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導く

 秋分の日も過ぎて、暗くなるのが早くなりましたね。皆様お元気ですか。子どもの頃はあまり良さが分からなかったのですが、おはぎとかお赤飯とか(特に栗の入ったもの)今は本当に美味しいと感じます。こうやって大人になっていくんでしょうか。お餅もそうだな~。さて、私は毎回大相撲があるたび宇良を見ると、そのとき自分が気になっている事をされてるんですが。今回は、捌いたときに相手の前にいない、次の瞬間死角から攻めているという、体の転換というか、合気道ですよね…。それを可能にしているのが、その前の、立ち合いなんだろうな~と思います。そこで自分が吹っ飛んだらどうにもならないし、そのまま進んでいけるときはそうされてます。当たり前のこと言ってますが、それを出来るのは尋常ではないですし、結果勝つのはホンマに凄いと思います。目指せ、もち米女子! 9月25日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③両手持ち(転換)一教おさえ込み、④四方投げ、⑤回転投げ、⑥側面入り身投げ、⑦呼吸投げ、⑧演武の練習 など ③転換して(相手の中に入って)詰まらないように(相手が回ってきて)相手の外になる ④(下からすくって)関節がきまるようになる ⑤(③から)相手の進む方でない方へ捌く。相手が進んで来るように(外側の手で)しっかり導く ⑥ ⑤は外側へ誘導したが⑥は内側、自分の前に相手(の背中)が回ってくるようにする ⑦(③から)四教または一教に取って、腰投げの場合は相手の中へ入るが、入らないで(座って)足元へ(斬り下ろす) ➡合気ガールより:相半身片手持ちの状態

肚からどんどん広がっていくように

 彼岸花が咲き、秋風の吹く頃となりました。季節の変わり目、ご自愛くださいませ。食欲の秋と言いますが、無花果に生ハムをのせたらびっくりするほど美味しいです。お互いの良さを引き立て合うんですよね。先日の大きい会議の際に、重たい荷物(資料等)を段ボールに入れて運びまして、多分合気道というか普段の稽古での体の使い方が役に立ちました。下半身を安定させて、自分が荷物を運ぶというより荷物が私を連れて行ってくれるというか、荷物を追いかけるように、荷物に体を貸してあげる感じで、とにかく荷物に合わせて移動したら私だけが周りを引き離してダントツ首位みたいな感じで到着してました。これが荷物の速さだ!なんですかね、着物のときみたいにととととと…と受けと取りを一人でやってるみたいな感じ?荷物のことはとっても大事に運んだから、私は稽古の時相手の方のことを大事にしてんのやろうかと反省しました。折角物を大事にできたから、次は人! 9月22日(月) ご指導:大槻指導員 ①体の転換、②諸手持ち(転換)側面入り身投げ、③呼吸投げ、④一教おさえ込み、⑤横面打ち(内転換)角落とし、⑥四方投げ、⑦正面打ち一教おさえ込み、⑧逆半身片手持ち呼吸投げ、⑨演武の練習 など ②転換法。(右手と左手が)バラバラではなく一致しているように。 ③肚から突くように返す。道場の端まで伸びていく。 ④(外小手/内小手)肚からどんどん広がっていくように。 ⑤裏三角 ⑥⑦ 斬り上げる、斬り落とす ⑧(広げる→)返す ➡合気ガールより:循環/斬り結ぶ

相手を動かし続ける

 暑さも和らいで参りました。赤とんぼが沢山飛んでいますね。皆様お加減はいかがでしょうか。先日大きい会議をした際にPC機器のトラブルがありまして、その時に消防署の副署長さんが解決してくれました。後で副署長が最初対応してくれた係長に、同じことは2回までなら良いが3回目はしてはいけない。その場合は助けを呼ぶとか他の方法をするように注意されてました。さすが消防士。宮本武蔵も言ってたよな~稽古の時の私やんと思ってとっても心に響きました。それで結局何が起こっていたのかを副署長に聞いて翌日振り返りのミーティングでそもそもの解決策を提示出来たのはまあ良かったです。因みに、なんで同じ対応をしてしまったのかは1つ目の不具合はそれでうまくいったから、固執しちゃったんですね。次にまた別の不具合が起こって原因は他にあったのに状況の変化を冷静に見られなかった。稽古の時は…自分で自分を追い込んで何もできなくなっているという感じですが。そういう自分に打ち克つこと、見たり感じたりできるようさんざめく自己を静めることも稽古です。 9月18日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③正面打ち(内転換)一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤回転投げ、⑥(外転換)四方投げ、⑦呼吸投げ、⑧演武の練習 など ③(攻撃線を外す。中心線を外さない)相手の体が戻らず指先の方へ進んでいくようにする ④(③から相手の背中が出てくるように勧める)腕の長さは決まっている。それより少し遠いと相手は崩れる。遠すぎるともう一歩出て立ち直る。それの繰り返しなので、相手が立ち直らないよう小さい歩幅で動かし続ける ⑤(④から足元へ)相手を動かし続けるには手→肘→肩と同じところを通らないといけない。バラバラになると止まる ⑥(③から)外転換。回る方向が分からなくなれば、当身を入れる気持ちで自然な動きをすればよい。 ⑦(③から)相手の後ろに足が入る。下:合気落とし。相手にぶつかりに行かない。 ➡合気ガールより:相手を止めて入り身するのではない。止めずに動かし続ける

重みを伝える

 9月も半分過ぎましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。今日は敬老の日でした。諸説ありますが、聖徳太子が悲田院を建立した日とも言われています。悲田院は四箇院の一つで、孤児や高齢者、障害者など身寄りがない貧しい人々を受け入れ住まいや食事を提供していました。実は私、この由緒正しい社会福祉法人で働いていたんですよ。大阪にあるので、京都と違うのは、施設に訪れる入所者のご家族さんの服装の自由なところ。娘さんが草野球のユニフォーム(縦縞)で現れたり、息子さんがダースベイダー柄のアロハを着てましたね。一番の思い出は、絶対に入れ歯を外させてくれないおばあちゃんがノロウイルスにかかったときに嘔吐の勢いで入れ歯がビューンと飛んで行ったことです。通勤の時は電車の窓からK-1の武蔵選手が見えたり、環状線の中は異国情緒が溢れてるように感じてました。この時は忙しすぎて合気道をするという発想も無かったです。今稽古できるのは私がその後自分の時間を持つことを優先してきたからですが、今後またパンデミックだロックダウンだと言い出したら何の自由もなくなりますから、いつも稽古できることに感謝して、これが続くようにと祈っております。 9月12日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(転換/斜)呼吸投げ、③(転換/内転換)四方投げ、④一教おさえ込み、⑤入り身投げ、⑥肩持ち呼吸投げ、⑦半身半立ち逆半身片手持ち角落とし、⑧逆半身片手持ち側面入り身投げ、⑨演武の練習 など ②力は抜く。重みを伝える ③(剣先に重みが乗る) ④(突く、斬る) ⑤(バトンタッチ/撫でるように) ⑥下から。中心へ ⑦(裏三角) ⑧(△) ➡合気ガールより:山彦の道/ビートを合わす

相手の動きに合わす

 重陽の候、皆様お変わりありませんでしょうか。熊による獣害が問題になっていますが、生き物にとっては寒い冬が食べ物が少ない一番厳しい季節です。上高地に住むニホンザルは魚狩りをします。元は湖の底であったことから平らな地形に流れの穏やかな川が広がり支流もたくさんあるため、魚が貴重なたんぱく源となっているのですね。狩りの方法は、石をめくって隠れている魚が飛び出てきたところを浅瀬へ追い込みます。冬は雨が雪になるため川の水位が下がって狩りがしやすくなっているそうです。魚をとる時は、両手で鷲掴みの猿もいれば片手でダイナミックにとる猿もいるし、スッと入れてヌッと優しく熟練の技が光る猿もいて個性が見られます。 9月11日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③相半身片手持ち(転換)一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤回転投げ、⑥半身半立ち相半身片手持ち小手返し、⑦演武の練習 など ③相手を無視して勝手に回るのではなく、相手の動きに合わす(相手の肘が下がる→動いて出てくる→転換)。型稽古はやることが決まっているが、本来は相手が何をしてくるか分からない。それが一番危険なので、間合いや目線等で相手が何をしてくるのかを絞る。相手が腕を持っても上げて入れるならわざわざ回る必要はない。上がらないから転換する。稽古のときは相手が何をするかお互い分かっているので、受けが取りの動きを止めることができるが、例えば下げられないようにだけしようとすれば上げて入られれば弱い。それも取りができるから受けが特定の動きのみ止められる選択をできないという状況を取りの方で作る。  ④(③から更に相手の背中を出す)相手が動かなくて遠いから自分が捌いて入るのではなく相手が動いて回ってくるようにする ⑤(③から外へ転換)。(相手が出てくるように)脇を締めてふりかぶる ⑥相手の肘が手首と同じ高さまで下がるようにする ➡合気ガールより:どういう手なのか意識して感じる/手首の回転

手打ちの使い

 ブログを見て下さる皆様、いつも有難うございます。暗くなるのが早くなって参りました。月が綺麗ですね。先生がどんどん凄くなっていっているのか、自分の感じられる幅が増えていってるのか分かりませんから、もう両方ってことにしておこう。さて、60代の同僚が急に明日から来ませんと言って辞めたので皆動揺してバタバタしているのですが、気持ちの問題かなと思います。元々この月末までということだったので、もうその人の仕事も分けていたし、記録も引継ぎもないものの正直言ってそれほど困ることもないです。その人がいなくても問い合わせ先はあるのですから。大きい仕事も控えてますが準備してますし特に支障はないです。一緒に働いていたのにショックということらしいですが、そういうこともしそうな人だったから驚きもないですね。つまり、稽古する中で隙を見つけて対処していくということを繰り返せば、あらゆる状況に対応できるということになります。できるできないじゃなくてやるんです!ハイ‼ 9月8日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②相半身片手持ち入り身投げ、③逆半身片手持ち側面入り身投げ、④諸手持ち呼吸法、⑤逆半身片手持ち角落とし、⑥座技呼吸法、⑦相半身片手持ち回転投げ/おさえ込み、⑧正面打ち入り身投げ、⑨後ろ両手持ち三教おさえ込み、⑩小手返し、⑪両胸持ち呼吸投げ、 背伸運動 など ②(中心から引き出す) ③喰い込む ④曲げ伸ばし ⑤(広げる、伸ばす)→(ストン、ポン!)スパッと斬るように手を叩く ⑥脇を締める ⑦スパッと。突いて斬る。振りかぶる、斬り下ろす ⑧ (②を叩いて音が鳴るように) ⑨(⑤→⑥→⑦⑧) ⑩ ⑨は上、⑩は下の手首を取る ⑪(座ってお辞儀)いきなり行こうとしても行かない。もらう ➡合気ガールより:火花/名前を呼ばれてハイと返事するように

重みが自然に丹田へ落ちる

 『白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける』皆様ご機嫌いかがでしょうか。桔梗や百日紅、蓮の花が鮮やかに咲き開いています。重要文化財である旧三井下鴨別邸へ行って参りました。近代京都で初期に建設された主屋を中心に、大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されています。お屋敷も素敵ですがお庭も美しいのです。1階の座敷から大正ガラス越しに見るのも、お庭を歩いてみるのも違った風情があり、2階から見下ろす景色は格別ですね。前のお手本を見るとき昔のスーパーファミコンの横スクロールゲーム的な画角に処理しがちなんですが、今の昆虫図鑑みたいに360°、俯瞰でもズームでも見えるようになれば、きっと…ん?順番逆かな。できるから見える?いや相互関係、稽古あるのみ! 9月6日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち体落とし、③呼吸投げ、④呼吸法、⑤四方投げ、⑥諸手持ち一教おさえ込み、⑦手合わせ(下がって)角落とし、⑧正面打ち小手返し、⑨肩持ち一教おさえ込み、⑩座技呼吸法、 背伸運動 など ②(イヨーッ) ③肚、中心から引き出す ④(重みが乗る) ⑤中心に集める。しっかり曲げる、しっかり伸ばす ⑥袈裟斬り。曲げる、伸ばす。重みが乗る ⑦下がる。剣先に重みが乗って丹田に自然に落ちる ⑧(斬り下ろす)重みを返す ⑨(中心。袈裟斬り。しっかり曲げてしっかり伸ばす) ⑩三教…締める、四教…絞る。丹田の鍛錬にもなる。それだけではないので二教…手首で乗り越える。 ➡合気ガールより:相手を利用する

相手が前に出てくる

 実りの秋を迎え、喜ばしいかぎりですね。皆様お元気ですか。ふるさと納税の果物や新米が届きました。てっきり忘れていたのでプレゼントみたいで嬉しい。さて、京都市の人口ピラミッドの割合と道場のそれとは似ていると思います。特に地方圏では人口の減少や少子高齢化によって地域づくりの担い手不足という課題に直面しています。京都市は政令指定都市ですが少子高齢化の波は私の子どものころから実感としてありますね。担い手不足に対して、観光に来るだけの交流人口と居住している定住人口の間に、住んではいないが地域に関わる関係人口を増やすことが提唱されています。左京区広河原の松上げ神事等は地域に住んでいない親戚等も参加して行われているそうです。当道場としては交流人口も関係人口も定住人口も全部増やして、どんどん人が来てくれる状態を目指したいですね。エイ、エイ、オー‼ 9月4日の稽古内容 ご指導:門川師範 ①体の転換、②受け身の練習、③逆半身片手持ち一教おさえ込み、④入り身投げ、⑤回転投げ、⑥ストレッチ、⑦三教おさえ込み、⑧自由技、⑨四方投げ、⑩座技呼吸 など ③(地)外に捌く。相手が前に出てくるように(回転を伝える) ④(③から入り身) ⑤(③から足元へ)相手の肩~頭が下がる。起き上がれないようにする。 ⑥(天)相手の腕の内側に自分の手があるので攻撃を防げる。最初から外にあると防げない。 ⑦(⑥から)くぐるようにして(転換)。捌いたときに相手の肘が前に出るようにする。 ⑨(座って四方投げ)。相手の手だけでなく体が下がるように。相手にどこまで伝わっているのか。肘までなら肘が下がる。 ➡合気ガールより:半身とは/捌いた後は同じ状態

絡ませる

 初秋の時季となりました。まだまだ猛暑が続いております。お体おいとい下さい。さて、合気道に限らず自らが現在進行形で成長していると感じますが、合気道が実践であるからこその一つの現れと言えるでしょう。たとえば内面の変化でも半年、1年前と比較して以前の私とは同じではありません。色々あって上司が変わり、人事の関係で他部署と兼務されています。その為、上司の立場が重層的且つ多面的になっており、上手くいかせば多方面にとって良い働きができそうですが、或る問題に対してどの立場を使い何を発信するのかを、場当たり的ではなく目的や効果を理解して行う必要があります。冷静に判断できるように整理してサポートしていくのが私の役割かなと考えてやっています。 9月1日の稽古内容 ご指導:吉田師範 ①体の転換、②逆半身片手持ち(内転換)(一教)呼吸投げ、③(一教/二教)おさえ込み、④突き(内転換)呼吸投げ、⑤相半身片手持ち呼吸投げ、⑥横面打ち(内転換)一教おさえ込み、⑦諸手持ち十字投げ、⑧逆半身片手持ち入り身投げ、⑨相半身片手持ち(手合わせ)小手返し、⑩逆半身片手持ち呼吸投げ、 背伸運動 など ②すり上げる。撫でるように ③絡ませる(中心を捉える)。 ④撫でるように→首筋と2点で。あまり抑えようとせず、結び。 ⑤絡ませる。袈裟斬りまたは手鏡(剣)を返す ⑥下からすり上げる。スッスっと ⑦中心と中心を絡ませる。(肘のコントロール) ⑧(てほどき)相手の手首が見えている…上から、見えない…下から。自分の向きと剣先の向きを揃える(無理に捻らず押し出す) ⑨(誘う)→相手は下ろそうとする→それを取り返す。後ろ両手取りにもなる。ストーリーがある。 ⑩(最初と同じ) ➡合気ガールより:陰と陽の繰り返し