ろしを自分の臍の辺りで止める為、上への力が働く。相手に当てる場合は止めずに振り下ろす。真剣は触れたら切れるが、木剣はそうならない為、体重を乗せて打つ。寸止めするつもりだと、前に体重が乗らない。当てるつもりで打つ。打ち込みの際に体重が乗るので、相手にとって当たる筈のところからいなくなって、相手が前に行くのを利用して崩す。その際、相手より早すぎてもいけない。相手に対応されてしまう。

➡合気ガールより:はい、今回も皆様いかがでしたでしょうか。前回の「ス」の修行にも似ているような…。このブログでは毎回行う体の転換や受身10回ずつを記載していませんね。こういうお稽古をすると、いつもしている体の転換が大事だと思い知るのですが…。当てるつもりかどうかは、特に武器を持つと顕著になりませんか?相手の為にも、ちゃんとせねば!

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