中心とつなげる

 すべてのものが清らかで命輝く季節となりました。皆様お変わりありませんでしょうか。旧武徳殿の桜も咲きました。同じ桜でも背景や喧騒の情景によって見るものに与える印象は違うものです。趣のある建物や庭、風光明媚な景色にある花は風流に感じられます。桜の名所でも観光客が沢山いて我先にとスマホで撮影するのでは…『花見にと群れつつ人の来るのみぞあたら桜のとがにはありける』と西行法師も歌にしています。おや、このお寺は紅葉が有名だけれども桜も咲いているのだな、知られていないから静かだな…のどかな昼下がりに目を奪われてみれば、鳥が飛んできてとまりまた飛び立つ。穏やかな空気。仕事の時は言われたことしかやらないのかとか言われないとわからないのかとか今まで何を見てきたんだとか思うわけですが全部稽古の時の自分自身。行間を読めるように感受性を研ぎ澄まして経験を積みたいですね。

4月4日の稽古内容 ご指導:門川師範

①体の転換、②受け身の練習、③諸手持ち呼吸法、④(転換)一教おさえ込み、⑤(転換)入り身投げ、⑥角落とし、⑦(転換)二教おさえ込み、⑧座技呼吸法 など

③指先から動かそうとするのではなく肘を絞る。相手の近い方の肘が出てくるようにする。

④ ③の要領で(相手を前に出して)相手の正面で技をしない

⑤(受けが)手首だけ持っていたら蹴ることもできるし自由に動けるので技をする必要はない。(中心をおさえて)体を止めに来る。(取りは)持たせたときに相手の手が離れないようにする。離れても相手は受け身を取ってくれることが多いが成立していないので実のある稽古とは言えない。掌底の部分がずれて離れ始めると失敗のはじまりなので離れるところから修正する。

⑥相手の中心とつながる。その場でして、慣れてきたら捌いてする。(つながりが)頑丈なものなのか壊れやすいものなのか感じる。頑丈なものに気を遣ったり壊れやすいものに強くしてもうまくいかない。合わせたときにそれが分かるようにすれば実のある稽古となる。

➡合気ガールより:中心の取り合いになる/止めずに動かし続ける

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