修正する

 蒸し暑い日が続いていますね。皆様お加減はいかがでしょうか。さて、圧倒的な存在と不意に遭遇したらどうなるのかというお話。先日、駅で偶然先生をお見かけした時の事です。私は電車に乗る為に階段を降りていました。先生は電車を降りて地上に向かうところだったのでしょう。改札から出てすぐ券売機前のスペースで、スマホの画面を眺めておられました。私は階段を降り切って歩みを進めましたが、視界に映った先生を認識するより先に、体が、総毛立ち足が竦んで動けなくなったのです。それ以上進んだら命がないと言わんばかりに。さながら木から降りたサルが平地でライオンや熊を見つけた瞬間といった具合でした。こんなにお世話になっている先生を前にして、慄いているという事実に、私はショックを受けていました。死への恐怖を克服するために武道をしているようなものなのに。先生は私の姿をとらえていませんでしたが、視線に気が付き顔を上げられたところで、私は軽く会釈をしてようやく歩みを再開できたのです。ボスに群れの構成員であると認識してもらえたらもう安全…。翌日同じ場所を通った時に確認しました。あれはどのくらいの距離だったろうか、畳の縦1枚か、それ以上か。考えるより感じるより、体がはやいという現実。では、心はどうでしょうか。この強張りを、どうにかする為には、普段何を稽古しているのかという事を、よくよく考えなければいけませんね。

7月1日の稽古内容 ご指導:門川師範

体の転換、受け身の練習、①諸手持ち呼吸法、②転換一教おさえ込み、③転換体落とし、④転換小手返し、⑤座技呼吸法 など

①腕で引っ張るのではなく、自分の脇は(肘が体につくくらい)締めて、自分の肩が相手の近い方の肩のところにはまるようになる。

・相手の腕が浮いて取れないようにする。浮いてくるという事は、引っ張っているという事。自分の思うように相手を動かせているか。そうでない場合、自分の動きを修正するにはどうするか。相手の動きを見る(ただ視界に映っているのは見ているとは言えない)。視覚からの情報を元に分析して対応する。

②③(転換で相手が進んできたところで、自分の親指を下に返して相手を崩す)

④今度は更に転換して相手を自分の足元へ。

➡合気ガールより:先生の「見る」が観の目なんだろうなぁと思う次第です。

(追伸)前々回仰った事を、今回自分なりに考えてみるも…???

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