気結び

 どこも桜が満開ですね。春爛漫の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。物事にはなんでも理由があります。固くなるのはどうしてか。何かに気持ちが囚われて力み居着き中心が無くなるから。技をやろう、投げよう、きかせてやろうとすればするほどそこに偏り力が籠って受けは警戒して身を固めます。そうなれば取りはますます力に任せて押し付けることになるのです。それで固まった受けの方が今度は取りになって…負のスパイラル。型稽古は本来繰り返すことで正しい体の使い方を身に付けるようになっている筈なのに、なんで逆効果になっているのか。それは…前提が省かれているので。お互いがきちんと稽古するためには受けも取りも然るべき動きをして自らの内なる感覚を磨いていかなければならないのでしょう。と言ってもすぐには出来ませんから一に稽古、二に稽古、三四が稽古で五に情熱!

4月6日の稽古内容 ご指導:吉田師範

①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)呼吸法、③(転換/内転換)呼吸投げ、④四方投げ、⑤両手持ち二教おさえ込み、⑥相半身片手持ち入り身投げ、⑦小手返し、⑧正面打ち(正面/側面)つなげて崩す(角落とし)、⑨座技正面打ち一教腕返し、⑩両手持ち呼吸投げ、⑪突き(あじろ/転換)呼吸投げ、⑫天地投げ、⑬座技呼吸法、 背伸びの運動 など

② ①をしっかりする。太陽の光を受けるように、水が流れるように。比喩ではなく実践。体でする。術。

③受けは響けば受け身を取る。力はどんどん抜いていく。肚を充実させる。全体が見えるようになる。

④必ず当たりがある(トンと当てる)。ぶつかって無理に行こうとせず谷川の流れのように当たった時にどう変化するのか。

⑤(拍子)

⑥下から。上段。腰を下げる。

⑦下段。

⑧剣だと鍔迫り合い。合氣道は気結び。(受けで力を入れて)頭を下げない。抜いている場合は元気を出せばよいが、力を入れている場合はどうにもならない。10年20年続ければもう治らない。

⑨(肚を充実させる)

⑩開く/(中心に集める)

⑪(ビートを合わす。振る。片方の手だけでなく必ずもう一方も使う)

⑫(⑩と同じ)相手が浮く

⑬(相手を後ろへ倒す)中心をおさえていれば起き上がれない(外して膝をおさえてあげれば起きられる)

➡合気ガールより:放つ

コメント

このブログの人気の投稿

自分の中心に合わせる

前後の軸

(自分の前Ⅱ)