流れ
ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。先日、女優名取裕子さんが観世水模様の着物をお召しになっていました。観世水は水が渦巻いて流れる様子を描いた格式高い紋様です。私が通っていた小学校の門を入ってすぐのところに神社と井戸がありました。そこは能楽で有名な観阿弥世阿弥親子が足利義満から拝領した地で、神社の傍らにある観世井と称される井戸の水面が常に波動し水紋を描いていたところから観世水と呼ばれる紋様が生まれたそうです。観世流の名前の由来は観世音菩薩で、救済に出向く時にその姿を変えるのが能楽の役者として様々な役どころを演じることと重なり、正に打ってつけの命名ですね。観世水模様はお宮参りの着物としても重宝され、困難や厄災をさらりと流す、流れる水は常に清らか、お浄めや火難除けの意味があるのだとか。…いつでもスッと…。
8月21日の稽古内容 ご指導:吉田師範
①体の転換、②諸手持ち呼吸投げ、③逆半身片手持ち(転換)呼吸投げ、④突き角落とし、⑤正面打ち一教おさえ込み、⑥入り身投げ、⑦胸持ち一教おさえ込み、⑧逆半身片手持ち呼吸投げ/天地投げ、⑨座技呼吸法、 背伸びの運動 など
②力を抜く。上或いは下。相手はガチッと持つが自分は固まらない。位置を変える。振り子。流れ。動いている。流れが止まると死ぬ。
③手でぶつかるのではなく姿勢を変える。力の働き方が変わる。達人コース。持ち上げるのではなく(上がったところに)相手が止まっただけ。
④ぶつかり合いではない。(あじろに捌く)手と足は一緒に進んでいる。
⑤半身とは後ろが強く。まだ技じゃない。止めない。流れを生む。
⑥きりおろしたところに重みが乗る。
⑦柳に風。根っこは強く。他は自由に動く。(あれをしろとかこれがだめとか限定的に言うのではなく)何でもできるのが良い。中心を捉えていれば良い。軸があるから動く。軸とは背骨のことではありません。独楽は心棒があるから動くのではない。
⑧いかないところをどうにかしようとしない。肚を支点にする。
➡合気ガールより:最初からスタート/攻撃の線を外す
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