張り/五分五分

 台風が近づいているようです。毎日蒸し暑いですね。『随所に主となれば立つ処皆真なり』と言いますが、稽古をしていると克己という課題が常にあることに気付かされます。外に影響されやすい自分があって、おそらくこういうことをするのだろうと思っていても、それを表出できないという感じです。単純にやり方が分からない場合もありますが、気持ちの問題のような気もします。その場に於いて相応しい行動をとるという信念が乏しいのですね。本当はもう少し出来そうなものですが。しかし泰然自若となるには、稽古を重ねて自信をつけるほかないでしょう。言葉は嘘をつくけれど、稽古した日々は体に刻まれていますから。そうさ、自動操縦目指して。今日も、風に吹かれて。

8月29日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②諸手持ち(下段)/肩取り手首おさえ転換呼吸投げ、③一教おさえ込み、④諸手持ち(下段)呼吸投げ※前回り受け身、⑤二教おさえ込み、⑥横面打ち(内転換)四方投げ、⑦相半身片手持ち小手返し/呼吸投げ、⑧天地投げ、⑨両手持ち呼吸法、 背伸びの運動 など

・(渦の描き方)。受け身の腕の形と同じ。張りを作る。そんなに力を入れなくてもよい。慣れてくれば、受け身を取るように自然になる。

⑤(②~④と同じ。いきなりいかない。中心を攻める)

⑥当身…中心に沿って下から。握って技をやろうとしない(糸をピンと張る)

・間。一足。お互い一歩進めば相手に届く。打ち込みが当たる位置で打つ。横着せず当身を感じて仰け反る。なんとなくお互い進むからではなく、間を感じる。(思考する体)

⑦相手の方へ掌を向ける→小手返し。そこから下へ返す→回転して反対側の肩が出てくるので呼吸投げ。

・五分五分。触れた時は五分五分。その均衡を保つ。いきなりいけない。もらって返す。

➡合気ガールより:力の問題ではなく間の問題




コメント

このブログの人気の投稿

自分の中心に合わせる

前後の軸

(自分の前Ⅱ)