スキのない状態とは

 今日は秋分の日でしたね。暑さ寒さも彼岸までと申しますが、急に気温の下がる日も…ご自愛ください。さて、お化粧やお料理をすると毎回同じ工程を繰り返しますが、全く同じものが出来る訳ではありません。しかし仕上がりに安定性があるのは、目的が明確な為やりながら調整しているから。作業の楽しさこそあれメイクや調理は手段です。では合気道はどうでしょうか。サバンナに暮らすシマウマやガゼルはライオンがいても走って逃げられる距離なら平然と草を食べています。だから肉食獣は隠れて近づいたり、複数で狩りを行うことで逃げられないよう追い込むのですね。稽古はそこから開始です。自分がするのか、やらされているのかという問題もありますが、合気道の稽古をしているのか。日々の積み重ねで後々全く変わってくると思います。否、今この瞬間こそ。まだ、間に合う…かな?

9月22日の稽古内容 ご指導:門川師範

①体の転換、②受け身の練習、③突きおさえ込み、④入り身投げ、⑤体落とし、⑥四方投げ、⑦小手返し、⑧座技呼吸法 など

③ (手だけでなく)肩が下がるように(中心を捉える)。(①)

④ (送るように進ませて回転を加える→脇腹が出るので当身が入る)当身を入れられないからしないのではなく、いつでも入れられるがあえてしない。

⑤ (今度は内側の手を斬り下ろすことで回転させる※払わない)自分が相手の後ろに無理やり手をのばすのではなく(相手を動かすことで後ろ側が出てくるから手をかけることもできる)

・相手を倒すための技はない。技に至るまでの過程、捌きや崩しでそれが出来る状態となっているため、技でおさえ込んでいるに過ぎない。

・自分がスキのない状態を作ろうとして気を張り詰めても難しい。どこかにスキはできる。しかし相手の攻撃が当たらないところにいれば自分はスキだらけでも安全。だから相手の死角に入るのだが、捌いて死角を取ったと思っても、相手が向き直り攻撃できるならそれは死角ではない。

⑥死角=相手の肩より後ろ。それより前で技をしない。

⑦ (①→)ひとつになる

➡合気ガールより:O.A.F質問箱の件ですが…しびれる~‼


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