同化

 ブログをご覧の皆様、いつも有難うございます。本日は雨でしたね。今回は春の特別合併号でお届け致します。さて、友人と久々に再開した話の続きです。私と友人は最も多感な6年間を共に過ごし、当時は多くの物事を共有していました。その為友人が会話の中で主語や目的語が無かろうが、言い間違いがあろうが、内容をほぼ理解できました。察したり共感するのは女性の得意分野ですが、それを差し引いても生きている世界が多く重なっていたからです。また、私と友人は同じ層の性質や背景を持つ似た者同士でもありました。現在私は社会人になり、専門分野について利用者へ分かりやすく説明する事が求められます。相手に概念が無いものを伝える場合もありますね。同じ単語でも相手と認識が異なる場合もあり、共通の認識を持つ前提作りから始めないといけません。さて、合気道はどうでしょうか。プラトンは『イデア』を心の目、魂の目によって洞察される物事の真の姿としています。それを外界ではなく魂の内面に向け直す時に真の姿を認識できるそうです。そういうことを体を使って実践しているのかなぁと思うのですが、全然違うかもしれませんね!感じられる体を作れば、或いは…。

3月13日の稽古内容 ご指導:吉田師範 宇宙

逆半身片手持ち内転換隅落とし、四方投げ、入り身投げ(上段/下段)、正面打ち一教からの二教、逆半身片手持ち隅落とし など

・引っ張らない。相手に乗せる。受けは押さない。押し合い(場所の取り合い)ではない。ガチッと持たれてもスッと流す。

・接点を切らさない(軸がしっかりしていたら上段でも下段でも同じこと)。例えば逆半身片手持ちと思っていたら相半身になる時がある。逆半身と相半身は全然違うが、それでも同じことが出来る→抽象度が上がる。何の為に稽古しているか。宇宙とひとつになる為。東京の多田師範が合気道について瞑想や芸術に言及している。そういう事も考えるように。

・(互いに手刀を合わせ、中心と中心をつなげる。相手が進んだら下がり、下がれば進む。二人で作り上げるのを感じる)

3月15日の稽古内容 ご指導:吉田師範 切り返し

相半身片手持ち四方投げ※内小手で誘う(表/裏)、内転換四方投げ、(転換/内転換)呼吸投げ、正面打ち一教(表/裏)、二教おさえ込み、内転換小手返し、天地投げ など

・待たない。受けない。体を割る。二つを一つにまとめる。

・(相半身片手持ちで誘って相手が持ちに来るのに合わせてさっと振りかぶる)それを正面打ちでもする。一教…手刀で斬る+おさえる

・二教…受けは自分から関節の力を抜いて相手に寄って自分の関節の曲がる方へ導いていく。→一緒に体が下がって膝をつき、限界が来れば畳を叩く。

・時間は過去から未来ではなく、未来から過去にしか流れない。

➡合気ガールより:感じて、心象をつくることで、見ている2Dを3Dに再現する足掛かりにするのかと思っていたのですが、時間を先取りするなら4次元じゃないですか~。なんにせよ、二人で作り上げるというのはドラマチックで奥深いですね!合氣道は「動く禅」と例えられますが…合気ガールは先生が奈良合宿で仰った「執着しているものを手放す」という教えに感銘を受け(雷に打たれたようでした)、お稽古を超えて、心の支えにしています。一度何かをして終わりではなく、常に修行し続けるということですね。その先に何があるのか、乞うご期待!

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