前段階

 コンチキチンが鳴らなくても、蝉は今年も鳴いています。今週は急に暑くなりましたね。皆様ご自愛くださいませ。さて、平常心と言いますが、何かあっても落ち着いて行動できるのは、どうすればよいか分かっているからでしょうか。強い力で止められると体が固まるのは、心が乱れて体のコントロールを失っている状態とします。何故型をするのか。正しい形、作法を反復して行うことで身に付き、自然と心も整うようになっているからでしょうか。前提としての正しい形を、見ているようで見ていないのか、見ていないようで実は見ているのか…。そして同じ型でもその時々の稽古の目的によって作法が変わってくるのかもしれませんね。自粛期間に素振りをしていたらかえって変になってしまったんですよ。「型があっての型破り。形がなければそれは形無し。」とは18代目中村勘三郎さんの言葉ですが、型破りとは守破離の破ですね。まずは身に付ける(自転車乗る)ことから始まる自由闊達な心の世界です。我(執着)を捨てて一つになるには…。

7月17日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②正面打ち転換角落とし、③小手返し、④入り身投げ、⑤両手持ち逆小手返し、⑥正面打ち(外から内側に体を入れ替える)内転換四方投げ、⑦諸手持ち一教おさえ込み、⑧正面打ち二教おさえ込み など

②(面と振りかぶる。何もない空間より相手の真ん中から心臓を引っこ抜く、若しくは胴を斬るようにして、相手が進んで来たら切り返し、三角点へ。慣れてきたら振りかぶる表現すらいらなくなる。)

③ハグするように。撫でるように。

④タイムラグを作らない(※動作が一つずつ切れて繋がっていない状態)。何かが違う。前段階が大事。エンジンかけとく。→時間を先取り。導き。

⑤(②~④と同じように捌くが真下から当身を入れ相手の腕を)トスするようにして(相手の外側から内側へ。)前回の、剣を右左と繰り返し振る動作と同じ(※中心をとらえていたら右と左は別物だが同じになる)

・例えば「自分は強いぞ!」と言ってそういう態度で腕相撲をすると「強い」と言った方が弱くなる。「礼」をしてするとその逆になる。そういうもの。体育座りの状態で横から押すとすぐに倒れるが、正座は安定している。礼に始まり礼に終わる。

⑥⑦(一教、二教をすると思わず最初から最後まで雰囲気を変えずにする)

➡合気ガールより:関係ないかもしれませんが、感謝とか祈りとかも大切な気がします…。

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