とんぼのめがね
日毎に陽射しが強くなって参りました。皆様お元気ですか?最近は蝶をよく見かけますね。今日はオニヤンマが飛んでいたんですよ!よく、トンボを採る時にぐるぐる指を回しますが、トンボは目を回すわけではないようです。トンボの目は複眼と言って小さな個眼が1万~3万個集まって形成されています。一つ一つの個眼は蜂の巣と同じように六角形をしています。同じ大きさの形を隙間なく並べられる正多角形は、正六角形、正方形、正三角形の3通りしかありません。この3つの正多角形の辺の全長(周長)を計算すると、正六角形が一番短いので、最も効率が良いと言えます。トンボの視野は270度(ヒトは120度)上下左右がほぼ見えていて、後頭部の一部以外に死角はないそうです。しかし、広角で見える代わりに視力は悪く、荒い画素のような感じで、細かいものを見るのは苦手です。ヒトの網膜には光を感じる細胞が1億2千万個あるのに比べ、虫の個眼には8個しかなく、全部合わせても数十万個。その為空間の分析能力は低いですが、時間の分析能力に優れ、高い動体視力を発揮します。ヒトの目では1秒間に15~60回程度の明暗の点滅しか見分けられないのに対し、虫は1秒間に150回の明滅まで見分けられます。連射できるカメラのようなものですね。だから同じ時間でも多くの画像を切り取って見られるので、素早い動きに敏感に反応できるのです。しかし、複眼はゆっくりとした動きは察知しにくく、ぐるぐる指を回すと、トンボは動いている指を観察するために動きが鈍くなり、捕まえやすくなるというカラクリ。トンボは獲物の動きを予測して近づき、最後襲い掛かるのは反射だそうです。トンボはちゃんと相手を見ている、というお話…。
6月21日の稽古内容 ご指導:吉田師範
体の転換、横面打ち入り身投げ/側面入り身投げ、小手返し、四方投げ、呼吸投げ、角落とし、突き呼吸投げ、座技正面打ち一教おさえ込み など
・とんぼのめがね。腕をぐるぐる回す気持ちで。体も入っていったら良い。
・相手に飲み込まれないように、自分が飲み込む。
・線はこっちでも引っ張らずに気持ちはとんぼのめがね。
・最初から描いている(例:相半身片手持ち)
・くっつく。指先でもできる。のりしろ。
・体を鍛えている(→気もついてくる)。強く打たれたり持たれたりしてそれに耐えられなければ自信なんてつかない。気もついてこない。
・気持ちは(中心)体捌きは斜め。
・(二の矢を誘ってそれに合わせて技をすることもできる)
・重みを乗せる。
➡合気ガールより:先生が描いている黄金比、まぶしいです!
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