気が通る体をつくる

 雨の合間を縫って外に出てみれば、もみじの赤が鮮やかに映えますね。皆様お変わりありませんでしょうか。森山未来さんが踊っているときの脳派を調べると、外との境がない状態らしいです。突き詰めていくとそうなるんでしょうか。知らない間に人の邪魔をしているのは、自分のことしか見えていないからで、独りよがりなんですね。合気道の場合はぶつかっている感覚や、離れていくのが見えるので、全然違う!っていうところまでは分かるとして…?たとえばお料理なら、素材の味を生かして、全体がまとまったまろやかなお味が美味しく感じると思います。私はお味噌とチーズの組み合わせが好きで、角が取れて良い塩梅になるんですよ。チーズダッカルビにおけるチーズの役割、羽毛布団のように優しさに包まれたなら。気取られず行かせるようになっている、かもしれません。但し、芯は大切にね。

11月21日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)呼吸法、③呼吸投げ、④一教おさえ込み、⑤横面打ちで合わせる、⑥入り身投げ、⑦逆半身片手持ち四方投げ、⑧諸手持ち呼吸法、⑨座技呼吸法、 背伸びの運動 など

②同化型になる。①→沈む。足はひかない。ぶつかって行こうとしない。空気に溶け込む。生卵を持つように。

③(天地投げの天)斜めに捌いても回っても良い。

・空気をすくう。らせん!と思ってやってもそれはらせんになっていない。何をやっているのか。瞑想的、禅的な体の使い方。気と言ってもいい。気が通る体をつくる。スーッときてパッと返す。スパッと斬る。

・子どもは受け身をどんぐりがころころ転がるようにと言われて、なりきる。大人は知識を詰め込むほどにその器が小さくなる。自分の常識に囚われて居着く。それを薄めていく。かんながら、思想する体。初心者の人でもうまくやっている。(細かい形ではなく)気が通っているかどうか。

⑥グッときて行かないときほど撫でるように。絡める。

・(瞑想を)一人でするにはセンスがいるが、合気道は相手がいるから分かる。出来ているか、かかっているか。二人で作り上げる。

⑨もらって返すのを頭で考えてやらない。運動神経でもない。手を叩いて音が鳴るようなもの。

➡合気ガールより:受け入れる

お稽古できるのも、畳を敷いたり片付けるのも、人がいてこそですね。毎度、有難うございます。

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