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その先を動かす

 小雪の頃となりました。皆様お変わりありませんでしょうか。武道センターホームページリニューアル工事中です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。さて、楠木正成公が湊川で討ち死にをする前の夜に禅僧の元を訪れ生死の境はどんなものか問うたところ「両頭ともに截断すれば一天剣によってすさまじ」と答えられ正成公は悟りを得たそうです。二元論を断ち切り直観にしたがい進むことが正しい道ということです。自らを惑わせ曇らせるものが沢山ある。それらを超えるのは自分は厳しい稽古に耐えてきたという事実の積み重ね。それは根拠のない自信(妄想)ではなく確かなものだから。自分に克つということをいつもして乗り越えていくしかない。だいたい勝率めっちゃ低いんです、もっとやれても良いんちゃうかと思う。そしてもっと自分を信じてあげても良いんだよって言ってあげたい。私に。 11月28日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③諸手持ち呼吸法、④四方投げ、⑤呼吸投げ、⑥入り身投げ、⑦三教おさえ込み、⑧十字投げ など ③振りかぶって親指が下を向く。肘が出てくる ④相手の肩より自分の肩が後ろになり、相手の下側の肘を押し出すようになる。前にあると体当たりされ危険。相手の握っている手が取れないようにする ⑤(振りかぶって振り下ろす。自分が転換するかわりに相手の向きが変わる) ⑥今度は下へ(巻き込みの入り身投げの変形) ⑦ ④から自分が相手の方へ入っていくのではなく方向を変える。相半身片手持ち(一教)や後ろ両手持ちと同じで、触れているところを通じてその先を動かす ➡合気ガールより:中心へ力を伝える/芯

まあるく描く

 『うらを見せおもてを見せて散るもみじ』燃える紅葉が目にも鮮やかになって参りました。ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。お稽古をしたら胸のあたりが開いたので良いことは全部人のお蔭だなと実感します。同じことは二度となくて常に変わっていくのですが、前はよくわからなかったことが出来るようになったり、前に出来たことがうまくいかなくなったりします。だから見てとる、受けて感じるをずっとしてるんですけど…観察することができないと技の形は同じでも今何をやっているのか分からないし、ちゃんと受けられなかったら同じくどういう力が働いているのか分からない。合気道する前のスペックもあるでしょうが子どもに戻って何かしたり出来ませんから地道に稽古するしかない!気持ちの問題? 11月25日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②相半身片手持ち呼吸投げ(外小手/内小手)、③入り身投げ、④逆半身片手持ち呼吸投げ、⑤天地投げ、⑥突き入り身投げ、⑦諸手持ち呼吸投げ、⑧(転換)呼吸法、⑨肩取り面打ち一教おさえ込み、⑩後ろ両手持ち呼吸投げ/一教おさえ込み、⑪両手持ち(転換)呼吸投げ、 背伸びの運動 など ②(抜刀、短刀で斬るようにスパッと)まあるく描く ③(溜める→解放。中心へ) ④(②を逆半身で)円く、円く。相手をどうこうしようとしてコントロールできるものではない。 ⑤天地に分ける ⑥(つながりを切らさない) ⑦開いて閉じる(剣や杖を返すように) ⑧大きく、深く ⑨中心をずらさない。鞘を抜く ⑩固めない。力を抜く。どこを抜くのか。末端。 ⑪(⑤→腰投げのようにして)狭い方へ(ストン→広げる、開く) ➡合気ガールより:ここではなくその先

回転

 銀杏の木が黄金色に輝く時季となりました。皆様ご機嫌いかがでしょうか。稽古をしていると他の街に行く機会も多いですが私は京都に住んでいて良かったと思います。季節の移ろいをよく感じられますから。先日演劇サークル?の方の歌とダンスのショーを拝見しました。私の母親世代と思いますが、若かりし頃の美人女優の面影を彷彿とさせる今も綺麗にされ皆さん活き活き溌溂とされていました。人はどう年を重ねていくのか。健康的な色気、年相応の気品。女性であること、幸福であること、それが内面から醸し出される美しさになるのでしょう。体は若い時と同じではないでしょうがそれでもやわらかくそして鋭く使える身体感覚を養い磨いていきたい。私自身は繕いものをしている内に我を忘れそのものと一体になっているような不思議な感じでしたが、それを武道で身体を使って実践しなくてはね。 11月21日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受身の練習、③横面打ち(転身)一教おさえ込み、④四方投げ、⑤回転投げ、⑥入り身投げ、⑦(外転換)小手返し、⑧座技呼吸法 など ③足を下げて(体を開く)横面打ちの当たらないところへ捌く。払わず上から斬り下ろす。自分の前 ④今度は下へ。四方投げだからといって腕を振るわけではない。腕の回転を使って技につなげる。相手の親指が下になる ⑤ ④から足元へ ⑥相手が前というより横に来る ⑦二歩進む。三歩になりがちなのは一歩目が浅い為に距離を調整することになるから。前に出ている方の手を上げて反対側の肩に当てる気持ちで進む ➡合気ガールより:らせんの動き/恵み

広げる/キャッチする

 紅葉が色付いて参りました。皆様お元気ですか。お裁縫をしていたら時間も忘れて没頭してしまいます。決して上手くはないけれどもっと先にとはやる気持ちをおさえて…結構好きなのかもしれません。着物の半襟付け替えるときには何も思わないのに不思議。さて、植物が成長するのを早送りで観たら動いてますね。上方向に回っている。鱧は頭の骨がほぼ恐竜でかっこいいんですが、獲物に嚙みついて後は丸呑みするので嘴ではさんだ魚等をそのまま奥に送る。その為嘴は真直ぐではなく湾曲して鰐にも似た形になっています。前にアリジゴクの話もしたのですが自然界にはあるべき姿というか理に適った造形があると思います。そういう風にしていないから無理が生じるんだろうな。 11月18日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち呼吸投げ、③逆半身片手持ち四方投げ、④呼吸投げ/おさえ込み、⑤相半身片手持ち呼吸投げ、⑥胸持ち二教おさえ込み、⑦正面打ち入り身投げ、⑧後ろ両手持ち呼吸投げ/おさえ込み、⑨呼吸投げ、⑩肩取り面打ち入り身投げ、⑪四方投げ、⑫逆半身片手持ち転換呼吸投げ、⑬座技呼吸法、 背伸びの運動 など ②広げる。上/下から ③同じように広げる。技と思わない。 ④中心へ。放つ/足元へ。 ⑤キャッチする ⑥払う(→がら空き)、キャッチする(→つながる)。結ぶ。又は断ち切る。スパッと。キャッチして中心、重心。重みが乗る。 ⑦(キャッチする、広げる、中心を捉える) ⑧手でいかない。中心、重心で上げる。自然に上がる、下がる ⑨上下に分ける ⑩(そのままの回転) ⑪(切り返す)無理やり行くと引っかかる。 ⑫(つれていく) ➡合気ガールより:芯/軸の感覚

(相手をどう動かしたいのか)

 菊の花の香り高い季節となりました。週明けは冷え込むようです。お体おいとい下さい。今年も合気道部の昇段審査のお手伝いに参加し、多人数の2分間はサッカー選手くらい走り続けました。昔はただ囲んでフルボッコでしたから、コンプライアンスの概念ができたのと監督や前の監督が指導して皆うまくなってるんでしょう。ちなみに当時の自分の映像見たら最初から最後まで大声を出しながら動き続けてペースも姿勢も声も変わらずスタミナの鬼でした。This is 体育会。今はランニングなんてしてないけど2分全力疾走しても自由技してる間に回復します。動きを見たら何の技しようとしてるか分かるからそれに合わすというセコイこともしてしまいました。申し訳ございません。しかし、その後先生に4回程投げられただけで体の深部がキュウとなって嗚呼って感じ。そっちや‼自然にやれてたときもあったのに、今またやり直してるんですよ。鍛錬と気の流れ…。 11月14日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③相半身片手持ち転換一教おさえ込み、④四方投げ、⑤回転投げ、⑥入り身投げ、⑦小手返し、⑧二教おさえ込み、⑨座技呼吸法 など ③(相半身で①をして相手が前に出て来て自分と入れ替わる) ④相手の中心とつなげて(誘導する)。③は上に返す。④は下へ ⑤ ④から足元へ。(相手が回りきっていないのに技をしようとすると遠くなる。相手の動きと合わせる) ⑥巻き込みの入り身投げ。(払って)相手が離れていかないように手首の回転を使って相手の肩を出して自分の方へ。相手の腕が伸びているとその分遠くなる ⑦ ⑤は肘、⑦は手首。(①で誘導するのと腕の回転で崩すのと両方している) ⑧乗り越える(中心へ) ➡合気ガールより:求心力と遠心力

剣先に重みが乗る/導き

 暦の上では冬となりましたが小春日和が続いております。皆様お加減はいかがでしょうか。落ち葉を踏みしめてさくさく音が鳴る。木枯らしに、今年もまた紅葉の季節がやってくるんだなあと待ち遠しい気持ちになります。欲望や世俗的な価値観にとらわれていない人は無心に追い求めることができる。そうすれば「自分をうまいと思ったらあかん。うまい人はいくらでもいる。知らんだけで。」っていう心境に、なんて直覚的な想像力なんだろう。都会に咲く名もなき花のような、気高く美しいこころです。常には難しくてもせめて道場の中ではそうあるように、纏っている色々を捨てて風に吹かれても立ち直る逞しさを…。 11月11日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)角落とし、③側面入り身投げ、④回転投げ、⑤四方投げ、⑥(半身半立ち)逆半身片手持ち四方投げ、⑦逆半身片手持ち側面入り身投げ(表/裏)、⑧諸手持ち呼吸投げ、⑨突き入り身投げ、⑩(半身半立ち)逆半身片手持ち呼吸投げ、⑪逆半身片手持ち(内転換)一教おさえ込み、⑫二教呼吸投げ、⑬相半身片手持ち二教からの小手返し、⑭座技呼吸法、 背伸びの運動 など ②一二で。技をしようと思わない。隙間を埋める。 ③~ 斬り上げ、斬り下げを体の中心でする ⑥立ったり座ったりする。スパッと。剣先に重みが乗る。 ⑦投げようとしない。いこうとしてもいかない。もう片方も使って ⑧剣や杖を持っているようにコントロールする ⑨導き(~先端) ⑩(立ったり座ったりする)突く ⑪∞ ⑫きめようとしない(全体の流れ) ⑬ぶつかっていかない、その先、中心へ通す ⑭(⑩を両手で) ➡合気ガールより:気が通る体を作る

中心をつかまえる

 秋が深まり夜の寒さが強まって参りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。先生が他所さんの行事にお呼ばれされた際に私もお供致しました。演武で私が受けの時は座技と半身半立ちをされ、座ってても立っているみたいで落ち着いて間を取っておられました。先生の繊細で丁寧にされているところが見られて(動画)圧巻の激渋。受けきる体や体力をつけるために私もっと普段から頑張らなきゃと思ってたら、合気道の妖精というか化身のような方が現れて私の聞きたいことを話してくれたんです。以心伝心?すぐにどうにかなるわけではないのですが色んな方と稽古してそういう意味ではここ一週間で色帯の少年が最も輝いてました。なれば私もできるはず、と希望の光が…! 11月7日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③正面打ち一教おさえ込み、④四方投げ(裏)、⑤呼吸投げ、⑥角落とし、⑦入り身投げ、⑧三教おさえ込み、⑨腰投げ、⑩座技呼吸法 など ③(触れたところを通じて相手の中心とつなげる) ④⑤中心をつかまえる。相手を前に出す ⑥今度は上から取る ⑦転換せずそのまま ⑧(つなげたら)先まで滑らす ⑨相手と十字になる ➡合気ガールより:体の全部を使う/振り子

(相手の体の中心を崩す)

 11月になりました。皆様お変わりありませんでしょうか。先日神戸で先生のセミナーがありました。兵庫県連盟の団体の技術交流を通じて技量向上と交流を深めるという趣旨で、武センはじめ大阪合気会からも多数参加しました。私は準備体操を担当し、私自身は稽古で注意したいことを感じて確認しながら行いました。先生について行って他団体の体操を直近で知る機会もあり、似て異なることをされても良いよう何も言わずやりましたが、今回はそれでよかったみたいです。先生から指導の際に趣旨説明があり、前のお手本どおりやっても良いし自分のところのやり方をしても良い。他の団体でどういうやり方をしているのかを知って自分の技に活かす。相手を否定せず尊重して止めたりせずに受け入れるという内容でした。お互いの融合みたいな技を自然に相手の方とやってて面白かったです。後半はグループに分かれ一つの技を各団体がどうしているのか稽古し合って研鑽しました。皆この合同稽古会の目的に沿って興味を持って前向きに取り組まれていて感じが良かったです。それにしても先生は連日飲み会で夜も遅いのに色んな準備や事務作業をこなされていて、他の皆さんへの気遣いも忘れずにすごい体力と集中力です。不肖合気ガールも先生のお役に立てるように精進いたします。 10月31日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③両手持ちからのストレッチ、④一教おさえ込み、⑤入り身投げ、⑥四方投げ、⑦小手返し、⑧二教おさえ込み、⑨座技呼吸法 など ③相手の出ている方の肩を返す(前に出てくる) ④(相手とつながった状態で転換)相手が横に出てくる ⑤(出てきたところを斜め後ろへ) ⑥手首の回転を使って肩を出す。受けは「四方投げ」の受けを決めつけてしない。自由技で天秤投げになると危ない。 ⑦(準備体操と同じ)半身でする。向かい合うと方向が分からなくなる。 ⑧ ④から二教。親指をつける。 ➡合気ガールより:中心とつなげる/間を取る