利用する/軸を変える

 残暑お見舞い申し上げます。皆様いかがお過ごしでしょうか。今年の五山の送り火は天候にも恵まれ、鮮やかに大文字が浮かび上がりました。合気ガールは夏祭りに向けての盆踊りの練習会に参加しまして、盆踊り侮るなかれ。武器振ってるみたいに足がパンパンになります。振付は説明もされますけど大まかにどういうことをしているのか見てやってみて、出来るようになったら自主的に細部も…という感じ。皆同じ動きで同じ方へ進んでいますから、人の間違いは自分も気を付ければよいわけです。誰も腰を落とせなんて言いませんが、踊っていたらそうじゃないと成立しないよなと分かります。合気道の場合は武道ですし一人ではしませんから、相手がいることで己に気付かされるわけで…。そういう自分の弱さに打ち克つために、何を稽古するのか。人に助けてもらってはいますが、自分次第です。厳しい!

8月19日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②逆半身片手持ち/胸持ち呼吸投げ、③諸手持ち(転換)呼吸法、④正面打ち(振りかぶって振り下ろす)、⑤相半身片手持ち(振りかぶって振り下ろす)、⑥正面打ち入り身投げ、⑦天地投げ、⑧座技呼吸法、 背伸びの運動 など

②天地投げの上または下。立ったり座ったりする。高さ、位置を変える。力を抜く。鉄筋コンクリートにならない。

③相手を動かそうとするのではなく自分の軸を変える。姿勢。(捌いたり手を動かして)相手に影響がなければ意味がない。高さ、幅、奥行きが変わる。普段の生活ではそんなことはしないのに合気道になると力を込めて、やろうとする。我。しかしだから良い。そういうものではないと気付く。深化する。

④まだ技じゃない。利用する。力いらない。相手の力が強ければ強いほど、自分の力が弱ければ弱いほど。力でやっていれば年をとると引退しないといけなくなる。利用するという表現すらいらなくなれば反射となる。

⑤ ④を相半身片手持ちで。合気道は実践哲学。どうやるんですかと聞かれて「こうするんですよ」と言うのは我。体でいかに分からせるか。軸を変えると前でしているのに「手をこうする」とか部分だけ見るのではなく、今何をしているのか。

⑥誘い。相手が受け身を取りやすいところへ捌くのが上品。

⑦天地投げを道具に稽古をする。天地投げをするのが目的じゃない。

➡合気ガールより:間取り


コメント

このブログの人気の投稿

自分の中心に合わせる

前後の軸

(自分の前Ⅱ)