合わせる

 銀杏の木が黄金色に輝く季節となりました。皆様お元気ですか。合気道では攻撃と技を決めて稽古しますが、問題と答えが分かっていてそのプロセスを考えるようなものという説明を先生がされることがあります。例えば算数の問題なら、問題の文章をちゃんと読んでいなかったり、勘違いしていると答えには辿り着きません。問題文には解答するために必要なことしか書いていないので、読み直せば思い違いに気付けます。合気道の場合はどうでしょう。実際に受けてみて「ああ、全然違うことしてたな~」と分かると、大なり小なり変わりますよね。素直な心と体であるほど、上達が早いということになります。いや、ちゃんと前で何やっているの分かろうとしようぜ!…それにしたって体で知ってないとイメージできないんじゃない?打てば響く、錆びない体をつくる。身体感覚を研ぎ澄ませたいです。

11月10日の稽古内容 ご指導:門川師範

①体の転換、②受け身の練習、③突き一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤回転投げ、⑥四方投げ、⑦呼吸投げ など

③突きに対して内側から手を入れて、その方向へ回る。反対側の手で攻撃されないように(肩を出す)。手元だけに集中せず、相手の全体が見えるように。

④ ③と同じ捌きで足元へ導く。自分が前屈みにならないように。

⑤(④から転換)

・前でしている手本を見て反復稽古するのが合気道のスタイルだが、形にとらわれず、どうやって相手と合わせるのかが要となる部分。例えば手は内側でなく外側でもよいが、この手は何のためにしているのか。攻撃を防ぐため。突きを防いでいる(反対側からの攻撃を気にする余り本来の目的を見失ってはいけない)。

・攻撃線を外す。いつでも当身を入れられる(中心線を外さない)

⑥今度は外側で合わす(ネジ。回転する力を加える)。四方投げになるように、相手の掌と自分の掌が重なるようにする。

⑦(突かせる。ちょっと不安定)足を持ったら合気落とし。取りの足が受けの後ろに入るので、受けは取りの道着をつかむことで頭から落ちないよう自分の身を守る。

➡合気ガールより:半身の前/軸


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