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撫で上げる/体で支える

 ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。80歳台くらいの女性で、腰が曲がって二つ折れになっている方がいました。その為普段は重厚なコルセット装着されていたんですが、その方が毎日足首を回したりつま先立ちの運動をしたり坂を上り下りしていたら、つま先立ちの状態で歩く分には腰が曲がらなくなったんです。下半身に上半身と頭が載るようになったんですね。人には秘められた力があるというか勝手に可能性を制限できないですよ。だから何かうまくいかないようなものもそれを直すことができればちゃんと使えるようになるんじゃないかと思います。反対に、無理なことを繰り返していたらそれしか出来なくなるでしょう。何をするのかしないのかというのがその時は一瞬でも積み重なれば…。良い方を続けて行えるように、見てとる、受けて感じるをする。それだけ! 1月27日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換)呼吸法、③四方投げ、④入り身投げ、⑤胸取り小手返し、⑥諸手持ち(転換)一教おさえ込み、⑦正面打ち一教おさえ込み、⑧(半身半立ち/立)両胸持ち呼吸投げ、⑨後ろ両手持ち三教おさえ込み、⑩座技呼吸法(胡坐)、 背伸びの運動 など ②(転換/転回)(中心をスッと) ③下からすくう(中心を捉える) ④(③からの流れで) ⑤(持ちに来るのに合わせて) ⑥両手で。中心に集める ⑦下から。撫で上げる(武器で下からすくって斬るように) ⑧(下から)体で支える(たとえば八相の構え)子どもでも女性でもできる体の使い方 ⑨ストン!ひとつにまとめる。ゆっくりではなく(拍子) ⑩(土台)支える ➡合気ガールより:自分を守って中心を攻める

すり合わせる

 寒中お見舞い申し上げます。皆様ご機嫌いかがでしょうか。何かをやろうとすると無理が生じて傾いたりどこかが過剰になるようですがもっと前の段階から変だったりしますね。他の動物とか虫とか魚で不格好な動きをしているような生き物ってあまりお目にかかりません。失敗したら食べられてしまうので。捕食者だって狩りを失敗したらやっぱり飢え死にます。なんかもっさい感じだったり明らかに不自然なのは現代人特有なんでしょうか。感じられるものの量や質が増えていったらもう少し変わってくると信じてますよ。例えば受けのときに私の今年の目標はやすやすとグラビティなんですけど(先生が受けをされてるのを見てそう思ったときがある)真剣に稽古するというのはどういうことなのかっていうのがそういうところに現れるんだと思います。 1月25日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②両手持ち(転換)呼吸投げ、③四方投げ、④逆半身片手持ち四方投げ、⑤回転投げ、⑥相半身片手持ち一教おさえ込み(裏)、⑦逆半身片手持ち(内転換)呼吸投げ、⑧正面打ち一教おさえ込み、⑨後ろ両手持ち一教おさえ込み、⑩呼吸投げ、⑪横面打ち四方投げ、⑫両手持ち呼吸投げ、⑬座り技正面打ち一教、 背伸びの運動 など ②(振る。∞)切り返す。転換しても良い。 ③(重なる)(下からすくう) ④(③を片手取りで)(中心) ⑤(④から外へ転換) ⑥中段。両手で。(内小手に)返して戻す ⑦(広げる)すり合わせる。鎬を削る。 ⑧ふりかぶり。打ち込みと区別する。すり手、すり足。擦り傷ができるようではいけない。 ⑨ストン!重力 ⑪手だけにならない。体もすり合わす ⑫(座り技呼吸法を立ってする)空間を作る(最後まで変えない) ⑬(感じる) ➡合気ガールより:混じり合う

(指先の方向)

 ぽかぽか陽気の良いお天気が続いていますね。皆様お元気ですか。先日、ダウンコートの裏地がファスナーにしっかり噛んでしまって止まった位置から上がりも下がりもしない絶望的な状態に…!同僚2人に手伝ってもらい、3人がかりで30分位色々してみたのですがびくともしない。最終的に、ファスナーのスライダー部分に潤滑油をかけて2人に両側からコートを引っ張ってもらって水平にして、私がファスナーの中心(?)と自分の中心をつなげて体全体で引いたらスーッと動きました。またまた合気道が役に立ったようです!?それと、事務員さんの諦めない気持ち! 1月23日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③相半身片手持ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤(転換)呼吸投げ、⑥(一教裏からの)腕返し、⑦(外転換)四方投げ、⑧自由技、⑨呼吸投げ、⑩(転換)二教おさえ込み など ③振りかぶって振り下ろす。ただ手を上げるのではない。指先が相手に向かないよう注意する。 ④(③から)入り身。浅くならないように。相手の後ろの肩と顔が合う。 ⑤転換するときに(杖/一教裏のように)手首を返して肩が返る ⑥腕全体を使ってしっかり返す ⑦振りかぶって相手が出てくるので当身がカウンターで入る。自分から当てにいかない。 ⑨(相手が出てくる空間に喰い込む)(下段は)合気落としだが(上段で)呼吸投げ。 ⑩(二教で相手が肘を上げて逃れようとした→)普通に受けた方がましだった。二教をきめている手が離れないようにする。 ➡合気ガールより:何の技をするか分かるような動きではなく何の技でもできるような動きをする

姿勢

 大寒を迎えました。今週は暖かいですがご自愛くださいませ。大学の研究の一環で無子高齢者へのインタビューを行うというのがあり同席しました(現在の福祉制度は家族ありきだから限界がきているのではないか、それに対して提言を行うという趣旨)。研究者は中国や韓国の方で、第一次ベビーブームがいつとかは日本人以上にすぐ出てくるけれど当然ながら日本の慣習とかには疎いようでした。また、国によってはキリスト教も禁止されているとの事でした。インタビューを受けた方はカトリック修道会に入られたことを「導かれた」「恵みをもらった」と表現されていました。開祖は「各自天の使命を果たせ」と言われていますが、やっぱり各自あるんだなあと納得。私は私で果たせるように…。また、武道や稽古することが制限されていないことも当たり前ではないとしたら政治に無関心ではいけないとも感じ入りました。 1月20日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち呼吸投げ、③(転換)呼吸投げ、④呼吸法、⑤相半身片手持ち一教おさえ込み(表/裏)、⑥突き入り身投げ、⑦正面打ち入り身投げ、⑧一教おさえ込み、⑨胸持ち二教おさえ込み、⑩横面打ち(内転換)四方投げ、⑪座っている相手とつなげて立ったら四教呼吸投げ、⑫座技呼吸法、 背伸びの運動 など ②∞(体全体で) ③臍、肚とつなげる ④(スーッと伸びていく) ⑤∞(手でやろうとしない) ⑥ひっかける ⑦深く、浅く ⑧(吸い込む)。(触れてから)スイッチを入れるのではなく入れている。合わせているだけ ⑨杖、剣と決めず状況に応じて使っている ⑩姿勢。握りこまない。ひっかける或いはわっか。何でも良い ⑪つながっている。鍔迫り合い。後はおまけ。 ⑫詰まって腕力にならないよう(体、中心で) ➡合気ガールより:三角体

中心

 月冴える今日この頃、皆様お加減はいかがでしょうか。世の中には知らないことがたくさんある。寧ろ知っていることは僅かに過ぎずその表層を行ったり来たりしているだけ。昔の自分が今の自分を想像できただろうか。結局は認識のストックされているものしか入ってこないのだ。だから新しいものを得ようとするなら見たものを見たまま行う素直な心がないといけない。中途半端にもっともらしい理由をつけてやらないのはどうしてか。何かわからないけどやっていたら数年後とかにどういうわけか変化がある。っていうのを体験してるのになんで!?大層愚かに見える方が終には先になるのだと思う。フィルタをなくして唯行いたいです。 1月18日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち呼吸法/一教おさえ込み、③諸手持ち呼吸法、④一教おさえ込み、⑤逆半身片手持ち呼吸投げ、⑥相半身片手持ち呼吸投げ、⑦正面打ち入り身投げ、⑧逆半身片手持ち四方投げ、⑨(転換)呼吸投げ、⑩正面打ち(手刀を合わせて)小手返し、⑪座技呼吸法、 背伸びの運動 など ②中心からスッと伸びていく。体が進む。入り身或いは転換。 ③片方だけでなく(反対側も)両方使う ④自分の中心の前で ⑤(体全体で) ⑥(内小手/外小手)(渦に巻き込む) ⑦持ち技でしていたのと同じ。つながりを切らさない。∞ ⑧手刀。自分の中心で。四方に斬る ⑨転換。偏りをなくす。合掌している状態が一番強いが(捌いて相手との関係で)外れざるを得ない。それでも合わせているのと同じ ⑩(鍔迫り合い)払おうとしない。自分の中心を守っている。(最初から最後まで)結びを切らさない。 ⑪キャッチする。空間をそのまま。軸 ➡合気ガールより:結びの剣

中心へ力を伝える

 一年で最も寒い季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。阪神・淡路大震災から30年が経ちました。こうして日々合気道の稽古ができるのは幸せなことですね。生かされていることへの感謝を忘れずにさらりと心を持ち直し倦まずたゆまず合気道の修行を続けて参ります。目に見えるもの物質的な慾現代的な価値観を求めるのではなく本当に大切なものが何か。それはこの道を追い求めている中で気が付けばあったもの。體の変化も中身はだいたい刃牙的なエピソードが実体験として現れ虚構を凌駕していますが、私という器に先生方が何か施してそうなってるんでしょう。そして、内面の変化は現代人の多くが概念としては知っているが持ってはいないものが私にはあります。欲したり意図したのではなく育っていた。与えられていたのです。それが私の宝物。大切にしてもっともっと磨くしかないですね。だから稽古! 1月16日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③正面打ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤回転投げ、⑥(転換)呼吸投げ、⑦(腕絡みからの)呼吸投げ、⑧自由技、⑨呼吸投げ、⑩座り技呼吸法 など ③相手を止めて押すのではなく振りかぶって足元へ。 ④今度は前に進ませて相手の後ろへ(相手の奥の肩と合う) ⑤相手を無理に引っ張ったり押さえつけず(斬り下ろしに合わせて中心を崩す)相手が起き上がるのを防いでいるだけ ⑥(相手の腕に絡める)本来は親指側を引っ掛けて相手の掌を上にしてきめる。危ないのでそうならないように受けは注意する ⑦(⑤から喰い込む)(腕絡みで返さずに)接点を使って中心へ力を伝える ⑨(例えば内転換のように遠心力で相手を浮かせて喰い込む)合気落としもできるが呼吸投げで ➡合気ガールより:どこで合わせるのか

(氣の流れ)

 小寒の候、皆様お変わりありませんでしょうか。1月12日には大阪合気会本部道場にて鏡開き式が執り行われました。本部道場の三階に田中万川先生の書かれた「合気道」という看板と、その上には翁先生の「勝速日」の書があります。それと吉田先生の奉納演武について最後に門川繁美先生がお話されました。万川先生が書かれた「合気道」とは開祖植芝先生の目指された合気道のことで、翁先生は相手を斃す、対立するものに留まらず追い求めていかれた。それが勝速日で今日の奉納演武のように相手が襲い掛かってきたときには相手の攻撃できる位置にいない、触れたときには崩している。大阪合気会はずっとそれをやってきているという内容でした。私も大阪合気会の端くれとして少しでも近づけるように、感じられる幅を増やして体現すべく忍耐強く鍛錬と研鑽を重ねて参る所存でございます。 1月9日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③逆半身片手持ち(転身)一教おさえ込み、④四方投げ、⑤回転投げ、⑥小手返し、⑦入り身投げ、⑧自由技、⑨四教おさえ込み、⑩座技呼吸法 など ③(つながった手を斬り下ろして相手が一歩出る)自分が当てにいくのではなく相手が出てくるので当身が当たる(自分はそこにいない)。技をしようとして自分が離れていくのではなく相手が出て来る ④ ③は(一教なので)上から取ったが(四方投げだから)下から→きまる ⑤(③→)外から相手のこめかみへ。足元へ落とすが外れないように ⑥(④→)横に引っ張るのではなく縦に返す ⑦(④→)切る。その手で(導く) ⑨(⑤→)その手で(自然なてこ) ➡合気ガールより:何故その動きをするのか

臍から手、剣が伸びる

 『さし昇る朝日のごとく爽かに有たまほしきは心なりけり』新しい年を迎えました。謹んでお慶び申し上げます。旧年中は大変お世話になりありがとうございます。今年も「一に稽古、二に稽古、三四が稽古で五が情熱!」ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。大晦日の越年稽古では、何かをしようとするのではなく正しい動きの中で結果としてそうなっているようにするという内容を稽古しました。合気道は実践哲学、ただ行動と顛末しかないのが痺れる渋さです。そういうものが他にもあるのか知りませんが私が事実行っているのだからこんなに幸せなことがあるのだろうか。する/しない、見る/見ない、単純であるが故に厳しい。そして2025年も「できるできないじゃなくてやるんです!」ハイ‼ 1月6日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②諸手持ち呼吸法、③(転換)呼吸投げ、④呼吸投げ、⑤一教おさえ込み、⑥逆半身片手持ち(内転換)角落とし、⑦四方投げ、⑧正面打ち小手返し、⑨半身半立ち両胸持ち呼吸投げ、 背伸びの運動 など ②臍下の中心ラインから手が伸びる。片方だけでなく両方の手を使う。 ③(武器を持っているように)反対側も使う。手、腕だけでするのではなく腕に集約される。臍から手、剣が伸びる。(相手が杖を持つ/抜刀する手首を持つ)。転換する捌きの中で自分の中心へ。 ④(③から正座)膝が緩む。ストン。手が下がるのではなく中心、肚が下がる。全体で。 ⑤中心をずらす(球、円)。もう片方の手を出すのは早い方が良い。後からいけない。胴を斬るように(最初からの流れで)体の両側を無理なく使う。 ⑥今度は上から乗せておく(広げる。両方)技と思わずに ⑦(⑥から)相手のばねがあれば四方投げまでつなげる ⑧相手の中心、攻撃のラインを避ける。片方だけでなく返す時にもう片方も添えることで(自分の中心の前になる。片方だけだと外れる) ⑨肘に添える。慣れてくれば下段(⑥⑦) ➡合気ガールより:調和