進む動きと振りかぶりを合わす

 蝉時雨の降り注ぐ頃となりました。夏本番、くれぐれもご自愛くださいませ。さて、サウナは氷河やフィヨルド、オーロラなどで有名なフィンランド語です。フィンランド人にとってサウナは古くから肉体や精神の浄化の場所として存在してきたそうです。それほど熱くない温度で家族や友人と団欒しスモークやスチームを浴びてリラックスするのがフィンランド式です。国土の1/3が北極圏という冬の極寒に1日の仕事を終え、サウナで心身をリフレッシュするのがフィンランドの人たちの幸せなんですね。先月合気会より各道場へハラスメントについての注意喚起のお願いがありました。人の価値観の変容は容易くないとして、日本人は日本人らしく、例えば正座ひとつとっても地道に作為的な正しさではなく心と体の落ち着きを習慣づけていけば、民族的な記憶としての礼儀や礼節へつながっていくと願ってやみません。稽古のし甲斐がありますね!

8月5日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②諸手持ち(転換)側面入り身投げ、③肩取り面打ち一教おさえ込み、④(転換)呼吸投げ、⑤正面打ち入り身投げ、⑥両手持ち四方投げ、⑦逆半身片手持ち(転換)回転投げ、⑧手刀を合わせて一教で合わせる、⑨正座して姿勢の確認、⑩座技呼吸法、 背伸びの運動 など

②転換するのと振りかぶりが一緒になる。バタバタしない。ととのえる。

③進む動きと振りかぶりを合わす。受けも振られながら(立ち直って)中心へ。腕で行こうとしない。前後の軸をどうするのか。力をほどく、それと軸。吸い込む。

④剣を鞘から抜くように振りかぶる。

⑤避けたり逃げたりしていない。

⑥前に入り身。肩取り(面打ち)と同じ(肩取りの方の腕に引っかからないようにする)。捌いてから引っ張るのではなく、進む動きと振りかぶりを合わす。手で持ち上げない。肚でする。

⑦下がっても同じ。手で投げようとせず進む動きと振るのを合わす。

⑧腕に車輪がついているように(流す)。

⑨子どもに姿勢を正すよう言うと胸を張るが、それは作られた弱いもの。正座して胸を張る。そこから胸を撫でおろす。自然な美しい姿勢が強い。植物のように。臍下丹田と胸がつながっている。

⑩50%50%、手で押さず⑨からお辞儀。肚で投げる。

➡合気ガールより:『姿勢とは姿に勢いエネルギー』

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